[2004年12月19日] 大東山〜ニ東山〜蓮花山
(Sunset Peak〜Yi Tung Shan〜Lin Fa Shan)

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コ−ス=MTR.東涌-(Bus)-伯公アウ-大東山-ニ東山-雙東アウ-
-蓮花山-婆KAI山(麓)-MTR.東涌

参考資料=「大嶼山 郊區地図2000年第三版」
      「香港街道地方指南2001年版」

≪全般概要≫
今日は先週12日に引き続き二週目のベテラン日本OGと、今年香港から中国に転勤になった上海OGの久しぶりの香港への"帰郷"、さらにその香港後任者の新人女性を加えて、ランタウ島の“大東山”(Sunset Peak) 869m に登る。更に“二東山”(Yi Tung Shan) 748m を経由して“蓮花山” (Lin Fa Shan) 766m までまとめて三つの山を登ろうと云う企画。
香港の山標高ランキングの3位(大東山)、4位(蓮花山)、6位(二東山) を一度に登る欲張りハイキングだッ! 今日の天気はまた、うす曇の気温22度、湿度87%。参加者は全部で15名。

KCR“東涌”(Tung Chung) 駅前から“大澳”(Tai O) 行きのバスに乗り“伯公アウ”(Pak Kung Au) で下車。ここはランタウ島を横断しているバス路線で島で一番高い峠、すでに標高400m 近くの地点だ! バス道路を挟んで西に登れば香港NO.2を誇る霊峰“鳳凰山”(Lan Tau Peak) 934m へ。東側へ登れば目指すサンセットピ−ク。さらにここ“伯公アウ”は LTT-2- から LTT-3- へステ−ジが変わるポイントでもある。今日のコ−スはこの LTT-2- の逆行歩きからスタ−ト。いきなり長〜い階段道、段差の高い石段が延々と続く。山裾のスロ−プを歩き、また階段を登り、の繰り返し。そして頂上到着。曇天でガスが多く風景もあまり楽しめず! 肩まで下山して次は目前の“二東山”を目指す。ここは無線塔とキャンプ小屋風の小屋が有るだけ。

同じ道を戻って再度 LTT-2- に合流。コ−スは“二東山”の北側を周り込む様になだらかな下り道を行き“雙東アウ”(Sheung Tung Au) と呼ばれる地点の分岐点から左折して“蓮花山”へ。 LTT-2-はそのまま直進して“南山”(Nam Shan)、“梅窩”(Mui Wo)方面へ至る。この辺り一帯は山火事か野焼きか? 一面焼け野原風。分岐点から左折してコ−スはなだらかな登りから徐々に急登坂となる。このコ−スは地図上では頂上直下から頂上は通過せずに直接“東涌”方面へ通じているが我々は頂上を目指す。最後の岩をよじ登り 766m の三角点着。少し晴れ間も出てきたがやはり遠景は楽しめず!

次はいよいよ“東涌”方面に向け下山開始。雄大な山麓のスロ−プを登ったり下ったりしながら延々と小一時間、“婆KAI山”(Por Kai Shan) と“薄刀YAN”(Pok To Yan) の間の麓。そこから“婆KAI山”の南側を巻くル−トを下り途中から“東涌”への下山コ-スに入る。最後は急峻なガレ道を下ってやっと“東涌”近くの高速道路沿線に降り立った。高速道路の側線を歩いて“東涌”駅に到着、今日の歩きをFinishした。約12q の歩きを終えて駅ビル内の中華店でいつも以上の盛大な打上げでしたッ!
(注:LTT-2-、-3-:鳳凰徑, Lantau Trail Stage-2-、-3-)

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↓“伯公アウ”バス道路脇のLTT標識前にて記念写真【写真No.01】、【02】。東側の階段を登りだす。直ぐに“南山、大東山”の標識前から雑木林の中の石段登りスタ−ト、しかし皆石段を避けて脇を登っている【04】。一しきり登ってふと振り向けば目前、ガスの中に聳え立つ霊峰“鳳凰山”ランタウピ−クの威容!【06】。ガレ道と石段登りが続く、、、 

↓しばらくガレ道登りが続いたら前方に大岩の散在、、、早くも先頭部隊はその岩の上で手を振っている。ここまで登って来て一同小休止【09】。さらに登り坂は続く、、、石段を登るにつれ噴出す汗! コブを迂回し、最初のピ−クに差し掛かってきた【12】

↓最初のピ−クを過ぎて次のピ−クへ【15】、ここで再度小休止。これまでが急坂登りだったが、この後ル−トはいよいよサンセットピ−クの頂上南側を迂回するような山裾のなだらか登り坂となる。しかしこの辺りまで高度が上がるとガスが立ちこめてきた【17】。長い裾野が終わってやっと肩下へ【18】、ここでLTT-2-から外れて左手のピ−クを目指す【20】、肩まで登ったら頂上は目前、先頭部隊は早くも三角点の上【21】

↓間もなく全員到着、“大東山”サンセットピ−ク 869m 頂上にて記念写真!【24】 ここで三々五々と大休止! 残念ながら立ち込めるガスで遠景の見通しが悪い。娘三人?【26】、青年二人?【27】、そしてオジサンを先頭に下山開始【28】

