[2005年11月13日] 南Y島(山地塘〜菱角山)
(Lamma Island)

≪Shan Tei Tong (英名:Mt.Stenhouse)〜Ling Kok Shan≫

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コ−ス=中環-(Ferry,4號埠頭,榕樹灣行き)-榕樹灣-無名ピ−ク-索罟灣-
-菱角山麓-山地塘-菱角山麓-菱角山-模達灣-索罟灣-(Ferry)-中環

参考資料=「離島 郊區地図1998年第二版」
        「香港街道地方指南2001年版」

≪全般概要≫
今日は昨年3月以来の“南Y島”(Lamma Island)、通称ラマ島行き。今回はオ−ソドックスなラマ島周遊コ−スの“菱角山”(Ling Kok Shan)250mを巡るコ−スに加えて、島で最高峰の“山地塘”(Shan Tei Tong、英名:Mt.Stenhouse) 353mにも登る。朝のTV天気予報では27度、湿度83%、曇り小雨の予報? 参加者は拙HPを検索した初参加のご夫婦一組と、同じく新人男性一人を加え計12名! “中環”(Central)の4號埠頭を9時半発のフェリーで出発。約35分でラマ島の“榕樹灣”(Yung Shue Wan)に到着。

先ずは“榕樹灣”埠頭近くの海鮮屋やお土産店が立ち並ぶ路地の雑踏を通り抜け、発電所近くの海岸に出る。そこから舗装路の登り坂となり、峠の上の東屋に到着。東屋の前に立つ小高い無名ピークにも登ってみる。中々の絶景! そして元の東屋まで戻ったら大勢の団体ハイカー? と云うより観光客! 団体さんはチンタラ歩き、その大渋滞に巻き込まれてイライラしながら下り坂を“索罟灣”(Sok Kwn Wan)の海岸まで。次に湾の一番奥まった場所の先にある“天后廟”(Tin Hau Temple) 脇から階段と舗装坂を登って“菱角山”の麓の東屋がある休憩地点136mまで。ここからいよいよ“山地塘”へのアタック開始!

溝状に抉れた荒れ道を登り、岩を這い、かなりの登り難さに苦労しながら前方の岩山頂きを目指す。やっと登り着いたと思ったら“山地塘”頂上はまだまだその先だった。一旦下り、また登り坂! 傾斜も激しくなり獣道紛いの急斜面を這い登ってやっと353mの頂上三角点に到着。若干ガスで霞んではいるものの、しばし皆で素晴らしい景観を楽しむ。その後同じル−トを辿って元の東屋までの下山! ここで初参加の三人など女性を含む六人は元来た道を下って一足先に“索罟灣”のレストランで待機することになり、残った六人の男だけで今度は舗装階段を登って“菱角山”へと向かう。

“山地塘”への急坂上り下りでかなり体力を消耗した一行はこのダラダラ階段もかなりしんどい! “菱角山”の尾根を歩く間、北側のガスに霞む香港側や南側の大海原の景観を楽しみながら歩く。尾根道の最後、無線塔を過ぎた辺りから今度は長〜い階段下り、下り切った場所が“模達灣”(Mo Tat Wan)近くの村落、これより海岸脇の舗装路を延々と歩いて最後は“索罟灣”に舞い戻る。一番手前、埠頭から見て一番奥のいつもの海鮮屋“ヒルトン”に着いて打ち上げ会! 今回は無名ピークや“山地塘”登山の往復も加えたので全行程6時間程、約12q強の歩きとなりました。

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↓“榕樹灣”に着いて桟橋上で元気に記念写真!【写真No.01】、お土産店などが建ち並ぶ埠頭前の路地はいつも沢山の人の波【02】。雑踏を潜り抜けて途中から左折、しばらく行くと徐々に民家も少なくなって途中二箇所の車道を横断、間もなく火力発電所近くの海岸に着く【04】。ここから道は右手の海を眺めながらの登り坂となる、、、
前方、山の中腹に東屋が見えて来た!【06】

