[2003年6月4日] 八仙嶺
(Pat Sin Leng)

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コ−ス=九龍塘-(KCR)-大埔嘘-(Bus75K)-大尾篤-八仙嶺-犁壁山-
-上七木橋-鹿頸-(MiniBus)-粉嶺-(KCR)-沙田-(KCR)-九龍塘

参考資料=「新界東北部郊区地図1999年第五版」
   「香港街道地方指南2001年版」

≪全般概要≫

今日は約1年半振りに新界東北部の秀峰"八仙嶺"(Pat Sin Leng)。このクソ暑いのに敢えてハ-ドなコ-スを選んでみた。WSTの逆行歩きだッ!しかも天気はガスがかったHazyで30度以上の炎暑に80%の高湿度。参加者11名で大埔嘘(Tai Po Market)からバス75Kで終点の大尾篤(Tai Mei Tuk)まで。ここからしばらくバス道路の坂道を登って行くと八仙嶺自然教育徑(Pat Sin Leng Nature Trail)の入口、"牛アウ(Ngau Au)"の管理事務所上に"春風亭"と云う東屋がある、ここが登山口。この東屋は数年前の山火事による犠牲者の慰霊碑として建てられたもの。ここから教育徑はPoint(1)としてスタ-トし急坂ではないが坂道と石段の登りがPoint(13)近くまで延々と続く(道脇にPoint No.あり)。この登りだけで凡そ50分もかかった。そしていよいよWSTのステ-ジ順に云うとStage-9-、八仙嶺の最後八つ目の"仙姑峯"(Hsien ku Fung)511mへの急階段登り。ヒィ-ヒィ-云いながら25分程で頂上着。

それから後は遥か前方、八仙嶺の最初の嶺"純陽峯"(Shun Yeung Fung)591mまでのアップダウンの繰り返し。一つのピ-クを超えるたびに足を止め、呼吸を整えやっと最後の"純陽峯"の麓から頂上まで直線的に延びる階段を見上げた時は思わず溜息!!足元を睨みながら力を振絞って登って行く。頂上に着いた瞬間は全員さすがに笑顔なしッ!疲れの半分はこの蒸暑させいだッ!八つの嶺の走破は終わったが、次は純陽峯の急坂下りから比較的なだらかな尾根を行き、その後"犁壁山"(Lai Pek Shan)550mまでの緩やかな登りが続く。そこから予定では更に"黄嶺"(Wong Leng)639mを経由してWST-9-の最後、鶴藪水塘(Hok Tau Reservoir)まで歩く筈だったが、『もう登りはイヤッ!』の叫びが聞こえて予定変更。"上七木橋"(Sheung Tsai Mok Kiu)〜横七古道(WST-10-)に抜けるコ-スを取る。最後は中国"沙頭角(Sha Tau Kok)"を前方に眺めながら"鹿頸"(Luk Keng)に降り立つ。約12kmの歩きだった。ミニバスでKCR粉嶺(Fan Ling)へ。最後の〆は沙田(Sha Tin)の、、、やっぱり疲れた時は日本食でした。
(WST-9-,-10-:衛奕信徑,Wilson Trail Stage-9-,-10-)

↓大尾篤のバス停で八仙嶺をバックに。バス道路の坂道を登った所にある"八仙嶺郊野公園"の管理事務所。その脇を行って春風亭の東屋からいよいよスタ-ト。急ではないが延々と続く坂道と石段の登り。高度が増して右手に"船灣淡水湖"が見えてきた。汗が全身から噴出す。
↓教育徑のPoint(13)を過ぎた辺りまで登ってやっと平坦道となり、やがて八仙嶺への登山口、非常電話がある地点に到着して小休止。これからが急階段登りの始まり!
ヒィ-ヒィ-ゼィゼィ云いながら25分程かかって"仙姑峯"頂上511mに着いた。
           、、、、、真下には船灣淡水湖の奥まった入り江付近。
↓仙姑峯頂上から見た八仙嶺の尾根道は延々と続いている。三角点で記念写真。
真下は船灣海と大尾篤付近の街並み。やがて下山して次のピ-ク"湘子峯〜采和峯"とアップダウンが続く。
↓道端のユリを撮ったり三つのピ-クを過ぎたこの辺りまでは余裕あり!!  四つ目の"曹舅峯"はかなり厳しい登り階段だッ!小休止、、、水をがぶ飲みする。振り返ると最初の"仙姑峯"と歩いて来た尾根道。やがて五つ目の"拐李峯"を過ぎて次のピ-クを目指して階段を登る一行!右手後方には以前登った"吊燈籠"(Tiu Tang Lung)もガスの中にボンヤリと。
↓やっと六つ目の"果老峯"頂上に辿り着いて小休止。この辺りで皆の顔に疲労の色が見えてきた、座り込んでしまう!ガスで陽炎のような陽射しに傘をさす。前方には最後の"純陽峯"、頂上まで直線階段が見える。七つ目の"鍾離峯"はピ-クを反れた脇道にあり。標識では鶴藪水塘まで8q、4時間強。
、、、いよいよ八仙嶺最後(順行では最初)の"純陽峯"591m目指して急階段アタック!
↓腰を折ってただ足元だけを睨みながら登る。苦しいッ-!!、、、、そしてやっとこさ"純陽峯"頂上着。ここで大休止!遥か前方には尾根伝いの道の先に"黄嶺"639m。今日は"連れ合い"が一番ヘバってるようだッ!水と糖分補給の後下山開始。今度はなだらかな起伏の尾根道が延々と続く。後続部隊との差が徐々に広がって行く。
↓長い尾根道からまたまた登り坂が"犁壁山"まで続く。ピ-ク脇で小休止、全員揃ったところ、標識点でそのまま予定コ-スを鶴藪水塘まで行くか?"横山脚"(上七木橋方面)へ下るか?思案のしどころ!距離的にはほぼ同じだが、、、、、やっぱり下ろう!の声で即決。今度は山中腹のガレ道下りが続く。途中再度標識点から"鹿頸"方面を目指す。
     、、、、、長〜い下り坂が終わって横七古道(WST-10-)に合流した。
↓横七古道との合流点で小休止する一行。アップダウン行の後の長い下り坂歩きの疲れで中々立ち上がろうとしなかったが、、、やがて今度は林道の平坦道を歩く。珍しい白い花が咲き乱れた緑のトンネルに疲れも癒される。間もなく前方の視界が開け左折するとWST-10-の終点"南涌"へ。直進は"鹿頸"方面へ至る交差地点。
  、、、我々は中国"沙頭角"を望みながら直進、何回も歩いたお馴染みコ-スだ。
↓下山終了!"客家の長屋"の軒下、"鹿頸黄屋"(Luk Keng Wong Uk)のミニバス停前に到着して12km、5時間強の歩きはやっとFinish。粉嶺〜(KCR)〜沙田と移動して日本食レストランに飛び込む。疲れを吹き飛ばす勢いで呑んだり喰ったり2時間。
     、、、、、酔っ払ったか?写真もいい加減に撮ってしまったッ!


今日は非常に蒸し暑い日だった。山頂でも殆ど風は吹かず2リットルの水を殆ど飲み干してしまった。風があると随分違うものだが、、、。やはり夏の"八仙嶺"は苦しかった!これぞ正に"チ-シン(痴線)"Crazyと云われても仕方なしッ!、、、過去の関連レポ-トも参考までにご覧ください。
⇒[2001年12月9日]八仙嶺
⇒[2002年11月24日]八仙嶺自然教育徑〜横七古道
⇒[2003年3月30日] 屏風山〜黄嶺〜南涌