♀後輩が言ってた言葉。
ある時、勝間和代の話になって、「あの人苦手」ということになった。後輩は別に彼女を毛嫌いしてるわけでもないのだけど、あーゆー人が注目されるのが嫌なんだそうだ。それが表題の言葉だ。
って、私はあんまり勝間さんの公のことはよー知らんので、その辺のことには言及しない。いろんな人を介して2hopらしいんだけど、「友達の友達はただの他人」だ。まぁそんなところで滅多なことを言ってコメント書きに来られても迷惑だしw
後輩が「苦手」だと言ったのは、「勝間さんが注目される」ということそれ自体らしい。彼女はいわゆる「女性の成功者」で、肉食的とゆーか頑張り系女性のロールモデルになっている。女として成功し、ビジネスパーソンとして成功して、それはそれは素晴しくまたまばゆいばかりだ。
そういった「肉食的とゆーか頑張り系女性」というのは、時代時代にいっぱいいる。その人達は、並の男達よりも「出世」して注目され光を浴びる。それは別に悪いことじゃない。頑張った結果が評価されるのは良いことだ。
それとは逆に見えるところに「スイーツ(笑)」的な存在がある。いわゆるステレオタイプ的な「女」。これも時代でいろいろ変化するのだけど、仕事では男と戦ったりしない。「女らしい」人生を送る人達。形式はいろいろあるけど、そういった女性は少なくない。いわゆる「女の幸せ」で成功するタイプだ。
件の後輩が嘆いていたのは、
女としての成功はこの二極しかないのか
ということ。ロールモデルとして「男達と対等に戦える、女としてもビジネスパーソンとしても一流になった人」と「いわゆる女の幸せで成功した人」の二極しかないのが残念だということらしい。つまり、「程々のサラリーマンとして生活し、グータラな主婦やってる」とか、「ビジネスパーソンとしては成功したんだけど、女失格」とかという、
そんなに凄くもないけど、本人はそれなりに幸せ
という類のことは認められも注目もされないし、ロールモデルとして提示されることもない。それがあまりないと。
「そんなもの男でもないよ」っていう声もあるだろうけど、たとえば「技術者」や「経営者」として注目された時、「旦那」とか「父親」としてあれこれ言われることはあまりない。童貞だろうが独身だろうが、別に何も言われることがない。だから、「男性としての幸せ」についてあれこれ言われることがない。
ところが、女は「社会的成功」がある時には、必ず「女性的成功」が求められる。それらが両立してないと評価されないし、それが評価されている人は「まばゆいばかりのスーパーウーマン」で、とてもロールモデルとして見れないのだと。
まぁ男としての私がそのことにどーこー言えなくて、「女は大変だねぇ」と言うしかないんだけど、いわゆる「男女平等」やら「女性の社会参加」とか言う時には、そういった
普通の人
が後ろめたくないような評価の軸がないといかんかなぁという気はしたのでした。それだけの話なんだけどね。
ロールモデル云々はメディア依存が酷いだけではないかと。身近に目を向けてはどうかと。
ワタクシっ^-^)/
って、その後輩ちゃんに言ってあげたいわぁ<どこまでも程々
多分、「マスコミが悪い」ではなくて、「私の人生は上々よ」と言ってくれる先輩達が少ないってことなんじゃないかと思います。マスコミには目立つものしか載らないわけで、そうするといきおい「スーパーウーマン」ばかりになってしまう。
だから、「普通の女性達」が「私の人生は上々」ってメッセージを流せば、「後輩達」のためになるんではないかなぁ。