よし、申告まで頑張ってみるか

またはぶにっきから。って、さっきのエントリ書いてる間にLifereaがfeed取ってたのさ。

会社の1期が終わった(3月決算)。申告をどうしようかというのは深刻な悩みであったのだが、はぶにっきの

他人に頼っちゃ自信はつかない

を読んでふんぎりがついた。申告は自分でやろう。

元々、経理は自分で勉強してやっていた。多分、それなりの人が見たらつっこみどころ満載なんだろうけど、あれこれ本やwebで学びつつ伝票起こすのは、それなりに面白い。「これくらいなら作れるな」という感触もある。

経理のキモはやはり振り替え伝票の書き方で、これをどうするかがうまくやれるかどうかのポイントだろう。で、この辺の仕組を知るというのは、経営の基礎知識としては重要。もちろん「経営者」が細い数字が読めたりとか、伝票が書けるかどうかなんてのは本当はどうでもいい。だけど、こういったことの「センス」を体験しながらやってみることは悪いことじゃない。

経営 != 経理

であることを忘れなければね。

で、ここで申告をする季節がやって来て、どうしようかなーと思っていた。

1つの考えは、「最初はやはり専門家に教えてもらう」ということ。我流でいきなりやるのは、やはり問題がある。次からは自分でやるにしても、最初くらいはちゃんと教えてもらっておけということ。

もう1つの考えは「最初だから自分でやる」ということ。他人に任せるのは、会社の規模が大きくなってからでもいいだろうし、「失敗」は規模の小さいうちの方が傷が浅い。失敗を踏まえて知識習得するのもいいだろうということ。

どっちもそれなりに正しい。もちろん「初年度から専門家を頼む」という手もある。これも正しい。何しろ

餅は餅屋

だから。

で、散歩の時に会計事務所の下(コース内には結構ある)を歩きつつ、「頼もうかなぁ」とか迷っていたわけだ。規模が大きくなったら、他人を頼むのはもちろん正しいから迷う余地もないんだけど、小さいうちはいろいろ考えてしまう。

で、はぶさんの日記を見て、1期は申告まで自分でやろうと。

経験上、どうせ1期目の決算は3年後くらいにつっこみが来る。その時には税務所に「おみやげ」をあげなきゃいけない。それはもう通過儀礼みたいなものらしいから、きっちりやっていようがいまいが、どうせいくらかの追徴は来るものと思った方がいい。じゃー、むしろつっこみどころ満載なくらいの方が幸せだよね。また、どうせそんなものが来ると思っていれば、多少稚拙でもいい。それよりは、その分を「授業料」と納得出来るように、自分でやっておいた方がいい。税理士に金払って、税務所に金払ってじゃあねい。

また、税理士でうまくやって節税しても、どうせ税理士に金がかかる。もちろん科目がまるっきり違うから税理士に払う方がお得なんだけど、初年度なんてどっちに転んでもたかが知れてる。スタートアップ企業は(って書くとかっこいいな)金がないから、「支出」そのものが問題であることの方が大きい。だから、科目的税務的に得をしても、支出が増えたらあまり嬉しくない。

まぁそんなわけで、今回は自分で申告することに決めた。頑張って勉強しよう。何年もやる気はないけど、やっておけば「センス」も身につくさ。