サーバケース

サーバの増強を考えていたので、前にデザインしていたサーバを作ることに。

設計のコンセプトの第一は「夏、空調なしで換気だけで問題なく動く」ということ。つまり、空冷の効率を高くすること。

第二のコンセプトは、出来る限り高密度にすること。東京の地代は安くない。

いずれのコンセプトも、「省資源」ということになるのだが、もちろんそれなりのパフォーマンスもなければならないし、低コストである必要もある。

ということで、

カバーのあるところカバーをはずしたところ後から

画像のようなものを作った。

Lubicの部材をつかって、4台収容するフレームを作ったのだ。これで空気はスカスカなので、筐体内に熱がこもるということがない。幅45cmのところに4台分だ。「箱」に入れてしまうと、意外に筐体内の温度は上がる。

マザー、電源、ディスクは簡単に交換出来るようになっている。

底面ファン取り付け機構交換可能マザーのとりつけ

mixiで「風速」とつっこまれたのだけど、マザー上で風速が必要なのはCPUくらいなものなので、それよりはこもらなくするための工夫の方が大事だと判断した。いくら風速があっても、熱い空気じゃ冷えないし。

そして一番大事なのは、全部その辺のショップでいくらでも入手出来るパーツだけで作ったということ。特殊なパーツは一切ない。CPUファンもリテール品だし、電源も普通に売っているもの。もちろんマザーも普通のmicro ATX〜ATXが使える。これで無理してコンパクトにしたパーツは不要になるし、コモディディなパーツばかりだから、いくらでも安いものが探せる。 Lubicのフレームが特殊と言えば特殊だけど、T-ZoneにもArkにもある。

単に裸にしてマキーノという手もあるのだけど、これだと引越しの時に運ぶのが大変になるのでやめた。地震も恐いし、密度も低いし。

密度だけならブレードを買うというのが普通だけど、ブレードは無理して小さくしてるものだから、部品が特殊だしファンがうるさい。これだと同じ程度のブレードの密度の1/4〜1/2くらいになるのだけど、電力とか空調とか考えると、ブレードであっても結局この辺の密度に落ちつくしかないので、無理に小さくしてない分だけお得。

問題は、micro ATX〜ATXの板で、LANが2つとVGAがオンボードになっているものがあまりないってことだな。

PS.

mixiでこの辺の板が良いらしいことを聞いた。Supermicroだから品質や供給に不安はないし。