「そのうち」と言わず会え!

最近はよくタケルンバ一味と会う。多い時は週に3回とか、そう言えば、今週も予定がある。

初めで会ったのは、カレーの時で、それから結構な頻度で会っている。元々「ネットの人(達)」でしかなかったのだけど、リアルな関係になっている。

よくネットでは「そのうち機会があったら会いましょう」的な会話がされるのだが、彼にはその手の言葉は通用しないそうだ。これが実に良いことだった。

今週は「Geekなぺーじ」のあきみちさんと会う予定。これもtwitter -> mixiで「そのうち」って話になった時に「そのうちとか言ってると会えませんから」ということで会う運びに。要するにタケルンバ流だ。

ということを思い出していてふと気がついたのは、

会うのは全ての始まり

だということ。もちろんネットでも会っているわけだけど、「ネットの人」とリアルで会うことは随分違うということは、経験のある人ならわかるだろう。そして、それが「始まり」だということもわかるんじゃないかと思う。

いつもネットで会っていて、しかも物理的距離もそう遠くなく、仕事や趣味が近い人との場合、つい「いつでも会える」と思ってしまいがちだ。実際、その気になればいつでも会えるのだろうけど、そういった人ほど「機会」がなくて会わなかったりする。遠くの人だったら、たまたまその人の近くに来たということそれ自体が理由になったりするけど、近くだったりするとそれもない。月日は意外に早く過ぎるものなので、「そのうち」とか言ってる間に疎遠になってしまう。

「『そのうち』で疎遠になるくらいならそれまで」とかって考えもあるけど、もしかしたら何かが始まるチャンスを逃したとかも知れない思えば、それもちょっともったいない。もちろん誰とでも彼とでも「始まる」ってのも困るかも知れないけれど、会ったからと言っていつも何かが始まるという訳でもない。それでも会ってみなきゃわからないことはいっぱいある。

だから、社交辞令的にでも「会いましょう」という話になったら、本当に単なる社交辞令な場合は別にして、出来る限り早めに会う方がいい。一見、機会が多そうな人であっても、そういった会話になったら早く会うようにした方がいい。何しろ

人の時間は有限

なのだ。その人と会って、そこから何かが始まるとしたら、「そのうち」とか言って会う時を遅くしてしまったら、「始まってから」が短くなってしまう。人は出会ったら、いつか別れが来る。それは避けられないことなんだから、それなら別れまでの時間を長くした方が良いではないか。

これは、実は全ての「そのうち」にあてはまる。もちろん「時間切れ」を狙って「そのうち」と言っておくことはあるけれど、願望を含んだ「そのうち」だったら、「そのうち」なんて言わずにとっととやってしまった方がいい。物事には順序ってものがあるから、その順序を崩してもダメだけど、そういったのと関係ない「そのうち」は、

限りなく今に近い未来

にした方が良いのだ。

「そのうち」とか言っていると、どんどん時間がなくなって行く。ちょっとでも実現した方がいい「そのうち」は、とっととやってしまった方がいい。そこで何も始まらなかったら、それはそれで早めにケリがついていい。「そのうち」はどんどん消化して行こう。「オフ充爆発しろ!」なんて言っててもしょうがない。

PS.

「そのうち」で会わないでいると、「会わない」ということの現状肯定をすることになる。そうすると、本当に機会があった時でも、「今まで会わなかったんだから、何も今でなくても」とか思ってしまう。人は良いにつけ悪いにつけ、現状肯定的自己肯定的なのだ。だからこそ、そういった循環は断つ必要がある。

「そのうち」と言わず会え!” への1件のコメント

  1. ピンバック: タケルンバ卿日記

コメントは受け付けていません。