[2004年10月10日] 東龍洲
(Tung Lung Chau)

《このペ-ジの写真は既に抹消しました。》

コ−ス=MTR西湾河-(Boat,09:45発)-南堂-鹿頸灣-ピ-ク-
-東龍洲周遊-南堂-(Boat,15:00発)-西湾河

参考資料=「離島 郊區地図1998年第二版」
        「香港街道地方指南2001年版」

≪全般概要≫
今日は仲間のリクエストに応えて、昨年8月以来の“東龍洲”(Tung Lung Chau) 周遊ハイキング。参加者はまた新人女性一名が入って計14名、と久しぶりに大人数! 天気は晴れ、気温30度、湿度78%で先週日曜よりも暑くなりそう! “東龍洲”は香港の数ある島 (無人島も含めて約250島) の中でも、ラマ島や知名度が低いポ−タイ島よりも更に知られていない知る人ぞ知る不思議な島! 市街地から最も近い島のわりには意外と"秘境"で大変魅力的な島だッ! 香港島の東端、石澳の沖合い“清水灣”(Clear Water Bay) 半島の南端間近に位置し、島の中央に高さ232mのピ−クがあり、東側海岸は急峻な岩場になっている。

“西灣河”(Sai Wan Ho) の“太安街”(Tai On St.) と云う大通りを海岸まで直行した所に“東龍洲”行きのフェリ−乗り場がある。埠頭には釣り客など大勢の人たちが集まり、今日は特別に臨時便を出すほどの盛況! 9時45分発のボ−トで約35分、島の北西側にある船着場、“南堂”(Nam Tong) に着く。そこから右(南西)側に向かって歩き出す。小道は舗装されていて右手の“藍塘海峡”(Lam Tong Hoi Hap) の美しい海を眺めながらなだらかな登り坂が続く。途中の“石刻”(Rock Carving) と呼ばれる所にある展望台に立ち寄り、その後は山裾の海岸線沿いに曲りくねった小道を歩く。そして島のほぼ南側まで周り込んだ地点まで来ると“鹿頸灣”(Luk Keng Wan) と呼ばれる小さな岬のクビレ部分。

この小さな半島まで足を延ばしてみたが、全体がレ−ダ−サイトで進入禁止! もとの道に戻ってからが本格的な登り坂となる。舗装小道の急坂をフ−フ−云いながら登ってやっと232mのピ−クに到達! “清水灣”の絶景が待っていた。 三角点から尾根伝いに進むと巨大な円形建物の“導航塔”(Navaids Station) が有るが、昨年同様建物の屋上には金網が周囲に張りめぐらされて入れなかった。 

金網の周囲を廻って今度は北側、“清水灣”の美観を眺めながらのヤブ漕ぎ下山! ブッシュに阻まれながら足場の悪い急坂を下る。麓近くの東側にある急峻な岩場近くまで降り立ち、しばし岩場の絶景を楽しむ。そして島の東側のキャンプ地がある丘陵地帯を歩き、元来た南堂の船着場まで戻る。予定どうり午後3時のボ−トで“西灣河”に帰着。今日の最後の打上げは“西灣河”のB級中華グルメでした。総歩行距離は約7qほど。

《写真上にマウスを乗せると画像NO.が出ます。写真をクリックすると大きなサイズに!》
↓“西灣河”のフェリ−埠頭、オ−イッ! 船が来たぞー![写真No.02]。二階建てのボ−トは一路“東龍洲”を目指す。途中すれ違った豪華クルザ−“Star Cruses”[04]、あれに乗ったのはもう3年前だったな〜! 約30分程で“東龍洲”は間近に[06]、、、島の桟橋を渡った突き当り、“南堂”で記念写真、先発切込み隊長が手にする“東龍洲”と書いたプレ−トは文字が色あせていた[07]。 

↓この“南堂”から大半の船客は左側に向かって歩き出すが、我々は反対側の右側の民家の脇をすり抜けて南西側に進む。小道を行くと直ぐに標識[09]、これの“石刻”方面に向かって進むと右手に海の眺めが広がってきた、、、なだらかな登り坂を歩いて次の標識[11] から右折、突き当たりが展望台になっている。目前に広がる“藍塘海峡”の美しい海! “Pottinger Peak”と香港島[13]、“石澳”(Shek O)方面[14]、、、遠景が若干ガスってはいるが。

↓北東の方には先ほどの埠頭近くと、その向こうに“清水灣”のゴルフ場も[15]、、、元の小道に戻って更に前進、、、山麓の舗装小道は右手の海を眺めながら、右に左にカ−ブしつつ島の西側を周り込んで、、、次の標識[17] に有った南側の“鹿頸灣”が見える地点まで来た[18]。ここから一気に階段を下って行って、、、([19]は先発隊長撮影)

