前に書いたことの一連の話の中で、「PinterestとかTumblrとかNAVERまとめとか2chまとめとかは、なんで叩かれないんでしょ?」的な話があった。
それに対して「まっとうなウェブサービスとただのパクりを同じにするな」的な反論があったのだけど、私はあの辺のものが「まっとうなサービス」だと思ったことはただの一度もない。そればかりか、あの辺のサービスは私は
嫌悪
している。
Pinterestは興味を失なってしまったし、そのリンクが流れて来ることがないので詳しく知ることもないだろうが、TumblrとかNAVERまとめ、2chまとめは非常に不愉快だ。なぜなら、これらは
オリジナルへのリンクが(の意味が)ない
からだ。
Tumblrの人気エントリが時々Twitterに流れて来る。私はこの手のものが流れて来ると、必ずオリジナルを確認することにしている。それは「オリジナル」へのリスペクトでもあり、恣意的な引用による誤解を避けるためでもある。
ところが、私のところに流れて来るような多くの人達にリブログされたエントリは、多くの場合オリジナルが消えている。消えた事情を知る由もないが、とにかくオリジナルが存在しないまま「リブログ」ばかりが続けられている。
これを見る限り、Tumblrのユーザはオリジナルが何であるかは、あまり興味がないようであるし、その引用が恣意的であっても気にしてないように見える。そりゃまぁ、当然そんな人ばかりではないと思うが。
そんなわけで、Tumblrがオリジネータに対して提供するメリットは限定的だし、下手すれば有害だったりする。もちろん、「まっとうな使い方」は可能なのだろうけど、私の観測範囲ではそれは
多数派ではない
ように見える。Winnyというソフトウェアは「無為」であっても、Winnyは主に違法コピーに使われた。そういった類に見える。まぁ、今時流行りのインターネットのサービスって、
マイルドな出会い系と著作権侵害
だったりするわけなのだけど。