絶対領域

ふと思ったこと。

世間の「女の子」の間ではオーバーニーのソックスが流行りのようだ。そういった情報を見たことはない(あるのかも知れないけど)のだが、結構見掛けるし、「それはちょっと」と思うような年齢or容姿の人までやっているのだから、きっと流行っているに違いない。

女子高生の制服のスカートは、ここ20年以上短い。私が学生の頃は「ちょっとグレた女子高生」は長いスカートだったものだが(「スケバン刑事」を見よ)、私が働くようになった頃から短いままだ。ただ、単に短いだけじゃなくて、足元は紺になったり、ルーズになったりと変化している。

女子高生

だったらここで、

女子高生ミニスカ + オーバーニー

という「絶対領域」の王道みたいなファッションがあっても良さそうなものなのだが、なぜだか見掛けたことがない。まー、秋葉にいるから見掛けなくって、渋谷原宿あたりにはいるのかも知れないけど、こういったスタイルはアニメの中には存在しているから、秋葉にいたっておかしくない。

絶対領域+制服の例

アニメの中には、そのスタイルは存在している。でも、リアルでは見掛けない。そこにはきっと「ない」だけの理由があると思うのだが、なぜだかわからない。

そんなことをお前が考えて何になるかって? それは「見る」と「する」のマーケット上の違いという点で興味があるのだ。

「アニメ」は見るだけだから、何でもアリだ。そりゃ「ロリで爆乳」みたいな、本質的にありえないものなら、なくても別におかしくない。しかし、「女子高生のミニスカート」も昔からあるし、「普通の服にオーバーニー」も最近は流行っているようだ。だから、この組合せは「いかにもありそう」だし、「やるのは簡単」なものである。最初に制服のスカートを短く改造した娘の「思い切り」よりも、はるかに少ない「思い切り」で出来るはずだ。つまり、エントリーバリアも低い。

ところが、現実にはない。それは「まだない」だけなのかも知れないし、「現実にはありえない」ものなのかも知れない。ただ、「アニメ上」ではかなり前からあるのだから、「まだない」というのはちょっと弱そうだ。

「いかにもありそう」で「エントリバリアが低い」にも関わらず存在しないもの。ちょっと不思議である。