MUAを変えてみた

朝起きてメールを見たら、突然Thunderbirdが発狂したのでMUAを他のものにしてみることに。

うちではメールはimapにしているので、imapに対応してさえいれば一瞬で切り換えられる。

まずThunderbirdに何が起きたかと言えば、HTML付きメールの画像を表示させようとしたら、いきなりFireFoxを起動して、パーツ単位に表示させてしまったのだ。Thunderbirdをどうしても使いたければ原因及明して直すところなんだけど、Thunderbirdのいくつかの仕様が気に入らなかったことと、Mozilla財団が嫌いなのとあって、いい機会だと切り換えることに。

LinuxではSylpheedがわりとよく知られているMUAなのだけど、どうもimapの動作が気に入らない。余分なfetchが多くて重い感じがするのが嫌なのだ。また、フォルダにsubscribeという概念がない(ように見える)ので、フォルダを全部表示してしまってうっとおしい。「消す気もないけど見たくもない」フォルダが見えるのは、なんとなく気分が悪い。

KMailとか良いらしい話も聞かないではないが、KDEと言うかQtなものはどうもUIが好きでないので、極力避けることにしている。

以前はWanderlastを使っていて、UIはこれがベストだと思うしimapの使い方も賢いので、実はこれが一番好き。でも、

Emacsをエディタ以外に使うのは好ましくない

常日頃言っているので、この選択はなし(*1)。

ということもあって、Evolutionに。

Evolutionのimapはwlほどではないが、Sylpheedよりは賢い。Thunderbirdと同じ程度だと思う。UIはThunderbirdと比較して一長一短なので、慣れだけの問題だろう。プラグインを入れなくて、ほぼemacsキーバインドであるという点はいい。私はどうもプラグインを入れまくったりキーバインドを設定したりとかが、面倒臭く思えるのだ。昔は好きだったんだけど、歳を取るに連れ面倒臭く感じる。

ジャンクメールの扱いについてはThunderbirdの方が上な気がする。何が違うかと言えば、Thunderbirdでは「読まずにジャンク」扱いが出来るという点と、「ジャンクを捨てるフォルダが指定可能」だという点。まぁこの辺も「教育」次第かなという気もする。

残念なのは、EvolutionはHTML付きメールの表示がイマイチだということ。表示だけでもXULを使ってくれれば良かったのに。

便利なのは、統合ソフトでもあるので、カレンダーやらTODOも一緒の処理出来るということ。これでKOrganizerが不要になるので、そういった点で都合がいい。

今のところはこれだけ。これ以上のことは、また追い追い。

PS.

アイコンが違うのはちょっと戸惑う。並んでいる機能はほぼ同じなので、MUAはフィーリングで使うものだったんだと理解。

PS.2

*1 EmacsなMUAを嫌うのはもう一つ理由がある。Emacsのネットワークコードはgdgdなので、ネットでひっかかるようなことが起きた場合、他の処理が止まってしまう。だから、メールの大量削除をしたら、そのEmacsでは他のことは出来なくなってしまう。複数のEmacsを上げるのは「邪道」であるだけではなく、skkの動作をおかしくしてしまうので、あまりやりたくない。

またMUAではあるかないか知らないが、IRCクライアントのようにバックグラウンドで処理するものであっても、接続処理等では全体の処理がblockしてしまう。他のバッファでいろいろ処理出来ていても、突然ハングアップしたかのようになってしまうのだ。