[2006年1月8日] 東龍洲
(Tung Lung Chau)

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コ−ス=MTR西灣河-(Boat,09:45発)-南堂-鹿頸灣-△232mピ-ク-
-島北側周遊-南堂-(Boat,15:00発)-西灣河

参考資料=「離島 郊區地図1998年第ニ版」
       「香港街道地方指南2001年版」

≪全般概要≫
今日は日本からのゲストを迎えての特別企画! 3年前の2002年末、拙HPを検索されたのがきっかけで、香港ハイキングにご案内した3組6名のご夫婦。海がない岐阜県の方で『海を見ながら山歩きを楽しみたい!』 とのご希望だったので“西貢東”の⇒Maclehose Trail Stage-2- にご案内して大変喜んで頂いた。今回はその内、2組4名の方が再来港、今回も海が見たい、“東龍洲”(Tung Lung Chau) と云う島に是非行ってみたい、と具体的なリクエストがあった! “東龍洲”は昨年盛夏の8月に行ったが今回はご希望に応えて冬の島巡り。

参加者は日本からのゲスト4名プラス当地の12名、それに途中で加わった1名を入れて計17名と久しぶりに大人数。天気は寒々としたうす曇、気温11−15度、湿度65%! “東龍洲”は香港の数ある島 (無人島も含めて約250島) の中でも、ラマ島や知名度が低いポ−タイ島よりも更に知られていない知る人ぞ知る不思議な島! 市街地から最も近い島のわりには意外と"秘境"! 香港島の東端、“石澳”(Shek O)の沖合い“清水灣”(Clear Water Bay) 半島の南端間近に位置する。

“西灣河”(Sai Wan Ho) の“太安街”(Tai On St.) と云う大通りを海岸まで直行した所に“東龍洲”行きのフェリ−乗り場がある。今日の埠頭は人影もまばら。英語が堪能なオバチャンに往復船賃HK$28払って帰りの便は午後3時発のキップを貰う。9時45分発ボ−トに乗っていざ出発! 約35分で島の北西側にある船着場、“南堂”(Nam Tong) に着いた後、そこから右(南西)側に向かって歩き出す。小道は舗装されていて右手の“藍塘海峡”(Lam Tong Hoi Hap) を眺めながらなだらかな登り坂が続く。途中の“石刻”(Rock Carving) と呼ばれる所にある展望台に立ち寄り、その後は山裾の海岸線沿いに曲りくねった小道を行く。

そして島のほぼ南側まで周り込んだ地点まで来ると“鹿頸灣”(Luk Keng Wan) と呼ばれる小さな岬のクビレ部分。三叉路から“鹿頸灣”の小さな岬、電波灯台がある丘の上まで足を延ばす。急峻な断崖絶壁を眺め、三叉路まで戻って今度は島唯一のピ−クを目指して登り出す。舗装小道の急坂をユックリ登りやがて232mのピ−クに到達! “清水灣”の絶景が待っていた。次に三角点から尾根伝いに進むと巨大な円形建物の“導航塔”(Navaids Station) が有る。

金網を伝って円形建物周囲を北側へ廻り込むと途中に下りル−トがある。そこから“清水灣”の美観を眺めながらのヤブ漕ぎ下山! ブッシュに阻まれながら足場の悪い急坂を下る。一旦平地に出るが再度ヤブの中に入って、やがて麓近くまで下ってきた後、東側にある急峻な岩場の絶景を楽しむ。島の東側のキャンプ地がある丘陵地帯、近くの遺跡などを見学。そこから元来た“南堂”の船着場まで戻る。総歩行距離は約8qほどだった。予定どうり午後3時のボ−トで“西灣河”に帰着、今日の最後の打上げは? 寒い時は鍋に限るッ! とMTRで“銅鑼灣”(Causeway Bay)まで移動して“火鍋”レストランへ、日本からのゲストも香港式鍋料理に大喜びでした!

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↓“西灣河”のフェリ−埠頭、あれが島へ渡るボ−トだッ!【写真No.01】。寒いのにデッキに陣取る元気組み【02】、寒がりは下の船室で【03】。今日はさすがに乗客も少ない、、、ボ−トは一路“東龍洲”を目指して、、、やがて正面に見えてきた目指す“東龍洲”【04】、、、そして上陸! 桟橋を渡ると数件の民家、ここが“南堂”だ。そこで記念写真【06】! この民家の軒下を右側、南西側に向かって進む。

↓林の中の小道を行くと直ぐに標識【09】、これの“石刻”方面に向かって進み、階段と徐々に登り坂、、、ふと振り返ると海の向こうに“清水灣”半島【10】。そして右手に広がる海、、、なだらかな登り坂を歩いてしばらく行くと三叉路の標識【12】。ここから右が“石刻”へ至る。我々は突き当たりの展望台で小休止【13】。正面の海と香港島の眺めも曇り空でパッとしない! 元の三叉路から右に進む、、、

↓山麓の舗装小道は右手に“藍塘海峡”【16】、その向こう微かに先週元旦に行った石澳ドラゴンバックを眺めながら、右に左にカ−ブしつつ島の西側を周り込んで道は続く、、、やがて島の南側まで回り込んで“鹿頸灣”が見える地点まで来た【17】。黄色の手すりの階段を下って行って行くと、、、三叉路の標識【19】。ここから右手の坂を下って“鹿頸灣”の岬へ、、、クビレ部分右側の海岸【21】

