池田信夫blogより。
長々といろいろ書こうとは思わないけど、この論理で言えば、
日本の将来のために、国民はタバコを喫え。
タバコの値段は2000円な!
ということになってしまう。
そのココロは、
- タバコは医療費の高くなる後期高齢者を減らすから、年金負担が減る
- 同じ理由で医療費も減る
- 「2000円」はタバコの税収とインフラ負担がバランスする価格
ということ。
老人が早く死ねば、国家財政的にはプラスだ。もう何も生産しない(= 納税しない)老人は早く死ぬべきで、そうしなければ若者の負担は増える一方だ。「死ね」というのは難しいから、タバコ(に限らないが)でもやって自己選択で早死にしてくれると、ありがたい。そういうことになってしまう。
まぁ確かに今時の老人問題の政策案は、「世代間闘争」を誘導して、相互に潰しあってくれることを狙っているようだから、こういった無茶を言うことになるのだろうが。
間違っちゃいないし、世代間闘争を(に)したい人達にとっては良いのだろうが、それは何か違うような気がする。この人は「経済学じゃない何か」を勉強して欲しいところ。