退職準備の一環… じゃなくって、ちょっと前に家にサーバを移設したくなって、準備をしていたので、この連休に実行へ。

www.nurs.or.jpとirc2.2ch.netを自宅に引いたUSENの光につなげる。www.nurs.or.jpにはkabigonというファイルサーバがつながっているので、こいつも移設。合計3台のサーバ移設だ。

まず昨日は、irc2.2ch.netの移設の準備を行う。今までirc2.2ch.netに使っていたマシンは、元々NURS2-NETのルータだったのだが、USENはルータがいらない(広域Ethernetらしい)ので、これを機会にサーバを入れ替えすることにした。と言っても、しょせん IRCサーバなので、ものすごいパフォーマンスとかいらないこともあって、以前使っていたThinkPad 240を再構成して、これをIRCサーバにする。コンソールもついてて便利だし。本当は電池が生きてると「UPS付き」と言えるのだが、電池はとっくの昔にあぼーんしているので、電源が落ちると死んでしまう。まぁ普通のサーバはそうなんだが。

ThinkPadはHDDがいかれていたので、ヨドバシで購入。パフォーマンスも容量もいらないのだが、小容量なんて下手すると逆に高いことになってしまうので、40GBくらいのものを購入した。昔のマシンなのでBIOSが認識するか心配だったのだが、特に問題はなかったようだ。

本当はこいつに元々のサーバの内容をまるごとコピーできたら良かったのだが、いろんな事情で、最初からインストールすることに。元々のサーバと同じように、sargeを入れておく。echにしようかとも思ったのだが、stableになってからでいいやということで、やめた。

PCMCIA-CSを入れ忘れるという、お約束のミスをしたのだが、USBのLANアダプタは認識してくれたので、大騒ぎする程のことではなかった。

せっかくサーバにするのだから、ちゃんとしたネットワークカードを入れてやろうと思って、IO DATAのETX-PCMを買って来た。実はこれが間違いの元で、Linuxでは自分で設定を書かないと認識してくれない。そればかりか、せっかく認識させてもどうも動きがおかしい。しょうがないので、LogitecのLAN-TX/CBを買って来たら、サクっと認識した上に妙な動きもしないので、これを使うことに。

ひととおりの設定をした上に、元のIRCサーバのファイルをいくつかコピーして、サーバの完成。kernelも不安のある版ではなくなったので、とりあえずクラックにも安心。ircdもDebian標準ではなく、tateisu君謹製の2ch IRC版を入れる。

www.nurs.or.jpとkabigonはネットワーク環境を合わせるだけなので、どうということもなく完了する。ただ、こいつらは非常に重いので、運ぶのに一苦労。

サーバの移設自体はどうということはないのだが、大変だったのは配線だ。自宅でのこういったものは、「つながっていればいい」とばかりに、ついいい加減になってしまうのだが、やはり綺麗にしておきたい。また、光ケーブルは折り曲げに弱いので、なるべく急に曲げないような細工が必要になる。一応推奨は「30R」らしいので、その辺を基本とする。と言っても、実際にはそこまで神経質にならなくても良いらいいのではあるが。

100円ショップで「ケーブル類をひっかけるフック」なるものを購入して配線をするのだが、どうも光ケーブルは恐い。そこで今回は「スリットチューブ」なるものにケーブルを入れて配線する。同じような目的のもので「スパイラル」なるものがあるのだが、スリットチューブの方がずっと作業性がいい。

このチューブはケーブルクランプの太めので壁に留めて行くのだが、この部屋の壁紙は凸凹のあるタイプなので、うまくくっつかない。壁が汚れているのかと思い、アルコールで拭いてみたりしてもだめだった。しょうがないので、元々ついているテープを外してしまって、「超強力」というふれこみの両面テープをつけておいた。

これらの工夫で、サーバラックそのものを除けば、そんなに配線だらけという感じではなくなった。ラックから出るのは、ローカルセグメント用のケーブルと光ケーブル、電話線、そして電源線だけだ。光ケーブルと電話線はスリットチューブで一本化してある。出ている線も桟などを使って、配線が目立たないようにしてある。

HUBやケーブルは既存のものを流用したので、新規の購入はなし。スペアで短いLANケーブルを買って来たのだが、結局開封すらせず。まぁどうせまた使う時もあるさ。

と、ここまではいいんだが、DNSの有効時間を短くするのを忘れていたものだから、いまだに情報が伝搬してない。いや、忘れてたんじゃなくて、やったんだけどcvs updateを忘れていたのさ。