↓そして左側の入り江【22】、この写真の右側の金網柵に沿って登って行くと、、、左手に広がる険しい崖とそこに打ち寄せる白波!【23】、【24】、、、岬の上は電波灯台! 先ほど下ってきたル−ト【25】、東側の急峻な崖【26】を恐る恐る覗き込む【27】、、、真ん中にあるアンテナ前で記念写真一発、その後ろ山がこれから登る232mのピ−クだ!【28】 しかしこの岬のアンテナとピ−クのアンテナの用途は違うのだろうか? どちらも電波灯台には違いなさそうだが? こちらはレ−ザビ−ムアンテナのような?

↓雄大な断崖絶壁を眺めながら元の道を下って【30】、、、クビレ部分からまた坂道を登り、、、三叉路まで戻って来たら、集合時間に遅れた仲間がここで追いついていた【32】。一同オヤツを食べながら大休止! その後、これより今日メインのピ−クを目指して出発!【33】、フト後ろを振り向くと右手下は先ほど目前で見た切り立つ断崖【35】

↓登り坂は続く、、、徐々に高度が増して先ほどの岬が下の方に【37】、、、道端に咲く可憐な花を眺め、、、間もなく頂上三角点が見える地点【40】、、、さらにつづら折りの登り坂が続く、、、大きく右にカ−ブしたらすぐ横は三角点だった【42】。

↓232mの頂上から見下ろした先ほどの岬【43】、冷たい風に堪らず記念写真を撮ったら早々に移動! 正面北側には“佛堂門”(Fat Tong Mun) の海峡を挟んでその向こうに“清水灣”半島のゴルフ場【44】、そしてその左手に続く“清水灣”の“田下山”(Tin Ha Shan) の山並みとその向こうの三角峰は“釣魚翁”(Tiu Yue Yung、英名:High Junk Peak)【45】。しかしこの曇天では折角の美観もパ−(惜)! 尾根伝いの道を行くと前方に大きな円形建物【46】、その屋上には“導航塔”即ち船の為の電波燈台。建物周囲の金網伝いに左側(北側) に周って行き【47】、途中からヤブの中の細道から下山開始。“佛堂門”海峡を真下に見下ろしながら【48】ヤブと潅木の荒れ道下り!

↓途中、背丈以上のヤブを抜け、小岩だらけの急坂ガレ道を下って、、、やっと下の平地まで降りて来た【54】。そこから再度左側のヤブの中に突入、、、ヤブを抜けたら今度は急坂ではないが、潅木が茂った下りル−トを行く【56】

↓島東側に広がる景観を楽しみながらの下り【57】、【58】、、、左手の小さな尾根には変わった格好の岩【59】、、、やがてほぼ下のキャンプ場の広場まで下山したら右手東側の断崖の方に行ってみる。ここの岩場が中々の圧巻、誰かが言った、『香港のダイアモンド・ヘッド!』。夏場は盛んだが今日はさすがにロック・クライマ− の姿は見えず! 三々五々と記念写真に収まる。

↓冬の日本海のような鉛色の海と打ち寄せる荒波! 夏場の“東龍洲”とはまた一味違う冬の島もなかなか魅力的だッ! もう一つ北側の岬【65】まで迂回路を伝って行ってみる。“清水灣”半島は目と鼻の先【67】、これをバックにまたもや全員で記念写真。その後近くの遺跡【69】を覗いたりしながら島の北側を帰路につく。

↓“炮台特別地区”のゲ−トをくぐり抜け【71、72】、、、右手の複雑に風化した海岸線を望みながら、、、変わった幹のような根っこ?【76】の傍から小店の脇を抜けたら、、、なだらかな登り舗装坂【77】。

↓この辺りは島の丁度北側になる。彼方に霞むは香港島【78】、、、この小道の途中、左上手のガマ蛙に似た変な岩!【79】、実は写真【59】の岩だ。、、、小道の最後、スタ−ト地点の埠頭がある湾が見えてきた【81】階段を下れば元の埠頭! ボ−トを待つ間【82】、やがて丁度午後3時、乗船出発【83】、、バックには珍しくジャンク一艘【84】

↓出発点の“西灣河”に到着後、MTRで“銅鑼灣”へ移動、今日は寒いから鍋だ! と“火鍋”レストランで最後の打ち上げ! 日本からのゲストの方にも喜んで頂き、、、皆でいつものようにワイワイガヤガヤ! お疲れ様でした〜!

今日は初めて冬の“東龍洲”だったが、夏とは違うなかなか風情ある光景も楽しめました! 天気が良かったらゲストの方にも、もっと楽しんで貰えたのに残念! 代わりに下記過去の好天時のレポ−トをご覧下さい!

Photo by B.Eiji (仲間のフォトアルバムもご覧下さい!)(T)(U)

過去の関連レポ−ト
[2004年10月10日] 東龍洲(Tung Lung Chau)
[2003年8月31日]“東龍洲”周遊(Tung Lung Chau)

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