質問者から何の反応もなかったのだけど、それなりに考えて書いた回答。

頑張って回答を書いても質問者の反応がない時もあるとゆーのが、Quoraの残念なところ。

ちょっとだけ違うことをして下さい。ほんのちょっとだけね。

私が起業した頃、本当に毎日が同じ事の繰り返しでした。そもそも、外に出る必要がないので、食べ物を買うくらいしか外出する用がない。

外に出ることが格段に減るだろうなというのは、起業する前からわかっていたので、前職を辞めた時から

朝の散歩

をするようになりました。

そうやって無理やり外に出る理由を作る。それを「義務」にしてしまうと、今度はそれで切なくなってしまうので、「口実のある時はサボる」ということにします。「雨が降ってる」とか「朝起きれなかった」とか「花粉の季節だから」というのは、十分サボる口実になります。

そして、これが大事なんですが、コースは毎日変えました。

自宅から、ある日北に向かったら、翌日は南に。その翌日は西に… という感じです。だから、毎日違う道を通る。そして、出た先の道も毎日変える。自分がルンバにでもなったかのように、「お散歩エリア」の道を全て歩く勢いでコース変更をしました。

道草食いながら、ただ歩くのです。iPodのようなもので音楽聞いたりはしません。周囲の雑音を聞きながらです。

毎日コースが違うので、見えるものが違います。そこに新鮮な驚きがあり、また興味を引くものがあります。「新しいものを見る」なんて意識しなくても、「違うことをする」なんて意識しなくても、自動的に変化してくれます。

それでもしばらく続けていると、「同じことの繰り返し」とか感じて来ます。その時は電車に乗ってみるとか、「朝の散歩」を「昼食に出掛ける」にしてみるとか。「ちょっとだけ違うこと」をしてみました。

見えるもの、感じること、思うこと、みんな毎日ちょっとだけ違って来ます。そうすると、「同じことの繰り返し」という切なさはとりあえず減ります。また、そうしていると「自分」が変化します。ただ歩いているだけですから、いろいろ考えたりします。それで考えつくこともあります。人生を考え直したりするかも知れません。そういった諸々はみんな「変化」につながります。それが臨界点に達したら、「転職しようかな」とか「引っ越ししようかな」と思うかも知れません。大きく変化します。

難しいことを考えることはありません。「ちょっとだけ違うこと」をするだけです。意識するのは「ヘッドホンの音楽を聞く」ような、「全く変化しないもの」を排除するだけ。とにかくなるべくたくさんの新しいものに触れる。ただそれだけです。「新しいことを始める」必要もなければ、「意識を高める」必要もありません。そういったちょっとだけ変化する環境に身を置くだけでいいのです。