クッキーがそこそこ勘でも作れるようになったので、いろいろなバリエーションを作ってみている。
硬く重めのクッキーを大きく焼くと、飯の代わりになるということを発見したので、レシピをまとめておく。
原理
いろいろ作ってみて、クッキーというものは
少しの水分と多めの油分で小麦粉をこねて焼いたもの
だということがわかった。油分が少ないと単に硬いだけのものになり、水分が少ないとサクサクする分まとまりが悪い。また、溶けやすい油分だと表面がザラついておいしくない。甘いクッキーだと、これは糖分を増やすことによって防ぐことが出来る。
材料
材料は例によって適当なのだが、
- バター50g
- オリーブ油50g
- 卵5個
- 砂糖50g
- 黒糖50g
- 小麦粉700g
油分が少な目に見えるのだが、実際あまり多くない。今回は硬めに焼くことを目的としたので少ない。卵が多めなのも、硬めなのも同じ。黒糖も入れてみたのは、砂糖ばかりだと味に深みが足らなくておいしくなかったから。飯の代わりに食うので、小麦粉は大量w
作り方
まぁありがちのクッキーの作り方だ。
バターを柔らかくなるようにちょっと暖めて練ったところに、オリーブ油を入れる。バターとオリーブ油がうまく混ざったら、まず卵を1つ入れてよく混ぜる。以下、卵は1個入れては混ぜて… とすると、うまく混ざっていい。途中で砂糖も入れるとクリームつーかマヨネーズみたいなものになる。ここに黒糖を砕いて入れる。
黒糖は砕いて入れただけではうまく溶けてくれない。ここで意地になってかき混ぜ続けるという手もあるのだけど、「ま、いいか」メソッドを発動してしまっても構わない。どうせ焼いてる時に適当に溶けてくれて、ちょうどチョコチップを入れたような感じになってアクセントになる。
この混ざったところに、小麦粉を入れる。私はふるいながら入れたんだけど、別にダマにはならないようなので、そのまま入れてもいいんじゃなかろーか。
生地の堅さは適当に。緩めにするとサクっとした感じになるし、堅めにすると重くなる。「飯の代わり」ということなら、堅いくらいの方がいい。堅さの調整は小麦粉の加減で可能。私は麺棒で延ばした時にギリギリに割れない程度の堅さにした。
しばらく寝かした後、オーブンの天板に油を敷いてその上で麺棒で延ばす。天板の縁の厚さになったらもう延びない。これ、あたり前。そこまで延びたら、適当な形に切れ目を入れる。ちょうどカロリーメイトくらいの大きさにしてしまう。
あとは180度のオーブンで20〜30分焼く。
焼いた直後は食ってもおいしくないし、すぐ崩れるので、冷めるまで放置。この時、オーブンの扉は開けておく。その方が早く冷めるし、湿気も飛ぶ。
食い方
出来たものは、ほんのり甘く、よく噛みしめるとおいしさを感じる。とは言え、
パサパサしている
という欠点があるので、お茶やらジュースやらと一緒に食うといい。野菜ジュースとセットだと、程々小腹の減った時の腹の足しになるし、栄養もそこそこ。湿気させたり酸化したりさせなかったら日持ちもするので、日曜日にいっぱい作っておいて、朝食にするとかいいと思う。それもあるので、「小麦粉700g」なんつー暴挙に出たわけだな。