[2006年1月22日] 石屋山
(Shek Uk Shan)

《画像をクリックすると大きな写真になります。保存は大きい方を!》
《サ-バ-容量に限度があり古い写真は抹消しなければなりません。保存は早めに!》

コ−ス=MTR.彩虹-(MiniBus)-西貢-(Taxi)-海下路途中-嶂上郊遊徑-
-石屋山-嶂上-アウ門-榕樹澳-水浪窩-(Bus)-西貢

参考資料=「西貢及清水灣 郊區地図1998年第六版」
  「香港街道地方指南2001年版」

≪全般概要≫
今日は2002年11月以来、実に3年2ヶ月ぶりに“西貢西郊野公園”(Sai Kung West Country Park)内にある“石屋山”(Shek Uk Shan) 481m へ登る。この山は以前行った西貢の最北端“海下灣”(Hoi Ha Wan)”の近くにある“担柴山”(Tam Chai Shan) より南に位置する山で、半島のほぼ中央に位置する。コ−スは半島の東側を“海下”(Hoi Ha)まで走る舗装道“海下路”(Hoi Ha Rd.)”の途中から“老虎騎石”(Lo Fu Kei Shek) 257mと云う山を経由してほぼ尾根伝いに歩き、“石屋山”に至る計画が当初の予定だったが?

今日の天気はどんより曇り、寒々とした典型的な冬型! 朝の天気予報では気温8〜15度、湿度79%。集合場所のMTR“彩虹”(Choi Hung )に集まった仲間は総勢13名。先ずミニバスで“西貢”(Sai Kung)まで、そして緑色タクシ−3台に分乗して“海下”手前まで! と運チャンに告げる。具体的な下車地点の地名が無い(知らない)ので、タクシ−が“北潭路”(Pak Tam Rd.)から“海下路”に入ってからは3年前の記憶を頼りに、車窓から左側を注視し続ける。ウッカリ見落とすとアッと云う間に終点の“海下”まで突っ走ってしまうからだ! 直ぐに道路左側に標識を見つけ、そこで下車。記憶より何だか立派な標識だな〜? と一瞬頭をよぎった疑念? しかし直ぐに忘れて階段を登り出して間もなく、、、こんなに長い階段だったかな〜? と二度目の疑念? そして、登り出して直ぐに右手の丘に工事中の建物が有った筈だがな〜? と、ますます疑念が深まるが、、、そのまま長い石段を汗ダクになって登りつめて最初の標識点に到着。

ここで初めてコ−スを間違ったらしい? と気が付く。地図で確認するとここは“嶂上郊遊徑”だ。つまり3年前のコ−スより少し手前から登り出していた。しかし目指す“石屋山”はこちらからも行けるので、標識の“嶂上郊遊徑”には進まず、その右手の細道に分け入ってみた。すると下り坂が続き、そして沢を渡ったら今度はガレ道の登り坂が続く。一しきり登って視界が広がった地点から北の方を見たら、彼方の小山に小さく建物が見えた。そうだッ! あれが以前見た工事中の建物だ! 再度地図を確認すると以前のコ−スでは建物の小山から岩山の“ 老虎騎石”へ、そして尾根伝いのコ−スが“石屋山”まで続いている。しかし今日の我々は手前の登山口からスタ−トしたので、尾根伝いではなく若干ショ−トカットして起伏のあるコ−スから“石屋山”の肩、尾根に至っている。そのまままたガレ道の登坂が続く。そしてやっと肩付近まで来て尾根伝いのコ−スに合流、そのまま頂上へ至った。

