女の子の荷物は持つものか?

ライフハック的には「男が女の荷物を持つべき、これだけの理由」とか書くべきなんだろうけど。

大勢でも1人でもなく、女の子と二人でお出掛けをする時、それは「デート」かも知れないし、「同僚と増設カードを買いに出掛ける」でもいい。その時に、女の子の荷物は持ちますか?

私は、自分の荷物が多い時とか、相手が強硬に嫌がった時は別にして、原則的に持つことにしています。

以下については、女性からのみ反論を受けつける。男で反論したくなったら、それは「非モテへの第一歩」と思ってぐっとこらえろ。理屈じゃない。

まず、これはあくまでも私の目線の話でしかないのだが、男と女がセットで歩いていて、女の方が荷物が多いという状態は、なんとなくダサく感じるのだ。また同じように、男の方が山盛りの荷物を抱えていて、女が何も持ってない状態もダサく感じる。前者は男の気遣いの不足を感じてしまうし、後者は女の気遣いの不足を感じる。そればかりではなくて、「男は(女は、この人は)女に(男に、私に)奉仕するもの」みたいな、固定的な立場の違いを感じさせてしまう。「それはお前だけだろ」と言ってもムダだ。私がそう感じるということは、「世の中にはそう感じる人が少なくとも1人はいる」ということなのだから。

おまけに、「よけいな妄想」をかきたてる。恋人や夫婦に見えたら、「尻に敷かれてるんだな」的なものを感じるし、同僚に見えたらパワハラっぽいものを感じる。もちろん当人達にはそんな意図もなければ関係もないことがほとんどだろうけど、そう妄想してしまうのが他人の無責任な目だ。赤の他人ばかりならいいだろうが、地元でやっていたら「どこの誰」ということがわかっていなくても「ああ、あの人達」みたいに把握されてしまう。これはちょっと恥ずかしい。

なので、そこで「体力応分の荷物」になるようにバランスを計るわけだ。

ところがこれには罠がある。

男ってたいてい普段は手ぶらで歩いてるのが普通だと思うのだが、女は男が手ぶらで歩いてるような時でも、何らかの荷物を持っている。何が入ってるか知らないが、最低でもバックを1つ持っている。これは「かっこいいおねーさん」でも「腐女子」でも同じで、日本に住む霊長類ヒト科の雌の個体には普遍的に見られる習性だ。多分、ブラつけることを忘れても、「バックを1つ」と言うのは忘れないんじゃないかとゆー勢いだ。

そうすると、「荷物」という観点でいうと、常に1つハンディがある。「買いものに行くぞ!」と気合を入れて出掛ける時には、それなりの荷物の量になるから、普通に配分すればいいだろうと思うが、「ちょっと買った」な時はそれ程荷物も多くない。そこに「ハンディ1」がある。となると、結局

女の子の荷物は持つもの

という結論になってしまう。だから、論理的に考えて他人に妙な妄想を抱かせたり、二人がいやな関係になったりしないためには、デフォルトで「女の子の荷物は持つもの」と思っておいて間違いはない。ここで「俺上司だし」とか言ってもダメだ。外の人が見れば、そんなことは関係ない。

ところが女は女で、「荷物を持ってもらうことを嫌う」ことが少なくない。二人でいてもあまり好ましくない人間関係だとか(嫌な上司と無理やり買物とか)、「自分のものは自分で管理する」という習慣を持っているとか。もしかしたら「あなた」が怪しい人物だとか信用がないとかかも知れない。

人間関係的に敬遠されているのであれば、素直に従おう。さらに嫌われる必要はない。でも、そうでなかったら、多少強引であっても「俺が持つ」と言った方がいい。

ことさら人間関係的に「持って欲しくない」と思われてもいない時に、持ってあげることを拒否されるのは、多くの場合「そういったシチュエーションに慣れていない」からだ。つまり、今まで一緒にお出掛けした男がそういった気遣いをしたことがないものだから、単に荷物を持ってもらうに過ぎないことに特別に深い意味を感じたり、申し訳ないと思ったりするから、拒否してしまう。本当に持ってもらうことが嫌な人に無理強いするのはナンセンスであるが、そういった「慣れていないだけ」の人には、そういったことを経験させてあげるのは悪いことじゃない。

「え? 男の人に荷物を持ってもらうなんて初めてで」

とか言われたら、「中略」して萌えろ! ↑は、

「え? 男の人… 初めてで」

だろ。単なる同僚、あるいは「恋人未満」だったら、そこで「それ以上の何か」が始まるかも知れないw

ここで「え? こいつとそんな関係になっても」とか思ってやらないのは、それは非モテへの道だ。人は人の行動を見ているものだし、そういったことを言うからには「お前」もあまり経験がないんだろ? だったら、そういった「どーでもいい女の子」で練習しておくのも悪くない。失うものは何もないし、得るものがないわけじゃない。万一、眼中にない女の子が勝手に萌えてしまったら、その時は

別に下心あってやってるわけじゃねーし

と言えばいいだけだ。こういったことは、下心の有無に関係なく、やっておいた方がいいし。

だから、そういった機会があれば、迷うことなく持ってやれ。別に多少荷物が増えたところで、腹がよけいに減るわけでもないし、金がかかるわけでもない。もしかして万が一、何らかの脈があったら飯くらいおごってくれるかも知れないし、それがなくても他人は好意的に受け取ってくれているはずだ。

PS.

ただし、「荷物」と言っても、明かに女性のプライバシーに深く関係のあるものは持ってはならない。「ハンディ1」の荷物もそうだし、「この後会う彼氏へのプレゼント」もだめだ。