6・28株主総会憤激レポート その6
その後の会場付近&総括集会
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ビデオカメラを破壊された私たちは、しかし一方では冷静に、まだ現場付近に残る一般株主のみなさんへの肉声情宣を続けます。
しかしここで、突然、上画像の株主が烈火のごとく怒り出します。
この株主、産経労松沢委員長(株主本人)のすぐ後ろの席で、松沢株主に口汚いヤジを飛ばしつづけた人物だそうですが、これを「侮辱した本人を現認・証拠保全する」目的で写真撮影しようとした松沢委員長に対して暴れだしたようです。
私たちは当初はその事情がわからず、事態がよく飲み込めなかったのですが、しかしナゾはすぐに解けました。この株主の腕を、松沢委員長と旧知のフジテレビ社員が無理矢理捕捉し「もういいから」などとささやきつつ、会場の外に連れ出したのでした。
どこにでもこういう、ついカッとなって単パネしてしまう人はいるようですね。と書きつつ、実は私たち「友の会」内部にも単パネ常習者はいるようですが…(爆)
私たちは無念さいっぱい、しかしこれらのあまりにひどい事実をどう「料理」して進ぜようか、と燃え上がる闘志の中で、再びゆりかもめ台場駅に戻り、総括集会を開きます。
重病を押してはるばる福島県いわき市からいらした油座紀一さん(株主本人・フジテレビの一方的報道により一家離散・会社解散を余儀なくされた。同放送内容はBROからも「放送倫理上問題がある」と裁定されたにも関わらず、フジテレビは一切の謝罪・保証を拒否しており、現在裁判闘争中)は、「この闘いは私の命を懸けた闘いなのだ。一歩も引かずがんばります」と力強く宣言。
冒頭で暴行を受けた産経労松沢委員長(株主本人)は、フジテレビのこの暴行を絶対に許さず闘うが、一方でここまでひどい形でしか総会が開けなかったことは、フジテレビにとって大きな痛手だったはずだ、と宣言。各々の背景や課題などがてんでバラバラな3者が「株主総会闘争」の1点で統一行動をとった意義を確認しました。
「総会で何を発言しようか」と、ロフトプラスワンで壇上にあがるときと同じようにコンセントレーションを高めつつやってきたのに、結局入場できなくてがっくし萎え萎え^^;;の平野おじさんも、「入場できなかったことは敗北だった。しかし、このような形でしか総会が開けなかったのは、我々の闘いの成果だった」と総括。
人権110番の千代丸健二代表は、向こうが入場を拒否する根拠としてきた「定款第17条問題」について、フジ側の説明とやりとりを解説。『開かれた株主総会』という世の中の流れに完全に逆行する規定を勝手に定め、判例を勝手に解釈し、暴力的に入場を阻止する、などということを、よりによってマスコミが行った、という事態の重大さをアピールしました。
最後に私たちはシュプレヒコールをもって総括集会を終え、そのままフジテレビ7階のカフェレストランに断固突入し、昼食をとりました。
総括集会の時点でも、そしてカフェレストランの中までも、フジテレビ社員はつきまとい、私たちに対する諜報活動を継続していました。
昼食の後、私たちは油座さんの「ぜひ社長と話をしたい」との提起をうけ、フジテレビ通用門に向かいましたが、「不在」とのことで叶いませんでした。
かくして、6・28闘争は、予想だにしなかった「入場の暴力的阻止」という結末を迎えました。
フジテレビの対応は、ロフト所有のビデオカメラ破壊・松沢委員長負傷などで端的にわかるとおり、極めて暴力的なものでした。
しかしまた、フジテレビが私たちの要求に対し、たった一言小倉智昭に謝らせれば済む問題を、結局暴力をもってしか答えられないのだ、という事実をここまで大胆に自己暴露してくれたことも事実です。
私たち「友の会」は、このフジテレビの暴力に対し、「物理的暴力には情報戦で対抗する」という戦術をもって、フジテレビに対する情報戦を総力で闘いぬき、張本人小倉智昭の謝罪を実現するまで、「小倉あやまれ」「西渕ざけんな」を旗印に、小倉のウソ暴言、西渕プロデューサの欺瞞的対応、それらを容認するフジテレビを追及していきます。
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(文責:米沢泉美)
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