春餅

春だから春餅じゃないんだけど、北京ダッグとか包む時のあの皮。

これがとっても簡単に作れるので、夕方節電の頃に覚えて作るようになった。時間もかからないので、おやつとかにもいい。

まず粉を用意する。いろんなレシピでいろんなことが書いてあるんだが、薄力粉100%でも薄力粉と強力粉を適当に混ぜたものでも、どっちでもいい。違いは歯応えが違うってことくらい。

小麦粉に限らず、穀物の1人前は、だいたい100gだ。スパゲティや干しウドンがそうだし、小麦粉で何か作る時もそうだし、米もそうだ。もちろん「俺は大食い」って人は適当に加減すればいいが、「1人前は乾燥状態で100g」ってのは覚えておいていい。

粉を用意したら、湯をわかす。粉150gなら、水は100ccくらい。これで熱湯にする。

小麦粉と水の比率は、麺類の時は粉100:48くらいなんだけど、春餅の時は100:65とかそれくらい。ちょっと多めだ。そんな細かいことを言うのも面倒なんで、150:100という近似をする。どうせまぁ大雑把なもんだ。

小麦粉には適当に塩を混ぜる。量は適当だが、まぁ100gだったら小匙に軽く1杯くらい。200gでも同じw 別に薄くても平気だから、「こんなもんかー」くらい入れておけばいい。

湯がわいたら、小麦粉に注ぎながら混ぜる。もちろん手では無理だから、箸とかでかき混ぜる。湯を全部入れたら、小さい団子みたいなのがいっぱい出来てると思うので、これをまとめるようにしてこねる。熱い時は無理しないで、箸でかき混ぜていれば、そのうち冷めるので、火傷しないくらいになってからこねればいい。

こいつをラップでもして、ちょっと寝かせる。春餅のいいところは、湯でこねているので、寝かせる時間が短くていいこと。まぁ10分も置いておけば良かったりする。

寝かせたら、もう一度適当にこねて、団子を作る。粉が100~150gくらいだったら、8等分すればいい。大事なのは、

偶数個

だってことだ。

小麦粉の団子が出来たら、なるべく綺麗に丸くしてから、軽く潰して胡麻油をまぶす。

この団子を麺棒で丸くするのだけど、子供の手の平くらいのサイズになったら、もう1つ同じようにして、もう一度胡麻油をまぶして重ねる。この時、同じサイズだとうまく重なるので、形大きさを合わせるように。

重ねたら、さらに麺棒で延ばす。合わせて3mmくらいの厚さになったら、油をしいてないフライパンで焼く。別に油ひいててもいいんだけど、粉が既に油まみれだから、なくてもいい。厚さは「3mm」とか言ったけど、もうちょっと薄くてもいい。厚ければ固いし、薄ければ薄いってだけなんで適当に。

ぷつぷつと膨らんで来たらひっくり返して両面焼く。焦げ目はつかない方が格好いいので、焦がさないようにする。どうせすぐに火は通る。

これを数だけ繰り返して出来上がり。2つ重ねて焼くので、偶数個でなきゃいけないのだ。重ねて延ばしてると、くっついてしまわないか心配になるんだけど、余程のことがない限り、くっついて離れないってことはない。焼けてから剥がせば、ちゃんと分離出来る。

あとは、食うだけなんだけど、これに甜麺醤塗って白髪に切った葱とか巻いて食うと、なんとなく北京ダッグっぽい。まぁ、鴨はそうそう手に入らんので、鶏皮に焼き肉のタレつけて焼いたのとかだと、なんとなくそれっぽい。そこまでやらんでも、塩味ちゃんとつけとくとそれだけ食ってもおいしいけどね。