hikarusさんところ
広告出稿する側の本音は? 12/9付日経「花王が広告宣伝費見直し」の波紋
いまや
テレビは広告媒体としての魅力を失いつつある
のは、間違いない。
家庭の真ん中でテレビが君臨していた時代
はとっくに終わった。
すごーく納得だし、私もよくそんなエントリを書くんだけど、私の脳内での「一家団欒の図」って、
コタツ、みかん、テレビ
のコンボなんだよね。家族でコタツに入りながら、みかん食べながらテレビを見る。なんか一家団欒って感じがする。
昔ほど「一家団欒」がないとは言え、あるいは家族みんなで一緒に見るテレビがないとは言え、こういった図が普通の「一家団欒」の姿だということ同意する人は少なくないと思う。ディティールは違っても、なんとなく家族でテレビをダラ見してるのって悪い図じゃない。
メディア論で、「新聞もうだめぽ」とか「テレビは終わった」とか言われて、それ自体に異論はないし、またそうあって欲しいと願うのではあるけれど、そこで問題になるのは
家庭の真中にある共通話題基盤
が提案されていないということ。
いかにニコ動が動画視聴メディアとして優れていても、あくまでもあれは個人で楽しむもの。昔からよくあることなのだけど、ネットは一家団欒の場には向いていないのだ。理屈はさて置き、市場的に成功した例がない。
「テレビ終わった」は結構なことなんだけど、そうしたら「コタツ、ミカン」にうまく整合する何かがないと、「一家団欒」としてマズいと思う。いや、「一家団欒」なんて幻想だなんだって言うのは簡単だけど、そういった接着剤みたいなものがなくなると、ますます家庭というシステムの崩壊が進むんじゃないかい?