日経システム構築

最新号が来たので読む。

レポートの類は、日経コンピュータよりもかなりポジティブである。事例は成功事例が主だし、問題克服系の記事も多い。

中の記事で、ベンダがビビったのでLinux+JavaをやめてWindows+.NETにした話が出ていた。このベンダを「いくじなし」と罵る のは簡単であるが、遊びでやっているわけではないのだから、確実にやれる戦略を取ったというのは正しい判断だと思う。流行りものに流されないで、自分たち の得意な土俵に持ち込むというのは、「顧客あってのシステム開発」という点でも好感が持てる。システムの中身が泥臭いものであろうと、最先端の技術を使っ ていようと、それはエンドユーザには関係のないことなのだから。

問題は将来性なのかも知れないけれど、この不透明な時代に「将来って何だ?」と言い出すと何も言えなくなってしまう。無論、やっつけ仕事でやられても困るのであるが。

この手の最適化に成功した例を見ると、なぜか「ザマーミロ」な気分になる。この「ザマーミロ」の対象は、金ばかり高い、新技術ばかり持って来るメーカ系ベンダに向けられているわけだが。