視点

低炭水化物ダイエットは今のところ続いている。体重を計ると入院前から4kg近く減っているんで、退院して「おらー食うどー」なリバウンドもなかったとい うことで、この調子だと70kg切りは来週末くらいか。ここ10年くらい70kg超えていたので、久々の60kg台である。本当は60kgくらいにしな きゃいけないのだが、それは当分かかるんだろうな。と言うか、主題は体重を減らすことではなくて、脂肪肝と何とかすることなのだけど。

# 見掛けよりも重いのです

相変らず外食で糖質を採らないというのは難しい。今日になって牛丼屋でサイドメニューだけを頼むという技を覚えたので、いくらか楽になったのだ が、それでも簡単にというわけには行かない。ふと気がつくと、我々はいかに糖質の中で生活しているか。お菓子の類はほとんどみんなそうであるし、いわゆる 主食はみんなそうだ。一応「低炭水化物ダイエット」は「炭水化物以外はほぼ無制限に食っても良い」という点で、楽なはずなのだが、現実に食えるものが少な いために、結局のところ「何も食うな」にかなり違いのである。単なる減量よりもマシなものにするためには、もっと糖質抜きの食事についてのノウハウを得る 必要がある。

ということで、今まで持っていなかった「糖質抜き」という視点で食いものを見るようになったわけで、そしてその視点で食べもの全般を見ると、「食うものがない」ということ、つまり「世の中食うものはたいてい糖質である」ということに気がついたのである。

前の会社の同僚で、魚も肉も食えないという人がいて、当時は「いったい何を食う気だ?」とか思っていたものである。彼女は長年そういった生活をし ているので、そういった視点で世の中の食べものが見えていたようで、「嫌いなものが食えないのと同じこと」と言ってのけていた。まぁそれなら好き嫌いの延 長なんで、嫌いなものは無視しちゃってるわけだから、そんなに難しいことではないか。

視点というのはそれこそ視点なので、その視点まで行かないと視点なかなかその視点からの見え方はわからないし、その視点に立ってしまうと世の中の見え方が変わるものだなぁと感じた次第。