おやじ

これも東京ネタである。

松江にいる時と違い、仕事で上京すると、昼間街を歩くことになる。私の顧客は山手線沿いに点在しているので、昼間結構電車に乗ることになる。

その時に結構「おやじ」を見ることになる。昼間私服を着ているのは、お休みであろうか。背広で歩いている人を見れば、

御苦労様

などと思ってしまう。だいたい、中高生から見れば私も同じ「おやじ」なのであるから、

同業他社

くらいの感覚で見てしまう。それぞれがそれぞれの年輪を持った風情であり、色々と思うものは複雑である。

さて、このおやじ達の電車のマナーであるが、これは必ずしも年月で練られた品性を感じさせるものでは

ない。

むしろ、

「このクソおやじ!」

と言いたくなるような人が少なくない。まぁ事情は色々あるが、これは遺憾である。

私はどちらかと言えば、「長幼の序」は守られるべきものであると思っている。しかし、それは同時に、

年長者は年少者にうやまわれるだけの
品性を備えるべき

であると考える。つまり、年長者は年長者であるが故にしっかりしなくてはならないのである。おやじはおやじとしての風格や品位を備えるのが、若者へ対する義務である。若者が「おやじ」をあなどるということは、同時に若者の未来を否定してしまうものになるのである。

俺もいずれそうなる

と。それではあまりに悲しいではないか?若者が未来に絶望しないためにも、おやじどもは品位を保つべきなのだ。

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