http://premium.nikkeibp.co.jp/linux/miyakoda/back_number.shtml
先日ヤリ玉に上げた「”オープンソース型ビジネスマン”の生きる道」と同じ日経BPの「Linuxソリューション」というページにある記事。
これは先日のものと比較すると、極めて冷静で的確に書かれた文章だなと感じる。だいたいオープンソースを論じる文章というのは、
- 非IT系記者(ジャーナリスト)が知ったかぶりして書く文章
先日のがその代表。何だかよくわかってないのに「オープンソース的」とか「Linux的」とかという枕詞をつけた文章。「Linux的政治」とか言った人もいたな
- コミュニティヲタの思い入れたっぷりの「マンセーマンセー」のオンパレード
エリック・レイモンドを始めとする「あちら」のコミュニティリーダーの文章は悪いけどそう感じる。彼達の言いたいことや立場はわかるのであるが、もうちょっと冷静客観的に書けないものか。その方が説得力があると思うのだが
- だたのハカーがビジネスモデルのようなものを論じようとしている
現JLAのコミュニティ系理事の文章に多かったが、彼等は今は大人になったんだろうか? ビジネスモデルを論じたかったら、まずビジネスセンスを身につけるべき。できれば成功したビジネスをするなりさせるなりしてからがいいと思う
のいずれかになっていることが多い。しかし、件の文章かなり冷静で客観的に書かれ、また筆者のコミュニティとの微妙な距離(近そうで近くなさそうで)も感じられ、非常に好感が持てる。あれくらいちゃんと書いてあると、「私がこの手の文章を書く必要はないな」とさえ思う。なので、この手の文章は書かないでおこう B)
# 書くなら似たような分野だが違う文章だ
ただ、せっかくなのだから、もうちょっと距離を置いた書き方のほうが良かったのではないかと思うし、もうちょっとドライで良かったと思う。この世界のウェットな文章は世の中にいっぱいあるし、距離を置いた人達の文章は的外れなことが多いから。