faxを入れてみる

退職後すぐにでも仕事ができるように、いろいろと準備を進めている。とりあえずは事務所環境の整備だ。

どうせすぐには開業はできないので、それまでの間にやればいいと思うのだが、面倒臭いものは後回しになって後であわてるということがあるので、ちょっとづつ進めておく。そうやっておいて「後には引けぬ」という気分を盛り上げるのもいいし。

ということでfaxを入れることを思い立った。本当はfaxなんていずれ絶滅するメディアだと思うのだが、「fax送っていいですか」という話は仕事の上でよくあるので、あってもいいだろうし、連絡先にfaxがないのもなんかおかしい。

今時は良くしたもので、「複合機」と呼ばれる、fax、プリンタ、スキャナを統合したものの安いのが増えている。プリンタを買えば自動的にfaxやら電話もついて来る。

ところがこれで一つの問題を発見した。

自宅には先日やっとADSLを入れた関係で、電話回線が1本来ている。これは今まで全く使ってなくて、電話番号も自分では覚えてないくらいの電話なので、音声電話にはこれを使えばいい。となると、fax用の回線がない。

もちろん複合機の類の電話付きのものは、自動的に両方切り替えるようになっているのだが、あれはちょっとインチキ臭い処理をしているので、あまり使いたくない。あれは一旦着呼してから、faxか音声か判断してから呼び出し音を出すので、不在でも着呼してしまうのだ。それにわかる人には「そういった処理をしている」と見破られてしまうので、なんとなく貧乏臭いのがバレてしまってかこわるい。かと言って、おそらく滅多に使わないであろうfaxのために回線を引く気も起きない。

じゃー音声の方をインターネット電話にしようかとも思ったのだが、それはそれで何かビミョーだ。

と思っていたら、インターネットfaxなるものが世の中にあることに気がつく。たいていの「インターネットfax」では、それなりの電話番号で受けてくれて、その画像ファイルをメールで送りつけて来る。すぐ読み捨てるものなら、紙にする必要もない。

とゆーことで、YOZANのD-FAXを申し込んでみる。

不思議なことに、このサービスはメアドさえちゃんとしていれば、月々の固定費用もなければ、従量制課金もない。申し込みも要するにメアドさえあれば良く、webで必要な情報を入れるだけだ。なので、あっと言う間にfax持ちになれた。

fax: 020-4664-4216

細かく料金体系を見ていると、利用料はどうも着信の時の通話料に上乗せのようである。それはちょっと高め(40秒10円)なのだけど、滅多に使うものじゃないってことでもあるし、高くて文句のある奴はメールで送って来いと言えばいいだけのことなので、とりあえずはこれで十分である。弊社の顧問弁護士も使っているらしいのだが、「出先でもfaxが見れて便利」と言っていたらしいので、そんなメリットもなかなかいい。