椎茸のバター炒めのレシピ

スープは手軽なのだけど、やっぱり毎日だと飽きる。また、スープは副産物としてスープストックが得られるので結構重宝なのであるが、今度はソースみたいなものを作り置きしたくなったので、別のものを作ってみた。

例によってハナマサで生椎茸を買って来た。国産は形が良いのだが高い。ここや廉価な中国産椎茸を買う。かなりデカい袋に入って250円くらい。安い。

先日ハナマサに言った時に、「スープの具は肉ばかりでも味が単調だな」と思い、冷凍むきエビを700gばかり買った。そりゃ生の方がいいのだけど、生だと保存が効かないのでどんどん食べなきゃいけなくて、一人暮しには辛い。なので冷凍だ。ここの冷凍素材はありがたく、野菜も普通のスーパーにあるような「ベジタブルミックス」だの「冷凍茹で法蓮草」みたいなものだけではなく、オクラだとか玉葱スライスだと言った、食べ物屋で使いそうなものがいっぱい売っている。

椎茸を適当に洗う。本来椎茸は水洗いしないものなのであるが、何しろ中国産だ。何がどうなっているかわけがわからぬ。なので、ザルに入れてさーざー洗う。多分椎茸は無駄に水を吸って料理する時に邪魔になるからということで洗うなと言われているのであろうが、今回は適当に水を吸ってくれている方が都合がいい料理だ。洗ったら適当にブツ切りにしてさらに洗う。細かくしても食べ難いだけなので、いっそ切らないという手もある。その時でも、椎茸の「柄」は邪魔になるので、こいつは適当に切った方がいい。

次に適当な鍋にバターを溶かす。分量は適当であるが、椎茸は結構油分も吸うので、多いくらいの方がいい。バターをケチりたかったら、食用油も混ぜてみる。「水増し」で使う油なので、油自身に風味のある胡麻油とかオリーブ油とかではなくて、いわゆる「サラダ油」の方が具合がいい。油がいっぱい入るのはいろいろ心配な向きもあるだろうが、多くていけなかったら後で取り除けるので、あまり心配しない。

バターが溶けたらまず冷凍むきエビを入れる。適当に解凍できた頃に椎茸も投入そのまま適当に炒める。炒めているうちに、椎茸が吸った水で汁気ができる。適当なところで醤油を入れる。味は適当な濃さに。濃い目すれば御飯のおかずに良いし、薄味が好きなら薄くていい。

実のところ今回は失敗した。レシピに問題があるのではなくて、どうも中国産というのがいけなかったようだ。醤油とバター以外の調味料は入れない(好みで胡椒とかも入れるが)ので、ストレートに素材の味が出てしまう。やっぱり安物はいけない。

とは言え、この話は続きがあるのだ。ここでメゲてはいけない。