剃刀

私は髭は剃刀で剃る。その方が深剃りができるし、何よりも剃り残しが出ない。私は風呂は朝に入るので、風呂に入っている時に剃ればいいだけなので、そう手間のかかることでもない。と言うか、電気髭剃りで剃る方が剃り残しを気にすると手間がかかるように思う。

そろそろ剃刀の切れ味が悪くなって来たので(なぜかこれはある日突然気になりだす)、刃を交換した。いつも不思議に思っていることなんだけど、刃よりも明らかに柔かいはずの髭しか切っていない刃が、どうしてだんだんなまって来るのだろう。もちろんこの理由を「科学的」に考えれば納得することではあるのだけど、どうも感覚的に納得できない。刃よりも堅いものを切っているのであれば、だんだん切れなくなるということも納得しやすいのであはるが。

ということを考えた時に、いわゆる「こみゅにてぃ」な世界で私を攻撃して来ていた「名無しさん」のことを思ってみた。誰も「そんなの気にならないでしょ」とか「無視してりゃいいんだよ」とか言うわけだし、私としてもこいつらをバッサバッサと切り捨てることは、結構快感だったりした。まぁつまりは「剃刀で髭を剃る」ようなものである。こっちよりもいろいろな点で「下」でしかない「名無しさん」なので(本当に私より偉いなら、実名でもいろいろ言えるだろうけど、そんな人達からメールなんてもらったことは一度もない)、切ったところでどうということはない。ところが剃刀と同じで、明らかに柔かいものばかりを切っていても、結局刃が切れなくなってしまう。

柔かいものしか切ってないからと言って、刃がずっと切れるかと言えばそうではないのである。

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