「濃い味付け」が嫌い

Shortplugには、「のめりこませる」ための仕掛けが一切ありません。

最初のバージョンには、「あしあと」とか「最終ログイン」すらなくて、あまりに「人のいる気配」がないとゆーことを言われたため、一応

昔のmixiと同等の機能

ということでそういったものをつけましたが、今時の流行りの「ゲーミフィケーション」の類は一切取り入れていませんし、コンテンツのお勧めの類とかもつけていません。「いいね!」すらありません。バズらせるための仕掛けも、tweetくらいしかありません。

これらって、まぁ「手が回らない」ってこともあるのですが、「あまり取り入れたくない」と思っているからです。

これらがあると、おそらくもっとアクセスは伸びるでしょう。今はサービスの初期段階ですから、そういった機構を用意した方が良いのかも知れません。でも、そういったものは、どうも

味付けが濃過ぎる

ような気がしてならないのです。最初はワクワクするのですが、だんだんそのワクワクに慣れて来ると、今度はなんとなくうっとおしいものに感じる。そんな気がするのです。

実際、Facebookにあるそういったものって、最初はとてもワクワクしました。「左下」のポップアップが出ると、なんとなくテンションが上がって来たものです。

でも、今になると、結構「うっとおしい」ものに思えて来ます。コメント書いてる間にポップアップが邪魔したりすると、イラっとします。ゲームの最中にチャットの合図が来ると、「邪魔だなー」とか思います。「いいね!」がつくのは、最初は嬉しかったのですが、今は「読んだ」という合図くらいにしか感じません。すぐ反応があるのは嬉しいかったのですが、何でもかんでも「リアルタイム」だとうっとおしいわけです。

また、「ゲーミフィケーション」の類も、使うことが当たり前になって来ると、途端にうっとおしく感じ始めます。私は4sqは「~なう」を書く代わりに使ってるのですが、バッジとかいったい何のことやら意味がわかっていません。どうもあると嬉しいものらしいのだけど、価値がよくわかりません。「メイヤー」もなっていると嬉しいのですが、それで何か起きるかと言えば、あんまりそうでもないっぽいし。それでも最初はそういったものがつくのが嬉しかったのですが、価値がよくわからないなーと思い始めると、「どうでもいいもの」になってしまいます。まぁ正直なところ、Kloutのスコアの意味もよくわかってないので、そういった

数値を競う

の類があまり楽しめないとゆーこともあるのだろうけど。と言えば、Twitterの「ふぁぼ」も、つくこと自体は嬉しいのだけど、ネタ発言の方ふぁぼが多くなっているのを見ると、なんだかなぁの感じが強くて、うっとおしく感じます。

これは単なる感性の問題に過ぎないのかも知れませんが、「本来の目的」ととなっていること以外のことで競わされるのは、なんとゆーか本末転倒感が高いとゆーか、邪魔だったりするわけです。もちろん「よっしゃ、赤ふぁぼ狙うぜ」みたいな時は「本来の目的」が「ふぁぼ」になってしまっているので、そんな時はいいんですが、別にいつもそういったものを狙いたいと思ってるわけじゃないわけで。

最初は意味もわからず「数値」が増えることと「自己承認欲求」とが一致していたり、「刺激」があったりして楽しと感じるものが、いつの間にかうっとおしいものに変わる。この「うっとおしさ」というのがどうも嫌なのです。またそういった「濃い味付け」が、

ソーシャルネットワーク疲れ

の一因ではないかと思ってます。

そんなわけでShortplugでは、あまりそういった類のことは採り入れるつもりがありません。今既にある「評価」で十分過ぎるとゆーか、むしろやり過ぎくらいに思ってますし。