↓間もなく峠の東屋に着いて小休止【10】、南側遥か遠くに目指す“山地塘”【11】。この発電所の3本煙突は香港島から良く見えるねッ!【12】。 この東屋の後ろの無名ピ−ク【13】、以前一度登って眺めが良かったので今日も皆を案内! ガレ道を登り出す【14】

↓綺麗な景色をバックに登る一行【15】、最後の急坂を登って頂上! わずか120m程のピ−クだが結構高度感があるなぁ〜! 真下には“索罟灣”【17】。一応ここでも記念写真を撮って元のガレ道を下りだす、、、ギョッ! さっきまで誰も居なかった東屋には大勢の団体さんが【19】。東屋まで下って団体ハイカ−と一緒に曲りくねった山中腹の道を進む【21】

↓道は徐々に下り坂、、、左側“索罟灣”の石切場【22】、、、後ろには先ほど登った無名ピ−ク【23】。さらに下り坂は続く、、、途中左側の東屋と“索罟灣”【24】を見ながら相変わらず団体さんの渋滞にイライラしながら下り坂を行く、、、お願いだからもうチョット早く歩いてくれッ! ここは“銅鑼灣”じゃ-ないんだからさッ! 下り切った所、小店脇【26】に立つ新しい標識【27】、これは去年までは無かったな〜! そこから左折して住宅を抜けると直ぐに“索罟灣”【28】

↓湾沿いの小道の途中、右手の洞窟は【29】戦時中に旧日本軍が掘ったとか? その名も“神風洞”【30】? しかし今や“自爆”は日本人の専売特許じゃないんだがな〜! この海沿いの道の最後、湾の一番奥まった所の民家から左折すると直ぐに“天后廟”の広場【32】。そのまま直進すると海鮮レストランが立ち並ぶ一角へ、今日の予定コ−スではここまでが云わばウォミング−アップ! この広場の右手“東澳”(Tung O)への標識【33】に沿って今度は階段登りとダラダラ坂の始まり!【34】、林を抜け、、、やがて前方に大きな岩と東屋、もう少しだッ!【35】

↓間もなく“菱角山”への登山口の標識【56】と小屋

(改定:その標識【56】とは)⇒ 通常はこの標識から左手の階段を登って“菱角山”へ向かうが、我々はこのさらに右手の丘の上の東屋を目指す【36】、そこで小休止【37】。ここの標高は僅か136mだが素晴らしい眺め! 汗ダクになって登って来たが涼しい風に救われる。ここから本日の主目的“山地塘”【38】へと向かうのだッ! ガレ道のアップダウン、溝状に抉れた歩き難いガレ道を這い上がる急坂登りが続く、、、途中左後ろに見えてきた“深灣”(Sham Wan)【40】、、、今日最大の難所、急坂ガレ道登りに全員懸命にアタック!

↓頑張る初参加のお二人!【43】、こんな筈ではなかった! と思ってるかも?(^_^) やっと最初のピ−クに着いて小休止。二つの半島に挟まれた“深灣”とその先に広がる南シナ海の大海原!【44】。大岩の上でオッサン三人、"ハイッ、ポ−ズ!"【45】、、、ここで一人がリタイヤ、その付き合い?でもう一人も待機する事に! この後、今度はブッシュや潅木が生い茂る尾根まで上がったら、、、まだ頂上ではなかった(悔)! さらにル−トは一旦下り坂【46】、そして再度の登り坂が続く、、、頂上はまだ見えないか? 今度こそ最後の登り? と願いながら懸命にアタック! 遂に肩まで登りついたら素晴らしい景色が待っていた!【49】

