finalventさんが料理の入門のさらに前の話を書いてる。
この中で、
5.圧力鍋は不要。これは一種の面白グッヅ。
と書いてある。まぁ面白グッヅとは思わないけれど、確かにいらない。
私のお料理記事をよく見れば、圧力鍋が出て来ないことがわかると思う。そりゃそうだ。私は持ってないんだから。これは「欲しいけど持ってない」のではなくて、「いらないから持ってない」のだ。
圧力鍋が便利そうな話はよく書かれているし、母親も持っていて使っていた。それを見れば、確かに便利だとは思う。だけど、多分私はこれからも買うことはないだろう。
なぜ私が圧力鍋がいらないと言うかと言えば、
圧力鍋で作るものはイマイチ
だからだ。
確かに、固いものがすぐ煮えるし、魚も簡単に骨まで食べられるようになる。豆を煮るのに2日がかりということはないし、シチューの肉もすぐ柔らかになる。でも、これを見ればわかるように、圧力鍋というのは「本来時間がうんとかかるものを、短時間でやっつける」ためのものなのだ。
それで何も問題がなければ構わないのだけど、実はそうではない。たとえば、
- 肉類を煮る時は蓋をしないのが基本なのだが、圧力鍋は蓋がされている
- 蓋がされているのでアク取りが出来ないし、様子が見えない
- 急激に無理やり火を通すので、火の通り難いものは外側がふやける
等々の問題がある。つまり、そのまま時間をかけて煮るよりも、美味しくないものになってしまう。早く作れるということと、味がトレードオフになってしまうわけだ。
そんなわけで、圧力鍋というのは、かなりの上級者が特性を理解しつつ手抜きをするために使うものだということになる。「これから料理をしようと思っている人」や、「料理は時間がかかるもの」と思っている人にとっては不要だし、「多少時間がかかっても美味しいものが食べたい」という人にとっては無用だ。
確かに「圧力鍋を使えば固いスジ肉も簡単に柔らか」になるのだけど、時間をかけて普通に煮ても柔らかになるし、そっちの方がおいしいのだ。また、似たようなことは炊飯器で出来ることも結構あるので、ますます圧力鍋はいらなくなってしまう。
それなりに重く、場所を取ってしまうものでもあるので、よほどのことがない限り持つ必要はないと思う。似たようなものが欲しかったら、厚手で熱伝導のいい材料で作られた寸胴がある方が、ずっと使いでがあるだろう。
ガルバンソやインゲンのような豆の類をおいしく食べるにはあると良いと思うのだけど。
それも水に漬けてゆっくり煮るのが良いかと。
毎日玄米なので必須です。。。
玄米でも高圧で炊くと栄養素壊れるし、ぐずぐずになりがちなので低めの圧力で使いますが。
あと、「# 蓋がされているのでアク取りが出来ないし、様子が見えない」ですが、普通の鍋でも最初の間だけアク採りをしてから蓋閉めるパターンが多いと思ってるので、圧力鍋でもアク採りおわってから圧力かけるでも同じようなもんじゃないですか?
玄米は普通の電気釜でも炊けますよ。確かにあれに限り、圧力釜の方が良いかも知れませんが。
私は「アク代官」なんで、アクはずーっと取ってるんです。それにまぁそこまでアクを気にしな人でも、獣臭くならないように、肉類を煮る時には、原則的に蓋はしない方が良いと思います。てか、私はまず蓋はしません。