[2007年2月4日] 彌勒山
(Nei Lak Shan)

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コ−ス=MTR.東涌-(ロープウェイ)-昴平-彌勒山-ロープウェイ遊歩道-
-昴平-(Bus)-梅窩-(Ferry)-中環

参考資料=「大嶼山 郊區地図2000年第三版」
      「香港街道地方指南2001年版」

≪全般概要≫
今日は事前に子供さん同伴と云う家族のリクエストがあったので、コ−スをいろいろ検討する内、思い付いたのが、昨年開通したばかりのランタウ島のロープウェイ! “東涌”(Tung Chung)から“天壇大佛”(Buddha Statue)がある“昴坪”(Ngong Ping)までのロープウェイに初乗りして、そこから“彌勒山”(Nei Lak Shan)へ登るコ−スだ! “彌勒山”は一昨年2005年の11月以来だから約1年3ヶ月ぶり。あの時は未だロープウェイは建設途中だったが昨年秋に開通し、試運転段階で事故が続発して予定より遅れて開通した曰く付きのもの。

“彌勒山”は標高751m、香港第五位の山でランタウ島の中部“北大嶼郊野公園”(Lantau North Country Park)の中、大佛の“寶蓮禅寺”(Po Lin Monastery)の北側に立ち、香港第二の標高を誇る霊峰“鳳凰山”(Lantau Peak) 934m に対峙している。 朝のTV天気予報は気温19度湿度74 %、晴れ。集合場所の“東涌”駅に集まった仲間は何とッ、30名も、過去とタイ記録だ! 初参加の二家族にそれぞれ女の子一人と男の子兄弟二人、すでに数回ハイキングに参加した別の二家族はそれぞれ女の子一人ずつ、結局子供だけで5人! さらに新人女性が二人と初参加組みだけで9人。

“東涌”駅の近くバスタ−ミナルの横に出来ているロープウェイの新駅は予想どおり大勢の人の波! 大人片道HK$58(往復HK$88) の運賃は、全長5.7q(20〜25分)を考えるとそれほど高くはないか? 等と考えながら人の列に並ぶ。しかし思ったより待ち時間も少なくて約15分程も待ってゴンドラ1台に8人ずつ乗り込みイザ出発! 先ずは空港の島“Chek Lap Kok”の水道を渡りそこからほぼ直角に南西に向きを変えて“東涌灣”(Tung Chung Wan) の上を跨ぎ渡り、そのまま直線で“彌勒山”の麓、“蓮花山”(Lin Fa Shan) の近くまで昇る、ここの第二中継地からもう一度南に進路をとって終点の“昴坪”まで全長5.7qの長距離ロープウェイ! “昴坪”駅に降り立ったのがたしか11時半頃だった。ここで遅れて来た仲間が追い着き総計31名と過去最高記録!

“昴坪”も相変わらず大勢の観光客! 我々はここから直接歩き出す。大佛に向かって左側、“茶園”(Tea Farm) の中の舗装小道を進んで“寶蓮禅寺十方道場”の看板から左折してしばらく行くと“東山法門”のゲ−ト、その手前左手に“彌勒山”への登山口がある。なだらかな裾野の登りから徐々に傾斜がきつくなって先ずは最初のピ−クまで。そこからさらに二番目のピ−ク、肩付近まで登り、その後はガレ道に沿って急坂を登って行き、やっと頂上751m の三角点に到着。

晴れてはいるが遠景が若干ガスで霞んでいる。それでも眼下の空港や大佛を見下ろし、“ランタウ・ピ−ク”に連なる雄大な山並み風景を楽しんだ後下山。以前2002年に一度下った北側、“東涌”の方角だ。尾根歩きでピ−クを二つばかり過ぎた所から先の“蓮花山”近くのロープウェイ中継地に向けて下山。そこからはロープウェイに沿った新しい遊歩道を歩いて元の“昴坪”まで辿り着く。約4q強の短距離歩き、結局“彌勒山”に登ってその西側を巻いた歩きだったが、子供連れの遠足としては丁度良い歩きだった。“昴坪”から今度はバスで“梅窩”(Mui Wo) まで戻り、いつものイタリアン・レストランで最後の打ち上げ!

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↓ロープウェイ“東涌”駅は大勢の人の波【写真No.01】、やっと我々の順が回って来た。先ずは空港高速道路の真上、“Chek Lap Kok”の水道を渡り【02】、中継地から直角に南西に向きを変える。ゴンドラ内では子供達が大喜び!、、、スリル満点“東涌灣”(Tung Chung Wan) の上を跨ぎ渡る。【05】、後ろに遠のく“東涌”の街並み【06】、、、その後、60度程の傾斜で“彌勒山”の麓、“蓮花山”(Lin Fa Shan) の近くまで昇る【07】。周囲に広がる“北ランタウ郊野公園”の雄大な山並み、直下にはロープウェイに沿った新しい遊歩道、ハイカ−達も小さく見える。

↓“彌勒山”麓の第二中継地を過ぎるとロープウェイはほぼ水平運行になって広大な山並みの上を行く、、、間もなく大佛も見えてきた【08】、、、やがて終点の“昴坪”に到着、この間約25分、全長5.7qの長距離ロープウェイの旅は終わった。終着駅の傍に新しく出来た“昴坪市場”(Ngong Ping Village)等、テ−マパ−クと、正面の山が今日目指す“彌勒山”だ!【09】 そこを通り抜けると“寶蓮禅寺”の大鳥居と霊峰“ランタオ・ピ−ク”【10】。その正面、恐れ多くも“天壇大佛”に尻向けて出発前の記念写真【11】。こうして見比べると威厳があって見るからに険しそうなランタオ・ピ−クに対して、“彌勒山”は正に文字通り“彌勒菩薩”の様な女性的ななだらかな山だッ! 大佛に向かって左側、広場奥の“茶園”に向かって舗装小道を行く【12】、、、直ぐに“寶蓮禅寺十方道場”の看板【13】、ここから左手の道を行く、、、

