Vistaの感想

こないだからVistaを使っているわけだが。

最初はまぁ慣れないせいもあって若干とまどったりもしたけど、半日もしたら別にどうってことはなかった。Vistaは散々いらない子扱いされていることは知っているし、実際今まで入れてみるモチベーションはなかったのだけど、ここ数日はVistaばかり使うことになっていた。

そんなにたいそうなことじゃないけど、率直な感想として

言う程ダメでもないじゃん

と思った次第。

もちろん「不慣れ」であるので、「これどうするんだ?」的なことはいっぱいある。でも、「不慣れ」と言うことであれば、Windows全般にそうなので別にどうってこともない。つまり、

どうせわからんことはわからん

と言うだけだ。

逆に考えてみると、Vistaが使いにくいと言ってdisってる人達は、多分それなりにWindowsには慣れているんじゃないかと思う。XPや2000の時に「○○はこうすればいい」的なことをいっぱい知っていて、その常識が通用しないから「使えない」と結論しているんじゃなかろうか。私も「XPではこうだった」的なことは結構思ったものだけど、どうせ違うものは違うのだ。

そんなわけで、あまりWindowsに慣れていないという身にしてみれば、言う程悪いものじゃないし、むしろ使いやすいのではないかと思ったくらいだ。

じゃあそれで良いかと言えば、あまりそうじゃないと思う。確かに私のように蓄積のない者にしてみれば「わからんことは大差ない」わけだし、「これはこれで使い良い」と思うことも多々あるのだけど、同じ「Windows」という商品としてこれで良いかと言えばそうは思えない。

確かに単体では使いやすく、よく考えられているなと思う。でも、これは「長年使って来た人々」を裏切った結果でもある。不便なものであっても不便なりに慣れて来て、それで習熟して来た人達にしてみれば、「ほーらこんなに便利でしょ」と出されるよりは新しく覚えることは少ない方がいい。今までの「蓄積」が活かせる方が、いろいろと便利で良いはずだ。私のような万年初心者だったら、「こっちの方が習熟も早い」と喜んでいればいいけれど、「ベテラン」として使って来た人までが、同じスタートラインに立つというのは、いろんな意味でムダだろう。

「いや、やっぱり基本がわかっていれば慣れるのも早いですよ」というのもわからんではないけど、その「基本」は別にWindowsである必要はない。MacでもLinuxでも「デスクトップで使うコンピュータ」の一般的な常識で十分だ。もちろん「Windows用語」に慣れているという分だけは差があるんだろうけど、逆に言えばその程度の違いでしかないとも言える。

とか考えると、「Widows Vista」というのは、単体のプロダクトとしてはそう悪いものではないと思うのだけど、「Windowsのバージョンの一つ」と考えるとどうなんだろうなと感じる。

よく言われる「重さ」については今回はまるで関係ない。メモリは12GBあるし、CPUは8個ある。VMがメモリもCPUも使い切れないので、リソース的には余りまくっている。Windows上で動かしているのは、いわゆる「インターネット」とXくらいなので、軽いとか重いとかなんて気になるレベルですらないので、今回は別に感想はない。

Vistaの感想” への1件のコメント

  1. ごく一般のWindowsユーザーからするとVistaが劇的に変化したというより
    許容範囲かもしれません。
    参ったのは、Office2007のあまりにも
    過去の操作性を無視した変更にあります。

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