【QUORA】議論や質疑応答で「要点は3つあると思います」などと、自分の考えを整理できる人が羨ましいです。一方自分はそれが苦手です。何かコツはありますか?

それ程人気になったわけではないが、話をする時のTIPSとして。

以下の文章には要点は3つあります。

  • 「要点」は3つあるべきである
  • 「要点」が3より少ないアイディアはアイディア足りえない
  • 「要点」が3つより多いアイディアは「練り」が足りない

だいたい何にでも「要点」は3つあるものです。逆に要点が3つ挙げられないことは、そもそも大したことじゃない… と思っておくと良いです。

これが「2」じゃダメだし「5」でもダメです。あくまでも「3」です。ウェブ記事には「○○を××にするn(n>3)の方法」というタイトルがよくありますが、n>3の時点で読む価値はゼロだと認識しましょう。

それを前提として、何かを話す時には要点を3つ探すようにします。とにかく3つ考えて下さい。3つ出ましたか? 出たらまず「要点は3つあります」と宣言します。なるべく格好つけて、もったいつけて言いましょう。そして、3つ挙げます。それだけです。

3つ見つからなかったらどうするか? それは自分の話そうとすることに話す価値がないということだと思って下さい。たった3つの要点が見つからないのであれば、まだそのアイディアは口にするべきタイミングではないということです。もっといろいろ考えましょう。

5つも10も見つかったらどうするか? それは多分独立した要点ではありません。相互に依存関係があるはずです。なので、まずそういった依存関係を解決して3つにならないか考えて下さい。3つまで絞られたら、3つ見つかった時のようにします。

頑張って絞っても3つを超えてしまった場合、それは考えそのものが絞られてないということです。つまり、複数のアイディアを単に並べてしまっているということです。アイディアはいくつかの組み合わせによって作られるものですが、うまく組み合わせないと「スイス軍ナイフ」になってしまいます。それが求められている時がないわけではありませんが、たいていは「練り」が足りないと思った方が良いです。

そうやって「要点は3つ」にこだわって、考えたり聞いたりするクセを身につけます。そうすれば、だんだん慣れてきます。

ちなみにこの文章の冒頭の部分は「セルフパロディにしたら面白いな」と思って後づけで書きましたが、そのためにそれ以下の部分を加筆したりしていません。「要点は3つ」という原則に従って書いているからです。