麻薬をやった

先日、モルヒネを3発くらい打った。

まぁ、疼痛のためなんだけど。

心筋梗塞のカテーテル手術を鼠蹊部からやると、「絶対安静」な時間が6時間ばかりある。その間は寝返りを打つことも許されない。手術は局部麻酔だけでやるので、「絶対安静」な時間も意識はふつーにある。そうなると、だんだん背骨のあたりが痛くなる。その痛さたるやハンパなく、鎮痛剤なしでは辛いのだ。

そこで、「痛かったらモルヒネ打ちますよー」と天使(=看護師、素敵な眼鏡っ娘であった)が言ってくれる。

実のところ、こういった薬物には興味津々だ。特に麻薬なんて一般人が打つ機会なんてそうそうないわけなので、どんな気持ちいい素敵なことが起きるか、期待マックスである。

そういった興味やら期待やらとは無関係に、背骨は痛くなる。我慢の限界あたりでモルヒネをお願いする。

「打つ」と言っても点滴のラインから入れるので、注射と言う感じはない。「入れる」と言った方が良いかも。

いよいよ打つとなってwktkして待つ。

入って来ると、首のあたりから頭にかけて、カッと熱く感じる。しばらくしているとそれは去り、いくらか痛みが和らぐ。そして、ちょっとだけ

気持ちが悪く

なる。

なんとゆーか、酒に酔って気持ち悪い的な気持ち悪さを感じる。それも、酒を飲んだ時のような身体全体がグラグラと言うよりは、もっと小さい(!=弱い)感じで目が回った感じがする。まぁ何にせよ、

あまりいい気持ちではない

のだ。

そんなわけで、私の「麻薬体験」はあまり良いものではなかった。疼痛もイマイチ治まった感じもしなかったので、そんなにいいもんではなかった。

薬物乱用、「ダメ。ゼッタイ。」

というのは、全く正しいw