それにしても寒い! 温度計は8度を示していた。曇天と濃霧、せっかくの素晴らしい景観はパ−! 残念! 尾根伝いの下りで“嶂上”(Cheung Sheung)まで。 “嶂上”はMHT-3-との交差地点でキャンプ場。ここから“嶂上郊遊徑”の林道を抜けると“アウ門”の高台に到着。本当はここで正面に“馬鞍山”(Ma On Shan) とその下の“企嶺下海”(Kei Ling Ha Hoi) の湾を見下ろせるが今日の天気ではパ−! その後、林の中の長〜い階段を下って最後は“榕樹澳”(Yung Shue O) の村落に着く。ここでちょうど来たタクシ−1台、4名が乗って“西貢”に先行! 残った9名はそれから延々と続く“企嶺下海”の湾沿いの舗装道を4q程も歩き、結局バス道路の“西沙路”(Sai Sha Rd.) 、“水浪窩”(Shui Long Wo) まで。ト−タル約10qの歩きでした。バスで先行組みが待つ“西貢”へ、そしていつもの海鮮屋で最後の打上げでした。
(注:MHT-3-、-4-:Maclehose Trail (麥理浩徑) Stage-3-、-4-)

《写真上にマウスを乗せると画像NO.が出ます。写真をクリックすると大きなサイズに!》
↓車が“海下路”に入って直ぐ、左手の標識前で下車【写真No.01】、そして出発前の記念写真! 先ずは階段登りからスタ−ト、鬱蒼たる林の中の長〜い階段! 以前はこんなに長い階段は登らなかった筈だが? 右手の工事中だった建物は何処に? 疑念を深めつつ登って行く。大変寒い日だがこの長い登りで既に汗ダク! やがて平地に出たら標識【05】。周囲を見渡しても記憶にあった建物は見つからない? ここで地図を広げてどうやらスタ−ト地点を間違ったらしい? と気が付く。標識が左手に指す“嶂上”は“嶂上郊遊徑”だ! 直ぐその横にヤブの細道があった【06】、これを行くと下りコ−スとなり沢に出た【07】

↓沢を渡ってガレ道登り、、、ユ−カリ?のような幹の皮が剥がれた林のかなり上まで登って来た。そこでフト右手(北)を見たら、向こうの小山の上に何やら建物が見える【10】。そうだッ! あれが以前見た工事中の建物だッ! やっぱりスタ−ト地点が早過ぎたのだ。 しかし問題なし、このまま登れば“石屋山”の尾根に出るはず! やがて平地に出て小休止、向こうに“石屋山”の目印のアンテナも見える【11】。ここから更に正面のピ−クを目指してガレ道の急登坂が続く、、、汗ダク、、、途中振り向けば“大灘海”(Tai Tan Hoi) の向こうに“シャ−プピ−ク”【13】、しかしこの濃霧ではパ−! まだまだ続くガレ道登り、、、

↓やがて最初のピ−クを越えた付近で二回目の小休止【15】。北の方には本当は素晴らしい景観が広がるが今日の天気が恨めしい【16】、、、ここから先も続くガレ道登り、、、潅木を抜けて【20】、、、やっと尾根道に合流、右手(北)の尾根道の先のピ−クは“老虎騎石”【21】。予定ではこの尾根道を来た筈だった! 結局少々ショ−トカットした分、登り坂が多かった!(^_^)

↓折角の景色は楽しめず、“石屋山”の肩付近でチョット休めば汗が引いて寒くなるし【23】、、、間もなく頂上【25】、、、振り向けばどうやら何処かの団体さんハイカ−も登って来ている【26】。そして“石屋山”頂上481m に到着! 無線設備などで狭い頂上だが、三角点の大岩の上で記念写真イッパツ【27】。団体さんは中学生の一行だった。霧雨模様で寒い! 早々に下山開始

↓下山ル−トは頂上から南側、“嶂上”を目指して尾根のガレ道下りが続く、、、中学生達と前後になりながらの下り道、、、振り向けばガスの中の“石屋山”【31】。レンズに霧水滴が付いている! やがて尾根道の最後の地点に到着、ここでホットコ−ヒ−タイム!【34】。向こうの山は以前登った“畫眉山”(Wa Mei Shan)、、、コ−ヒ−飲んだ後、森林帯へ下る【35】

