この前失敗したOCFS2化の原因を探るべく、実験環境で試してみた。
結論から言うと、どうやらiSCSI targetに問題があったようだ。
実験を行なうために、kvm環境でlennyの環境を作ってみた。今回は32bit環境でやってみた。
元々、etchのkvm環境は持っていたので、それを元にlennyまで上げる。そして、iSCSIのターゲット環境(Ths iSCSI Enterprise Target)を入れる。ついでにopen-iscsiとocfs2-toolsも入れておく。
前回のようにして、他のマシン(と言っても、kvmのホスト。sidが入っている)でOCFS2が動くようにして動かすと、どうやら動いた。
動いたのは良いが、テストのために/bin, /usrをcp -aしていたのだが、途中で何度かターゲットのカーネルがおかしなメッセージを吐く。そのうちkernel panicも出さずにrebootする。そうすると、しばらくしてOCFS2を動かしているホストの方がハングアップ。まーiSCSIのデバイスがいきなりなくなったんだから、無事ではあるまい。
そうなるまでは、まぁそこそこ動いていたので、どうやら諸々の障害の原因は、iSCSIターゲットの問題だったようだ。とは言え、いきなりターゲットがいなくなったくらいで、カーネル毎ハングアップしてしまうOCFS2もダサいと思うのだが。
とは言え、高々この程度のことで動かないというのはあまりにダサい。もしかして、私がなんか肝心なことをやってなかったりするんだろうか? 確かに細かいパラメータがあるので、それらをいじれば良いんだろうか? ただ、理由はどうあれカーネルごと死んでしまうというのは、何らかのバグだろう。
そんなわけで、現状のDebianをiSCSIターゲットにすることは、事実上不可能だ。
次はIntel’s Open Storage Toolkitなるものを試してみるかな。