mixi運営への質問状(最終版)

8月12日頃日下部陽一氏の アカウントが再三にわたり停止されたわけですが、それについて根拠となる利 用規約および経過についての説明の掲示を要求します。

今回の判断には彼の行為に対する抗議があったものと想像しますが、その抗議 の内容についても、それをどのように判断して強制退会になったかという経過 についても、説明は一切ありません。あくまでも「総合的判断」と言う、客観 的には理解のできない表現でのみ述べられるに留まっています。我々が客観的 に得る情報から「総合的判断」をするなら「mixi運営は自分たちの邪魔と判断 した者を恣意的な規約運用で排除した」としか解釈できません。しかし、この ことは「mixiを使い続けるためにはmixi運営の機嫌を損ねてはいけない」とい う意味になりますから、一会員としては非常に不安になることであります。

mixiも100万人を超える一つの社会となりつつあります。100万もいれば、いろ いろな価値観の人もいます。ある人にとっては、日下部氏の発言は迷惑以外の 何者でもないでしょう。しかし、別の人にとっては、彼から大きな示唆を受け、 知識を得るものでもあります。本来mixiとはこのような「人と人との交流」を 目的とした場ではなかったでしょうか?

無論、いかに価値観が多様化しているとは言え、一般社会での犯罪行為になる ものや公序良俗に反する行為をmixi内における禁止行為とすることは、許容範 囲内にあると考えます。そして、社会に於いてそのための基準が「法律」とい う形で提示されています。しかし、mixiに於いては、この「法律」にあたるも のは「利用規約」のみであり、その内容も100万を超える価値観を収容するに 足りるものではないように思います。利用規約が想定していない事態に対応す るための「運用理念」といったものも明文化して提示されていません。

mixiは既に100万人以上のidからなる、「社会」です。都市人口が100万人超え れば政令指定都市となります。それくらいの巨大社会なのです。その社会にお ける「死刑」と等しい処分である強制退会という判断を行うには、それなりの 根拠が明確化されていない限り、彼や彼周辺の人達は納得できないでしょう。 またそうでない人達にしても、「総合的判断」といったような、明確な理由が 示されないままでそのような判断が行われることに、不安を感じる者もいるで しょう。mixiは多くの価値観を収容する社会ですから、価値観によって見方が 変わるようなことがらについては、注意深く取り扱わなくてはならないのは自 明のことです。

以上のことから、以下のことの説明を要求します。

  • 日下部氏強制退会に至るまでの経過
  • その根拠となる利用規約
  • 再入会後のid削除に関する経過と根拠

なおこの質問状については、単に日下部氏と親しい好意的な者からだけではな く、むしろ反感を持っている者も含めての意見を集約したものであることを申 し添えておきます。

参考