[2003年1月1日] 山地塘 (Shan Tei Tong)
≪英名:Mount Stenhouse≫

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コ−ス=中環-(Ferry)-索罟灣-菱角山麓-山地塘-索罟灣西岸-(Ferry)-中環

参考資料=「離島 郊區地図1998年第二版」
        「香港街道地方指南2001年版」

≪全般概要≫

丁度一年ぶりの南Y島(Lama Islando)、但し今回はいつもの菱角山(Ling Kok Shan)250mを中心とした島周遊コ-スでなくこれまで未踏の、島の最高峰"山地塘"(Shan Tei Tong、英名Mount Stenhouse) 353mを目指す。天候は今日も寒々とした曇天!気温13度ほどか!それに風も強い!集合した10名はフェリ-で山地塘に近い索罟灣(Sok Kwn Wan)を目指す。榕樹灣(Yung Shue Wan)行きと違いこちらはフェリ-の本数も少なく1〜1.5時間に一本しか出ないから要注意!地図に有った点線ル-トを頼りに索罟灣の一番奥に入り込んだ川の付近で登山口を探すが見つからない。村人に聞くと昔はル-トは有ったが現在はヤブで通れないとの事。結局、周遊コ-スのとおりに菱角山への登山口がある天后廟(Tin Hau Temple)の近くから登り出した。舗装階段を登って菱角山麓の東屋がある休憩地点136mまで登ったら冷たかった身体も暖まった。

ここからが本格的な山地塘アタック!強風に晒されながら溝状に抉れた荒れ道を登り、岩を這い、かなりの歩き難さに苦労しながら前方の岩山頂きを目指す。やっと登り着いたと思ったら山地塘頂上はまだまだその先だった。一旦下り、また登り坂! ますます風は強くなりしかも冷たい。傾斜も激しくなり獣道紛いの急斜面を這い登ってやっと353mの頂上三角点にタッチ!!冷たい強風に一同たまらず草むらの窪みに入って小休止。ワザワザ担いで来た日本酒で一口ずつ正月お屠蘇の乾杯!!下山コ-スは尾根伝いだが、またまたガレ道とヤブ漕ぎ、そして小さなアップダウンの繰り返し。特に最後の尾根から直下の索罟灣西側に下りるまでは、何とか歩けるものの草木が密集したジャングル状態の難コ-スだった。最後はいつものお馴染み海鮮屋で〆の打上げ!無事に2003年の歩き初めも終わりメデタシ、メデタシ!でしたッ!!

↓フェリ-の中も寒い!それとも眠いのか?30分で索罟灣着。右手に居並ぶ海鮮屋の軒下を通り抜け天后廟前広場で↓目指す山地塘をバックに記念写真!湾の一番奥まった川沿い辺りから登山口を探すが見つからず!結局この広場まで戻り、、そこの隅にあるいつもの菱角山への登り口から登り出す↓。間もなく菱角山麓の東屋↓

菱角山はここから左手後方の階段へ。ここまでは何回も来ているので良く知ってるが、我々は標高136mの↓岩の上にある東屋を素通り、菱角山を背にしていよいよ未知のル-トへ足を運ぶ!一旦下ってそこから岩が散在する登り坂の荒れ道!登るにつれ冷たい強風が吹きすさぶ。   、、、、左手東側の海は東澳灣(Tung O Wan)↓

とにかく歩き難い道だッ!溝状に抉れた赤土で段差の高い箇所も多い。麓から見上げた頂きは岩だらけだったが、やっとそこまで辿り着いたら↓まだ先が有った。
                    、、、、一旦下り↓またまた登り坂!

↓"切込み隊長"は既に頂上岩の上!最後の一踏ん張りで遂に全員標高353m山地塘の頂上到達!353mの高さとは信じ難い、もっと高い様な登坂感じ!三角点の傍は冷たい強風で休憩もおちおち出来ない。
繁みの窪みで、、、ささやかながら日本酒にてカンパイの正月お屠蘇!

↓お屠蘇を頂いたら記念撮影の後いよいよ下山!尾根伝いに登ったり降ったり!遠くに索罟灣も見えてきた。↓惜しむらくはこの曇天!この辺りからル-トは一旦谷部まで下るがちょっとしたヤブ漕ぎ道だ。草木が背丈以上もあり荒れ道も途切れがち!
ピ-クに登りついてふと振り返れば、今下って来た山頂西側の荒々しい岩の面↓

前方の海は↓下尾灣(Ha Mei Wan)。再び尾根道を行く、、、所々ガレ道下りも有るが比較的なだらかな下りコ-ス。間もなく尾根道の最後、直下の索罟灣を見下ろす↓位置まで到達!問題はここから、、、
   、、、かすかにル-トはあるが草木が密生したジャングル状態の中に突入!

↓この写真はジャングルの最後出口部分、タ-ザン紛いにカズラに掴まって奮闘するレディ−達!!降り立った所は索罟灣の西側を湾沿いに通るハイキングコ−スの途中だった。右手に下って出発地点の天后廟前広場、居並ぶ海鮮屋、埠頭を通り過ぎて一番奥にあるいつもの海鮮屋"ヒルトン"?に直行!新年宴会の開始!!

毎回思うに、、この店の料理は安くて旨くて感じが良くて、云う事なしッ!埠頭から離れている所為か?客が比較的少ないのもウルサク無くて結構!、、、
   、、、しかし案外我々のグル−プが一番"うるさかった"かもねッ!!

以前から狙ってた山、今回2003年山登り初めの"山地塘"は大変素晴らしい山でした。予想したより山腹の起伏が険しくて353mの低山とは思えない、なかなか"登りがい"のある山だが、村人が云ったとおりル−トが壊滅寸前なのが惜しいねぇ〜!このHPを見た皆さん、ドンドン挑戦してル−ト保存に尽しましょう!!

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