毎日新聞の例の件が鎮火しないわけ

【毎日新聞“変態”報道問題】
おわびは「若手ねら〜社員」に任せろ

という記事が出ている。この記事の「落ち」はそれなりに面白いんだけど、多分この「提言」の通りにやっても鎮火はしない。なぜなら、一番大事なものが抜けているからだ。

件の記事は2ちゃんでスレが立っていて、

【変態報道】 「毎日新聞、対処大失敗」「2ちゃんねらーの怒り=一般ユーザーの怒り」「若手ねら〜社員に対処任せろ」…伊地知晋一氏

というのがある。だいたいまぁいつもの2ちゃんなんだけど、ここに鎮火しない理由の本質が書いてあるコメントがあった。

71 :名無しさん@九周年:2008/08/07(木) 10:43:04 ID:T0/41dcV0
こういう記事に「当人が悪いことをしてるのが悪い」って観点が出てこないのは何故なんだぜ?
対応が悪いなんて二の次の話だろうに

つまりはこれだ。

対応が良い悪いなんてのは、小手先に過ぎない。「当人が悪いことをしている」という自覚がなかったら、「誠意」なんてあろうはずがない。あろうはずがないものは、示せようはずがない。示せようがないから、鎮火しようはずがない。

だから、件の問題はネラーが云々の話ではなくて、

悪いことをしたという自覚があるか?

という話だ。

もちろん倫理に対する認識の違いはあるだろうが、もしそれで本当に自分が悪くないと思うのなら、小手先の謝罪なんてしないで正当性を主張すればいいだけ。主張出来るだけの正当性を主張出来ないで、「しょせんネットの一部の人達だから」という理由だけでスルーするというのは、謝罪するにしてもしないにしても、ツジツマが合わない。風の息づかいを感じても、多分ムダだろう。

毎日新聞の例の件が鎮火しないわけ” への3件のコメント

  1. 首謀者が社長になってしまうと、この手の祭りが原因だからという単純な理由で降格人事は出来ないわけで、結果的には具体的なマイナス事例や結果が出た点で責任を問う形にするしかない。
    他の新聞社は沈黙、行政も動く気配は見えない状況で、社会的にどのくらい拙かったかというモノサシが使えない状況だと、この睨み合いは暫く続くんじゃないかと思うよ。

  2. ogochanに北京五輪についての感想を聞きたいので、ちゃんと考えておいてください。ogochanも五輪も大好きなので、ogochanがどう感じたのかが知りたいです。カテゴリにスポーツ関係がないところを見ると、全く関心がなさそうかな。

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