北京

東京タワーの後に、川崎の焼肉屋に行く。北京という一部では超有名店。ここで、こすみっくと合流。

この店。いつ行っても凄い行列である。それだけ人気店なのだ。うまいとかまずいとかを超越して、「凄い」のだ。何が凄いかと言えば、

  • 店の煙が凄い
  • 店の「作法」が凄い
  • 肉が凄い


肉は「上ロース」を注文すると決まっている。他のものを注文するのは素人だ。頼む量は「人数×2」を目安とし、体調、人員等を考えて減らす。夢々 増やしてはならない。ビールは原則的に頼まない。肉の他に頼んで良いのは、キャベツと御飯だけだ。今回私は例によって御飯を避ける。

初めての奴は、キャベツの量と肉の量で一瞬ひるむ。そこを平然と「ま、こんなもんだよ」と上級者ぶった顔をして解説をしてみるのが正しい。肉の大 きさは、焼肉と言うよりは「小振りなステーキ」だ。それがステンレスの皿にずらーっと並ぶ。1皿がだいたい3〜4人前といった感じで盛られる。

ここは無煙とは無縁のロースターだ。なので、煙がもうもうと上がる。その煙のせいで眼鏡が大変なことになる。目も痛くなって来る。長時間の滞在は不可能である。

ロースターが小さいので、「肉が焼けたらすぐ自分の分を取り、空いた空間にすぐ次の肉を載せて次に備える」ようにしないといけない。つまり、肉の焼ける速度イコール食う速度だ。どんどん焼いてどんどん食う。キャベツと御飯もその勢いでどんどん食う。

油煙で目が痛いのと、この食い方のせいで、長時間滞在をすることがない。まぁ入店してから出るまでが1時間。もっともそのうち20分以上は待っている時間だったりする。

肉2人前弱と御飯とキャベツで、だいたい1人3000円くらい。「たん清」と比べると恐しく安い。まぁいろんな意味で比較するものではないが。