画像で検索するサービス

画像をキーに情報を検索するサービスを作りました。

ひきがえる

いわゆる「類似画像検索」ではなくて、画像を与えることによって、その「物」を検索します。ガラケーも同じURLで行けます。

検索だけ使う分には特に難しいことはなく、画像をアップロードして検索するだけ。今のところ検索エンジンが「2.5次元」用なので、立体なものはあまり得意ではないのだけど、本の表紙とかラベルとかだと、「だいたい合ってる」程度には見つけてくれる。

これは元々の開発動機が、

謎な輸入食材のラベル

を、何とか理解出来るようにならないかということなので、現状で「第一到達点」に達したということでリリースした。「2.5次元」であれば、画像は縦横逆であろうと、多少斜めになっていようと見つけてくれる。

今のところAmazonの画像を検索用の情報としてつっこんである。これに物凄く深い意味があるわけではなく、「2.5次元」として都合が良かったことと、アフィがつけられるということから。どうせなら、他の通販サイトとかもクロールすると良かったのだけど、アフィの貼り方がうるさかったり、情報の用途についてうるさかったりしたので今はまだやってない。って、クローラを開発する余力がなかったということもあるのだけど。Amazonも説明文については著作権的にアレなんで、客観情報だけキャッシュしている。

当然それだけではつまらないので、「自分の画像」が登録出来るようにしてあって、検索して見つからなかったら新しいエントリを作れるようにしてある。登録したエントリは新着に出るので、誰か親切な人が内容を充実させてくれるかも知れない。大雑把に大袈裟に言えば、

画像で探すWikipedia

だと思ってもらえばいい。また、元々ある項目に自分の画像を追加することも可能だし、それは自動的に検索対象にもなる。

項目毎に掲示板があって商品レビューとか雑談とかに使えるようにしてある。

まぁ、まだいろんなところが粗削りだし、バグやらダサいところやらいっぱいあると思うのだけど、技術者にありがちの「完成度を上げてから」に囚われてしまうと、いつまでたってもリリース出来なくなるので、とりあえずの「ケリ」をつけてリリースすることにした。本来なら上げてあって然るべきの「利用規約」も、思うところあって後回しにしてある。

それなりの投資をしたシステムなので、本当ならもっと大々的にニュースリリースを打ってもいいんじゃないかと思うのだけど、何しろCPUを食いまくる処理のわりに設備が貧弱で、しかも大したパフォーマンスチューニングの類もまだしてない。この状態で「大々的に」するのはアレなので、それはもうちょっとマシな状態になってからと考えている。「ひきがえる」の前についてる「卵」が「おたまじゃくし」くらいになってからかなぁと。

画像で検索するサービス” への7件のコメント

  1. ピンバック: Tweets that mention 画像で検索するサービス | おごちゃんの雑文 -- Topsy.com

  2. 注意書きにも書くようにしたんですが、3次元は苦手なんです。そのものが出なくても、「だいたい合ってる」程度には正解してくれるようです。

    個人的にびっくりしたのは、「ミッフィーのてがみ」という本を携帯で撮って検索したら、「ミッフィーのてがみ」の他に「うさこちゃんの手紙」も出て来たこと。福音館からも出てたんだとわかりました。

    まだまだ作った我々も何の役に立つのかよくわかってません。なので「規約は後回し」なんですが。

  3. 検索画像の指定を、ファイルアップロードだけでなくURI指定でも出来るようにしていただけるとうれしいんぐ。

    Dan the User Thereof

  4. ピンバック: 画像検索「ひきがえる」がすごい – NOW HERE と16件… | webサービスいろいろ

  5. 開発動機に感動しました!さすが、おごちゃんさん!!
    3次元が得意になる日が早く来ますように。(と無責任に祈ってみる:)

コメントは受け付けていません。