↓鬱蒼たる森の中【37】の急坂を下ったらそこは“嶂上”だった!【38】、広場の隅には以前は無かった茶店、広場では若者達が何やらゲ−ムに興じている。ここはキャンプ場で、その先が“嶂上郊遊徑”とMHT-3-との交差点【40】。つまり今日スタ−トして最初の標識【05】から郊遊徑を歩いていたらここに至る。我々はここの標識の“水浪窩”方面へ向かって“嶂上郊遊徑”の林道を行く【41】。直ぐに次の三叉路【42】、ここより左がMHT-3-で“水浪窩”へ、我々はそのまま直進!

↓直進は即ち“榕樹澳”方面【43】、ここから1+3/4、つまり1.75q、1時間の距離とある。ちょっと歩いたら直ぐに小高い丘の上に着いた。ここが"アウ門"だ【45】。ここは本来天気が良ければ真下の“企嶺下海”や“馬鞍山”が望める絶好のポイントだが、、、残念! これより石段下り、、、途中見下ろした“榕樹澳”もガスに霞む【47】。長〜い石段下り、それもそのはず海抜300m程から一気に下ってるのだから、、、昼なお暗き森の中、、、

↓もう少し、、、そして着いたところが榕樹澳【51】、“嶂上郊遊徑”の起点だ。洒落たアパ−トも立つ村落。ここで丁度来たタクシ−1台! 何故か男だけ4人が乗って『そいじゃ〜お先にッ!』と“西貢”へ向かってしまった!(^_^)  残されたか弱い?女5人と男4人、村の左手を抜けて舗装路を歩き出す。前回もこの道端に咲いていた香港イメ−ジ・フラワ−“Bauhinia”【55】。右手にはマングロ−ブの先に“企嶺下海”【56】

↓道路左側の引水道に沿って海岸沿いの舗装路が延々と続く、、、途中、すでに“西貢”に着いた先行組みからTELが入り『バス道路に出るまでタクシ−とはすれ違わなかった!』 と、、1時間以上も歩いてようやく“企嶺下海”の湾の一番奥まった付近まで来た【59】。たしか前回3年前はここでタクシ−を拾えたが? 今日は確かに自家用車以外はゼンゼン通らなかったッ! この三叉路から右折が【60】、我々はここから直進の長〜い坂道登り【61】、、、フッ−! また(汗)、、、そしてやっとこさ登り着いた所がバス道路の“西沙路”(Sai Sha Rd.)【62】。ここはちょうどMHT-3-の終点、つまりMHT-4-の起点。バス道路を右手にチョット行くと“水浪窩”のゲ−ト【63】、その前のバス停に着いて今日の歩きをFinish、ト−タル約10qの歩きでした。タクシ−、バスに分乗して先行組みが待つ“西貢”へ。

↓“西貢”は旧正月前の派手な飾りつけの店も【64】、、、そしていつもの海鮮屋に飛び込み最後の打上げ!

特集⇒【“西貢”旧正月の花シリ−ズ!】もご覧下さい。

☆★ ☆★ ☆★ ☆★ ☆★ ☆★

今日はコ−ス最初の部分を間違ったが、結果的に初めてのル−トも歩けたから良しッ、としよう! しかし今日の写真は何故か全て赤味が強く出ているな〜? 以前も曇天時の風景写真、特に曇天の逆光では何となく赤味が強く出ていたが? 光線の加減が影響しているのか? しかし以前のカメラではそんな事はなかった様だが?

Photo by B.Eiji (仲間のフォトアルバムもご覧下さい!)

過去の関連レポ−ト
⇒[2002年11月10日]老虎騎石(Lo Fu Kei Shek)〜石屋山(Shek Uk Shan)

写真集TOP 履歴INDEX 主トレ-ル
コ-ス
標高
ランキング