夢より大きな現実は来ない

「小成功病」が経営者を蝕む

あははははははは…

まー、なんの組織でもそうだけど、「30人」ってのは一つの壁なんだよね。無理やり50人にしたところで、ついて来れるのはせいぜい30人。

組織、特に会社なんてところは、「共同幻想を形にする」ものであって、その「共同幻想」が提示できなかったら、組織なんて必要がない。

たとえば、技術者にとっては「好きなことをしていれば良い」ってのは一見いい環境のように見えるけど、それは「会社」という面から見ると「金のためだけに会社に来ている」というのとなんら変わりはない。なぜなら、「好きなこと」なんてのは会社に行かなくても出来るわけだから、「その会社で働く」という理由は、「給料がもらえる」ということでしかないからだ。「その会社の価値」は「そんな俺にも給料をくれる」ということでしかないからだ。

「仲間がいるじゃないか」というのは、「一人で漂流するよりも大勢で漂流してる方が心強い」というだけであって、それ以上ではない。会社じゃなくても、サークルなり「こみゅにてぃ」なりでいい。

もちろん組織にありがちの理不尽な拘束は馬鹿げている。自由はないよりもあった方がいいし、少ないより多い方がいい。でも、そのことと「方向性の提示」というのは、別の話だ。「パーティーを組んでドラゴンを倒しに行く」ことが「組織」の意味だろう。