↓間もなく全員、イヤ10人が頂上に到着。“山地塘”頂上353mから見た“菱角山”のズ−ムアップ【50】、こうして見ると斑ハゲと岩だらけの汚ねぇ−山だが、登山ル−トと頂上無線塔も見える。皆で頂上制覇の達成感、満足気の顔で記念写真一発【51】。今日は曇ってはいるが雨が降りそうにないのが幸い! ここで雨でも降られたらあのガレ道は危険でとても下れない。しばし休憩の後、さぁ〜下山だッ! もと来たル−トを下りだす、、、途中の大岩で昼寝しながら待っていた二人と合流、、、荒れ道下りに難儀する仲間をズ−ムアップ【54】、ガレ道は登りよりも下りの方が滑りやすくて危ない。やっと最後の谷部から出発点の東屋に辿り着いて一息! ここで意見が分れ、女性3人と男性3人は“菱角山”行きを諦めて元来た道を下って直接“索罟灣”へ【55】、残った男6人組は東屋を出て下り、先の標識【56】から舗装階段を“菱角山”へと向かって登り出す。

↓今度は段差の低い舗装階段だが先ほどの“山地塘”へのガレ急坂の登下山で体力、脚力をかなり使ったせいか? きつい登りだ、フッ−!【57】。フト後ろを振り向くと残った6人が下山し始めている【58】、そしてその向こう、先ほど登った“山地塘”の勇姿も【59】。登るにつれ右手に見えて来た“石排灣”(Shek Pai Wan) とその先“東澳灣”(Tung O Wan)【60】。やっと、って感じで“菱角山”250mのピ−ク、三角点に登り着いた【62】、左手下には“索罟灣”出口付近の石切場【63】

↓ここから先は楽チンの尾根道歩き、大岩の間の無線塔【64】を通過。前方に見えてきた“模達灣”【66】、左手の海は“東博寮海峡”(East Lamma Channel) 、その向こうガスに霞む香港島【67】と行き交う船の航跡! この辺りは大岩がゴロゴロしている奇岩の展覧会場、「オ−イッ、あんまりよっかかると岩が落ちるよ〜!」【68】、、、やがて道は下り階段となる。長〜い階段の途中、綺麗な海をバックに写真二発! ここは高度感がある絶好の撮影ポイント。

↓延々と下まで伸びる長〜い階段【71】、膝がガクガクしてくる、、、長かった階段が終わった所の三叉路、畑の中の標識【73】。今回ラマ島の標識は全てこの新標識に変わっているなぁ〜、Good! 左側へ行くと“模達灣”方面だ。田園地帯、バナナ園を抜け、“模達新村”と呼ばれる村落を通り抜けるとやがて道は海岸沿いの舗装小道【76】、、、右側に“索罟灣”を見ながら長い平道が続く、、、。

↓そしてやっと終着点、“漁村”の看板【78】、行きつけの海鮮レストラン“Hilton”の裏口に到着! 延々6時間、約12q以上の歩きをFinish! 先に着いて我々を待ちくたびれていた6人と合流して最後の打上げ、先ずはビ−ルだッ! 心地よい疲れの中、夕暮れのひと時を潮風に吹かれながら飲むビ−ルまた格別でした。たらふく飲んで喰って一人HK$100チョット、この店はいつも安くて旨いッ!

ラマ島はいつ来ても花イッパイの島!たくさん撮ったので別ペ−ジにまとめました。
特集⇒【南Y島、花シリ−ズ!】もご覧下さい。

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ラマ島で最高峰の“山地塘”は今回で三回目だったが、毎回とても353mの低山とは思えない険しい急坂ガレ道登りで変化にとんだ面白い山! ル−トもマイナーで一般的にはあまり知られてない。それにしても今日初参加した人はイキナリこんな山に登ってさぞビックリしたかもねッ? お疲れさん!
 
過去の関連レポ−トもご覧下さい。
(“山地塘”↓は今回とは下山コ−スが違います!)
[2003年1月1日] 山地塘 (Shan Tei Tong)
そして、これが↓一般的な“南Y島,菱角山周遊コ−ス”です。
[2004年10月22日] 南Y島周遊
これは↓お子様向け“南Y島,簡単コ−ス”です。
[2003年5月25日] 南Y島周遊

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