電車男

今日は定期検診だったので、鴬谷へ。

検診の方は特に問題らしきものを指摘されなかったので、良かったとしよう。いつも高脂血症が指摘されるのであるが、今回は治療中ということで指摘 されなかった。体重が去年の計測よりも5kg以上軽くなっているのだが、B判定ということで「もっと痩せろ」と言われる。言われんでもわかっとーわい。あ と9kgだよ。

帰りの電車で、空席があった。そこに遠くからやって来て、酔っぱらったじじいが座った。顔色を見ると、相当肝臓を悪くしているようだ…という ことを見るのは、内臓を患った経験があるからか。とにかくそのじじい、ほとんど予定調和的に何やらわけのわからないことを喋っている。

一緒に乗った役員Aと「これは電車男出現のチャンスか!」と話していたのだが、肝心の電車男候補がいない。ふと見ると酔っぱらいじじいの横に ちょっと頭髪の不自由な青年がいた。荷物や雰囲気からすると、どうもヲタっぽい。「じゃ、電車男はとりあえずこいつということで」とまとまる。

と こ ろ が !

肝心のエルメスがいない。若い女性が乗っていないわけではないのだが、近くにエルメスをプレゼントしそうな品の良い若い女性がいないのだ。思いっ きし感謝したところで、せいぜい100円ショップのカップくらいで済ませそうな「ねーちゃん」はいるのだが、エルメスはいない。これでは電車男が成立しな い。せっかくおあつらえ向きの酔っぱらいいじじいがいると言うのに。

「肝心のエルメスいねーじゃん」とか話しているうちに、酔っぱらいじじいが暴れることもなく、電車は特に混乱もなく御徒町に着いてしまった。我々が地団駄踏んだのは言うまでもない。

「じじい。これからも長生して若者にチャンスを与えてやってくれ」