↓小さな岬の付け根部分まで下る[22]、、、険しい断崖に挟まれた付け根部分[24] から今度は岬の先までなだらかな登り坂を行く。([26] も先発隊長撮影)、、、結局岬の真ん中もレ−ダ−サイトで入れずその下で小休止[27]。後ろには先ほど下ってきた道と右手に伸びるピ−クへの登り坂[28]。

↓元下ってきた道を戻る一行[29]、、、この辺りは珍しい草花が多いな〜!、、、最初の舗装小道まで戻ったら、ここからいよいよピ−クへの登山道となる、、、と云っても同じ舗装された小道だが、今度は急坂登りが続く[32]、、、振り向くと右手下は切り立つ断崖[33]、、、途中の急坂が一段落した所で小休止[35]。

↓ここから北西側に望む香港島[36]。さらに登り坂は続く、、、やっとピ−クの間近まで登って来た。三角点が見えるかな[37] ? カ−ブを右に廻りこんだら左下手に忽然と現れた美観、この“東龍洲”と対岸の“清水灣”半島の間の“佛堂門”(Fat Tong Mun) と呼ばれる海峡だッ![38]。、、、間もなく全員232mのピ−ク三角点に到着。360度の素晴らしい景観! 先ほどの“鹿頸灣”の岬[41]、そして今登って来た道[42]。

↓ゴルフ場も手に取る様に見える、海峡を往く船の白い航跡[43] 正に絶景! その左手には“田下山”(Tin Ha Shan) とその向こうの尖がり峰は“釣魚翁”(High Junk Peak)[44]。頂上でユックリ休憩、、、午後3時のボ−トに乗るための時間調整だッ! そして集合写真を撮ったら出発、、、尾根伝いの道を行くと前方に大きな円形建物[49]、その屋上には“導航塔”即ち船の為の電波燈台が。

↓この建物も中には入れないので金網伝いに左側(北側) に周って行くと、途中からヤブの中に下山道が見つかる。今度は今までとは一転、ヤブと潅木、更に岩がゴロゴロした荒れ道の急坂下りだッ![51]。、、、脛をキズだらけにしながら下る途中、正面に見た“清水灣”、“田下山”と“釣魚翁”のズ−ムアップ[52]。一旦下まで下ったら平地に出るが、今度は急坂ではないが再度ヤブの中に突入! この辺り標識も何もなく地図上も詳細は不明、しかし比較的ル−トはハッキリしている。いつの間にかうしろ姿を撮られていた[55]。

↓やっと麓まで降りて来て又もや小休止! さらに荒れ道を下っていくと右手に現れた急峻な断崖[60]、、、一番下のキャンプ地、東屋まで下って来てそこから右手の“東龍洲炮台特別地区”と呼ばれる岬の先まで行ってみる。先端から真下を覗くと、○ん○まが縮み上がった![62]。この島の東側は特徴あるこの急峻な断崖絶壁だ[63]。今日はロッククライマ−の姿は見えなかったな〜?

↓ここでまた記念写真を撮って、、、あの白波はあそこだけ浅瀬になってるらしい?[66]、その向こうには“果洲群島”(Kwo Chau Kwan To)。時刻は2時15分、そろそろ埠頭へ戻らなければ、、、右手の複雑に風化した海岸線を望みながら“炮台特別地区”のゲ−トをくぐり、、、変な木の根っこ?[70] を見ながら以前より増えた小店の脇を抜ける、、、

↓数軒の小店を抜けたらなだらかな登り舗装坂[71]。この辺りは島の丁度北側になる。この小道の途中から欲求不満の先発切込み隊長は独り、左上手の岩まで登る[72]、、、ガマ蛙かトカゲの頭に似た変な岩だッ![73]、、、小道の最後、階段を下れば元の埠頭! 予定通り午後3時のボ−トで帰路についた。

↓さて、今日の打上げは何処に?、、、地下鉄“西灣河”の前、“太安街”のB級グルメ店に飛び込む! 結果は、、、こんなロ−カルの店の方が立派な中華店より、よほど味もよく値段も安かった。飲んで喰って満足して〆てHK$80/人でしたッ!

多分今年最後の島巡り、今日の“東龍洲”は良い天気に恵まれて幸いだった。今日も殆どの仲間がこの島は初めて! 適当な登りと下りが有るし、何と云っても素晴らしい景観に皆大喜びだった! しかし随分涼しくなったな〜! 山頂での直射日光の下でもそれほど暑い、とは感じなかった。真夏のあの暑さがウソみたい。ホントッ!
過去の関連レポ−ト
[2003年8月31日]“東龍洲”周遊

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