スパゲッティのつけ麺

昼間の話、

スパゲッティを重曹で茹でる話

の続き。茹でた麺を見ると、つけ麺っぽく見えたので、つけ麺にしてみた。

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材料は

  • 鶏ムネ
  • カツオブシ
  • 調味料

だけなので、貧乏な時にもよろしい。

鶏ムネは何度も挑戦している食材だけど、どうもいろいろ難しい。この難しさはあちこちで言われているのだけど、味が染みこみにくいことと、固くなりやすいとゆーことに尽きる。これを克服する調理法を考えなければならない。

今回は、前日に鶏ムネを薄く(5mmくらい)スライスして、醤油と酒とか味醂とか適当に混ぜたつけダレに漬けておいた。分量は本当に適当で、いい感じの味がついてりゃそれでいいとゆーところ。多分醤油:酒:味醂が2:2:1くらいだったかな。鶏ムネはまぁだいたい2人分で1枚くらい。多くて死ぬこともないので、これも適当。多分3人でも1枚でいい。漬け込んでおくことで、「味が染みこみにくい」ことを解決し、スライスすることで「固くなりやすい」ことを解決する。

この漬けたものを油で炒める。適当に炒めていい感じになって来たら、カツオブシを入れる。カツオブシと言っても、いわゆる「花ガツオ」で、しかも袋の底にたまっているような粉末状になったもの。ちゃんと形があるものより、粉末状になってる方がいろいろ都合がいい。これを適当に入れる。多い程味が濃くなる。

ここに、市販の「麺つゆ」の類を入れる。2倍希釈なら2倍にしていい。つまり、下味つけた分辛くなるのだけど、つけ麺なのでこれくらいでいい。分量は、まー適当に。手軽に分量を考えたかったら、一人前が丼一杯分になることから逆算する。味をみて、「麺つゆとしては辛いなぁ」くらいに調整する。調整は醤油とか塩とかでいい。

これをしばらく煮る。どれくらい煮るかと言えば、スパゲティを茹で始めた時に炒め始めて、茹で終わるくらいまで煮ればいい。カツオが花ガツオなので、あんまりグダグダ煮ても意味がない。麺が茹で上がった頃に火を止めて落ちつかせる。

茹でたスパゲティは、水で洗って冷やす。冷やすと言っても、冷や素麺みたいに氷を入れる程じゃなくて、つけ麺屋がやってるような水道の水で冷えるまでくらいでいい。

こうやって作ったつけ麺は、麺が太いこともあって、いかにも「らしい」食感になる。また、いい加減に作った汁も、炒めたことで油を含んだり、鶏ムネからの出汁が絡みあったいして、たいしたことをしてないのに非常においしい。鶏ムネを油で炒めているので、ある意味

ニセ鴨南蛮

っぽくもある。このまま店を開いてもいいかなーくらいのものになる。