↓そのまま舗装道路を行くと左手に新しい標識【15】、しかしこれはロープウェイ下の遊歩道の事。そのまま先まで進むと正面に“東山法門”のゲ−ト【16】、その手前右側の小広場の左手が“彌勒山”への登山口。因みに“東山法門”のゲ−トを直進すると“地塘仔郊遊徑”(Tei Tong Tsai Country Trail) 経由で“東涌”へ至る。早速登坂開始、前回は最初潅木を掻き分けて登ったが、今回は石段が整備されてスイスイ登り【17】、、、チョット登ったら左手に見えた大佛【18】、、、この辺りから最初のピ−クまでの本格的な登りとなる。最初のピ−クを目指して登る一行【19】。最初のピ−ク、アンテナと風速計の鉄塔脇に至る【20】、そこで小休止!

↓バックの山裾は“ランタオ・ピ−ク”北面【22】、スワッ! ハイカ−遭難か? ヘリがホバリングしている! 小休止の後、引き続き次なるピ−クを目指す【23】、、、途中振り返ると大佛はずいぶん小さくなってきた!【24】、、、31名の大キャラバン【25】、、、間もなく登り着いた二番目のピ−クは岩山だッ! 子供達は元気に岩の上。登るに連れ汗が出るが風が冷たくて肌に心地よい。岩山脇のススキを掻き分けてトラバ−ス【27】、、、峠を越したらピ−ク下の“肩”に至る【28】

↓やっと顔を出した頂上の無線塔【29】、無線塔の周囲は金網で進入禁止、子供達も全員“彌勒山”頂上751mの三角点に到着! 頂上からの眺め、、、北側下にロープウェイの第二中継地とその向こうは“香港国際空港”、若干ガスってはいるが。そして南西方面の山並み【32】、南側下には大佛とその向こうガスに霞む“石壁水塘”(Shek Pik Reservoir)【35】と続く。

↓皆でオヤツを分け合い、ワイワイガヤガヤ!、、、今日は他のハイカ−の姿は見えない。間もなく記念写真【36】を撮って下山開始。今回は同じ道は下らずに⇒2002年10月以来二度目の北側“東涌”方面に進路を取って下り出す【37】。草道下りは滑りやすくて“小心地滑”!(^_^)、、、真下には“東涌”の街並み【39】、、、下って、、、下って、、、コブを二つ越えた辺りから左手ロープウェイの第二中継地を目指す【40】、、、遠のく“彌勒山”【42】

↓中継地の近くまで来て最後の斜面を下る【43】、、、そして中継地から左折、ここから新しく出来た遊歩道の歩きとなる【44】、、、左手上に“彌勒山”を眺める迂回コ−スだ! ロープウェイの真下【46】を歩き、、、道は続く、、、

↓チラリと見えた大佛【50】、、、この新しく出来た遊歩道は楽しいコ−スだが、惜しむらくはセメントで固めた石道、土道のままで良かったろうに! 行き交う他のハイカ−、、、徐々に近づく大佛【53】、、、上空にはロープウェイ、、、 そして間もなく“昴坪”のロープウェイ終着駅に舞い戻った。朝と同じくテ−マパ−クの商店を抜けて近くのバ−スタミナルへ【55】。ここからバスで一路“梅窩”へ向い、埠頭前のいつものイタメシ屋で最後の打ち上げ!

↓コメント不要、、、ただワイワイガヤガヤ、、、唄も飛び出した大宴会、、、、!

ランタウ島でもこの界隈はまさに仏教聖地! “昴坪”を拠点として1906年に建立された“寶蓮禅寺”は、節目の年の彼岸の初七日には釈迦生誕二千四百数十年祭が開かれる。最近では2001年4月29日だった。また近くに立つ“天壇大佛”はいかにも巨大だッ!、高さ34m、世界一高地に建造された座佛像! その“昴坪”を囲むように立つ“鳳凰山”、“彌勒山”、“獅子頭山”、“木魚山”等、仏教に関連した名の山々。これらの山に足を踏み入れる時は南無阿弥陀仏を唱えながら歩くこと! 特に“木魚山”の斜面に林立する⇒大木の経典“般若心経”は巨大な位牌の様にも見える! そして“地塘仔”(Tei Tong Tsai) から“東涌谷”(Tung Chung Valley) 方面へ至る数々の禅寺、、、しかし新しく建設されたロープウェイは仏教聖地にそぐわない、と云われながらも観光客が増えてお布施も増えるので“寶蓮禅寺”は案外内心ほくそえんでるかもね?(^_^)
 
Photo by E.Toda (仲間のフォトアルバムもご覧下さい!)

過去の関連レポ−ト。
[2005年11月20日] 彌勒山(Nei Lak Shan)
ロープウェイ会社のHPです。
“Skyrail-ITM”

『ゆっくりのんびりマイペ−ス!各自自己責任で自由参加のハイキング!』
『“光頭老のハイキング”が≪お好きな人は≫いつでも御参加下さい!』
『ハイキング後の打上げ食事会に参加、不参加は自由ですよ!』 
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