コンテンツをパクること

なんかイケハヤ尊師が「コンテンツをパクることはどうってことない」とか主張したらしい。

「イケハヤ尊師」の部分はどうでもいいんで、リンクは貼らない。

私個人で言えば、文章を「引用」されることは大歓迎だし、作ったプログラムを「再配布」されることも大歓迎だし、レシピを使ってくれることも歓迎する。そういったことでは、

コンテンツをパクられても平気

に見えなくもない。

とは言え、これらはみな「自分の著作物」であるということが

明記されているか、自明である

ことが前提だ。特にPublic Domainであると主張しているものでない限り、どこかで元は私の著作物であることがわかるようになっていないと面白くない。

FLOSSの世界に長くいると、クリエーターや同人作家達がパクったパクられたと議論するのが滑稽に見える。FLOSSの価値は、いろんな人に「再配布」されたり「改変」されたりすることにあったりする。つまりまぁ、

パクられてなんぼ

だと言える。そういった文化の中にいたから、プログラム以外でも

「どうぞパクって下さい」

と思う。もちろんオリジナルは私だとわかるようにしていて欲しいけど。

とは言え、これはあくまでも「私」の考え方感じ方の問題に過ぎない。あくまでも、「そんな人がいる」という多様性の世界の話だ。

これと似たものに「プライバシー」の問題がある。

ご存知のように、私はたいてい実名で物事をやっている(ように見える)し、いろんな個人情報の類はダダ漏れにしている部分が多々ある。名前でぐぐってもらえばいろんな情報が出て来る。

世の中には

別にやましいことなぞないんだから、プライバシーなんぞ不要

とか主張する人や、

インターネットの時代にプライバシーなぞない

とか主張する人も少なからずいる。

でも、プライバシーをとても大事にする人もいるし、むしろ世の中ではそれが多数派だと言ってもいい。「なくても平気」「存在を諦めている」人もいれば、「凄く大事なもの」と思っている人もいる。よほど極端な考えを持った人でない限り、いずれの立場も理解の中だと思う。

「コンテンツをパクられること」もこれと同じで、「平気」「むしろ歓迎」な人もいれば「嫌でたまらない」人もいるのだ。それを、

俺は平気だから、お前も平気でないとおかしい

的に言うのは、「頭おかしい」の類だろう。

まぁ、元の人は、いつもの通りの炎上狙いなんだろうけど。

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This entry was posted on9月 3rd, 2014 at 16:06:42. You can follow any responses to this entry through the RSS 2.0. Responses are currently closed, but you can Trackback..

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    秋葉で暮し秋葉で仕事してますが、秋葉系は嫌いです。物事を冷静に分析することは好きですが、ニヒリストは嫌いです。

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