↓この一帯は夏までは緑の大草原が広がる風景ながら既に12月、さすがに草は枯れ、ガスの中に一面茶色の風景が広がる。先ほどの肩下まで戻り再度LTT-2-に復帰【31】。大岩が大好き先発隊長とJapan-OG【32】。なだらか坂道を下った所の分岐点【33】、左手がLTT-2-“南山”方面だが我々は直進して前方の“二東山”を目指す、、、キャンプ小屋が散在する高原の歩きが続く、、、

↓間もなく“二東山”に到着748m【37】。今下って来たサンセットピ−クの雄大な山麓【38】、無線塔とキャンプ小屋が有るだけの殺風景な山頂で記念写真【39】。元来た道を迂回しながら先ほどの標識点まで戻り、またLTT-2-に合流【41】。今度は“二東山”の北側を周り込むル−トでなだらか下り坂が続く【42】

↓前方ガスに浮かぶ今日三番目の目標“蓮花山”【43】、LTT-2-のなだらか下り坂が続き徐々に近づく“蓮花山”の雄姿!【45】。この辺り一帯、山の斜面は何故か焼けている、山火事か?野焼きか? ある程度下ってきたら“雙東アウ”と呼ばれる地点の分岐点、LTT-2-はそのまま直進して標識にある“南山”方面へ【47】、我々はここから左折して“蓮花山”へのル−トを取る。香港の山の標識は何故か不親切、この標識に“蓮花山”への表示も付ければ良いものをッ! 山裾のなだらか登りからル−トは徐々に急勾配のガレ道登りとなって、、、

↓岩の間の急坂登りにヒィ−ヒィ−ゼイィゼィ! やっと肩付近まで到着。先発隊長は早くも頭上三角点の岩の上【51】、【52】。そして、、、遂に全員到着“蓮花山”766m 頂上! 午前中より幾分ガスは減ってはきたが相変わらず遠景はダメ! 東側“梅窩”の街も湾もガスで薄ボンヤリ【53】、西側に目を転ずればこれまたガスの中、先ほど登って来たサンセットピ−ク(右)と“二東山”(左)【54】。狭い頂上三角点、ここでも記念写真【55】、そして今度は北側に向かって下山開始、いきなり腰高ほどもある草の中の獣道歩きからスタ−ト【56】 

↓道なき道の雑草掻き分け歩きを抜け出すと、前方小山の左手を走るル−ト【57】、あれが正しいル−トだッ! 雄大な山裾の歩き、、、後ろには今降りて来た“蓮花山”【59】、こうして見るとなかなかカッコよろしい! この辺りはランタウ島のど真ん中、小さなアップダウンを繰り返しながら道は続く、、、途中小休止を挟んで、、、やがて前方にモッコリ小山、あれは“婆KAI山”だ!【63】 

↓広大な丘陵地帯スロ−プの歩きが続く、、、標識は一切なし、前回の記憶を頼りに【65】の谷部辺りからル−トを左側にとって進む、、、15名の隊列が延び切ってしまった! やがて見覚えのある“婆KAI山”と“薄刀YAN”の間の麓【66】、あの裾で先頭部隊を止めなくては! 急ぎ足になる、、、“婆KAI山”を正面に見た地点【68】、そこから右手下に見えた空港高速道路【69】、その麓で待機していた先頭部隊【70】

↓後続部隊を待ってる合間に“婆KAI山”482m 頂上を極めて下山する先発隊長、マッタク疲れを知らない男だッ!【71】、、、やがて全員揃ったところで今度は“婆KAI山”の南側から西側を巻くように【72】の左側“婆KAI山”、右側“薄刀YAN”の間のル−トを行く。やがて左手下方、ガスの中に“東涌”の街並み【73】。ル−ト途中から左折して“東涌”への下山コ−スに入る【74】、、、急な坂道下り、、、 

↓さらに途中から急峻なガレ道下りとなり、、、恐る恐る下山する一同、、、みるみる高度が下がって、、、近づく“東涌”の高層ビル群、、、そしてやっと麓まで下ってきた【84】

↓この後、引水道脇の階段を下る【85】、そして“婆KAI山”からの長かった下りもやっと高速道路側線まで降りて来てFinish!【87】。側線をテクテク歩き、、、間もなく“東涌”駅【89】に到着。駅ビル内の中華店に飛び込んだッ! 時刻は既に5時頃、先ずはビ−ルでカンパ〜イ! カンパ〜イ!

↓今夜のフライトで上海に戻るOG、初参加の仲間、皆さん大変お疲れ様でしたッ〜!

日本と上海からのOGに加え初参加の女性! 今日の参加者15名のうち女性が9名、と久しぶりに女性が多い華やかなハイキングとなりました。やっぱり女性が多いと楽しいね〜! 同じハイキングでもオヤジ連中だけで歩くより女性が入ると身も心も軽やか(^_^)!、、、そうでもないかッ!
登る時の苦しさは同じ、そんな余裕はナシ!

オマケ写真も見てチョ−ダイ!
仲間が作成したフォトアルバムもご覧下さい!

過去の関連レポ−ト
[2003年3月23日] 大東山〜ニ東山〜蓮花山
[2002年12月29日] 婆KAI山〜薄刀YAN
[2001年10月21日] 大東山 (Sunset Peak)

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