同じことは多分大勢の人が思ってるような気がする。
私は一応はてなのアカウント持ってるけど、基本的にほとんど使ってない。使うのは星付けくらい。はてブはつけられる一方で、自分からつけることはない。なので、先日の「群集の叡智サミット2008」で「はてブ使ってる人」と聞かれた時に挙手出来なかった。id:naoya氏には申し訳なかったけど。
なんで使わないかと言えば、池田信夫がグダグダ言うからじゃなくって、
id:ogochanが取れなかった
から。
「ogochan」なるidは、メインフレームを使っていた時代からずっと使っているidで、私が常用しているコンピュータやネットサービスで使っているものだ。私にとってネット上では「生越昌己」という名前よりも大事なものなわけだ。
ところが、はてなではogochanというidが取れなかった。しょうがないので「ogocha」になっている。「おごちゃ」には微妙に嫌な思い出があるので、出来ることなら使いたくないし、「コミュニティ」な世界では出来れば「おごちゃん」でありたい。
はてなではidがかなり重要なものらしい。そんな世界で「id:ogochan」が使えないとなると、当然ながらはてなを使うモチベーションは下がる。はてなのサービスは悪くないどころか上々であるがゆえに、もったいなくてしょうがないと思うのだけど、既に確立してしまったidが使えないというのは致命的だ。そうしてみると、はてなというサービスは新しくブランドを起こすことには使えても、既にあるブランドを強化するという方向には使えないとも言える。
これが「おごちゃん」のようなかぶりにくいものでもそうであるから、「けんちゃん」だの「ひろ」とかのように、そこらじゅうにありそうな人だとどうなるんだろうと思う。後に枝番がついているのが普通だと考えるのだろうか?
これがネットバンキングのような、コミュニティ的なものと関係のないサービスであれば、「ogochan0123」みたいなidでも構わない。どうせ自分でそれを見るのはloginの時くらいだし、他人はもっと見ない。単なる記号以上の何物でもない。
こうして考えてみると、ネットサービスにおいてのid(のようなもの)をどう扱うかというのは、非常に大事なことだと言える。この辺をうまく考えておかないと、せっかくサービスが良くても、使ってもらえないことになりかねない。また、この問題は実は後発のサービスほど深刻だ。なぜなら、後発になればなる程、既にidが確立してしまった人が利用者になるからだ。
まぁそんなわけで「id:ogochan」は私じゃなくて別の人です B)
ああ、私もid:ataruが先に取られていたから
そこで諦めたんだった(^^;
草の根からだとかれこれ20年これで通してるし。
(日経mixだけが例外)
ブクマコメ見てたら、同じ思いの人が大勢いるのでワロタ。
やっぱりidって重要。
id:Ogochanやid:OGOCHANはあいてますよ。
ええ。コメ見て気がつきました。
でも、それはそれでまた嫌な仕様だし、「ogochan」は全部小文字 or case insensitiveであって欲しいのです。
うーむ。意外な理由でした。たしかにIDが前面に出てしまうサービスだと致命的ですね。
僕の名前は幸いかぶるようなものではないので、そういう目にあったことはないですが。
昔は「おごちゃん」はちっともかぶらなかったんですけどね。今だって、twitterやGMailではかぶってないし。
で、油断してたらあちこちでかぶっているとゆー。
hyoshiokというのは前の会社のメールアドレスから来ているのだけど、色気もへったくれもあったもんじゃないが、それでも、かぶらないという僥倖でもう10年以上愛用している。
しかしUnixのアカウントが昔8文字という制限があったので、Hiro.Yoshiokaとかじゃなくてhyoshiok(8文字)になったというのは、まあ偶然の産物である。
当初は嫌でしょうがなかった(だせーなUnixとか思っていた)。
だけど10年以上付き合っていると愛着以上のものが出てくるのである。
そういう無粋なidの方がかぶりにくいのかも知れませんねぇ。
idってのは名前に匹敵する、人によっては名前以上の価値やアイデンティティがあるものなんですよね。
id:ogochanはダイアリーを一個も書いてへんやんけ!! 要するにドメインゴロみたいなもんか。そーゆーのを「melcoinc状態」と呼んでます。
まぁもったいないとは思うんですが、「よこせ」と言えるもんじゃないですしね。
この辺、サービスデザイン的に対策が取れるといいなぁと。だからカテゴリは「システム」なんです。
そういえば私がgmailを使わない理由も似たものがありまして。gmailではローカルパートが6文字以上でないといけないそうなので「h12o」@gmail.comは取れません。そして、「じゃあGmail使わなくてもいいや」となってしまうのです。
ところがGmailの仕組みを使っている他のウェブメールでは4文字でも取得できたりするので、余計Gmailはもったいないなあ、とも思ったりします。6文字以上を強制したいGoogle側の気持ちはわからなくもないので、「だからGmailはダメだ」とも思わないのですが…。