[2003年8月31日]“東龍洲”周遊
(Tung Lung Chau)

《このペ-ジの写真は既に抹消しました。》

コ−ス=MTR西湾河-(Boat,09:45発)-南堂-鹿頸灣-ピ-ク-
-東龍洲周遊-南堂-(Boat,15:00発)-西湾河

参考資料=「離島 郊区地図1998年第二版」
        「香港街道地方指南2001年版」

≪全般概要≫
今日は8月最後の日曜日、約10ヶ月ぶりの“東龍洲(Tung Lung Chau)”の周遊ハイキング。夏はやはり海、海と云えば島! 参加者は久しぶりに顔を出した古い仲間も含めて7名。快晴で気温33度湿度88%で今日も暑そう! 東龍洲は香港の数ある島(無人島も含めて約250島)の中でも、ラマ島や知名度が低いポ−タイ島よりも更に知られていない知る人ぞ知る不思議な島! 市街地から最も近い島のわりには意外と"秘境"で大変魅力的な島だッ! 香港島の東端、石澳の沖合い清水湾半島南端間近に位置し、島の中央に高さ232mのピ-クがあり、東側海岸は急峻な岩場もある。

“西湾河(Sai Wan Ho)”の埠頭には4、50名の若者達もボ−トを待っていた。9時45分発のボ−トで約35分、島の北西側にある船着場、“南堂(Nam Tong)”に着く。そこから右(南西)側に向かって歩き出す。小道は舗装されていて右手の“藍塘海峡(Lam Tong Hoi Hap)”の美しい海を眺めながらなだらかな登り坂。途中の“石刻(Rock Carving)”と呼ばれる展望台に立ち寄り、その後は山裾の海岸線沿いの曲りくねった小道を歩く。そして島のほぼ南側まで周り込んだ地点まで来ると“鹿頸灣(Luk Keng Wan)”と呼ばれる小さな岬のクビレ部分。ここからが本格的な登り坂となる。強烈な暑さに喘ぎながら舗装小道の急坂を登ってやっと232mのピ−クに到達! 清水湾の絶景が待っていた。 三角点からヘリポ−トを経由して巨大な円形建物の“導航塔(Navaids Station)”が有るが、昨年はその建物の屋上に行けたが、今回は新しい金網が周囲に張りめぐらされて入れなかった。 

金網の周囲を廻って今度は北側、清水湾の美観を眺めながらのヤブ漕ぎ下山! 真夏のブッシュに阻まれながら足場の悪い急坂を下る。麓近くの東側にある急峻な岩場では、今回もロッククライマ−達が垂直に切り立つ絶壁に挑戦していた。やっとの思いで麓まで降り立ちホットする。今日初めて辿り着いた日陰の東屋だ。ここで時間つぶしの大休止。そして島の東側のキャンプ地がある丘陵地帯を歩き、元来た南堂の船着場まで戻る。予定どうり午後3時のボ−トで西湾河に帰着。今日はあまりの暑さにヘバったが景色はいつ見ても飽きない東龍洲! まだご存じない方はお薦めのスポットです。

↓この小船が東龍洲へ行くボ-ト、往復HK$28/人。殆ど若いお客でいっぱい!
ビクトリア港を出て船は快適なエンジン音を響かせながら一路東龍洲へ向かって進む。途中ですれ違った大型クル−ザ−! “将軍澳(Junk Bay)”を過ぎて間もなく前方に目指す東龍洲が見えてきた。  

↓約35分程で南堂の入り江埠頭に到着。桟橋を渡った所、古ぼけたブリキの案内板を抱えて記念の集合写真! 民家の軒下を通り右(南西)側に向かって進むと舗装された小道が続く。標識にある“石刻”へ向かって徐々に登り坂、間もなく三叉路となり右手が“古石刻”と呼ばれる場所で、展望台になっている。、、“藍塘海峡”の眺め!

↓右手の将軍澳と遠望はビクトリア港入口。ここ石刻の展望台で小休止! 元の小道に戻り海岸沿いを走る山裾の舗装路を行く。それにしても今日は暑いッ! 30分程も歩いた頃、コ−スは既に島の南側まで廻り込んでいて、鹿頸灣とその先の岬が見えてきた。         、、、、、ここから岬の近くまで下り階段となっている。

↓階段を下り終えて右へ行くと鹿頸灣へ。我々はそのまま前進! ここからが本当の登り坂。ジリジリと照りつける真夏の太陽、舗装路の照り返し、大きくカ-ブしながら登り坂は続く。  、、、後ろには切り立つ断崖  、、、苦しい登りはまだまだ続く!

↓やっと舗装路脇から右手の土手へ、頂上三角点はもう目前だ! そして232mのピ−クに到達。日陰が欲しい! 小休止の後、記念写真を撮って前方の円形建物を目指す。あそこの下でユックリ休もう! しかし去年は入れた導航塔アンテナの建物は今回は周囲を頑丈な金網で囲われて一歩も入れない。金網伝いにそのまま左手北側に廻り込み、真下の清水湾の海峡を見下ろしながらそのまま下山開始。

↓海峡を通る船、実に素晴らしい眺めだッ!  下山コ-スはヤブ漕ぎ。急傾斜で岩とブッシュだらけの獣道を恐る恐る下る。一旦肩下まで降りたら次は雑木林の中を潜り抜けてやっとヤブ漕ぎ歩きは終わった。、、、下りとは云えこの暑さでかなり参る!

↓さらに下って行くとやがて右手のスロ−プが大きく入り込んだ崖の真上に出た。 岩場を下ってその崖を横から見る位置に移動。 切り立つ断崖絶壁に挑んでいるロッククライマ−! こちらはここから見てるだけで“○ん○ま”が縮み上がる。
やっと麓のキャンプ場まで降り立ち休憩東屋に到着。今日初めての日陰だ! ホッ!

↓全員くたびれ切った顔つき。3時間程も炎暑の中を歩いたのだから無理も無い。3時のボ−トまでは時間はタップリ、ここで大休止! このキャンプ場一帯は“炮台特別地区”と呼ばれ昔の砲台の跡。ここのゲ−トを通り抜けた所にある小店に立ち寄って缶ビ−ルを一杯! 時間を見計らって出発、小さな丘を越えれば元の埠頭に辿り着く。  

↓帰りのボ−トを待つ人々。島をほぼ一周して来て約7kmの道のりだった。『オ−イ、船が来たぞ−!』デッキで寝そべりながら今日の〆の打上げ食事は何処にする? と思案中! やがて船はビクトリア港内に入り間もなく出発点の西湾河に無事接岸。結局、打ち上げは4人で静かに“太古(Tai Koo)”のマカオ料理店でした。ハイッ!

今日は今年の夏最高の暑さではなかったか? 体感では35度以上も有ったような気がする? 大した登りでもない東龍洲のピ−ク。しかし舗装路の坂道を登る時は全身の水分が出てしまうのでは、と思うほど大汗をかきながら喘ぎ喘ぎ登坂。真上からギンギン照りつける太陽、コンクリ−トの照り返し、全ル−ト日陰なし。帰路のボ−トの中では全員グッタリ!!
しかし景観は保障します! 前回10月のレポ−トと比較してみて!
⇒[2002年10月14日]東龍洲,周遊

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