 | やはり基本になる考えは Act local, think global. なんだと私は思います。 友人で、学生の息子二人を育てる母子家庭でありながら、在宅で認知症のお母さんとも同居している人がいますが、近所に住む専業主婦のお姉さんと協力しながら、地域のデイサービスやショートステイを上手く利用しながら、自分も息抜きしてがんばっています。(時々、爆発しそうになりますが、私たち友人が映画に誘ったり、ガールズトーク(おばさんトーク?)で発散させたりして励ましています。) 30年前、私の祖母が脳血栓から痴呆症になり3年寝たきりになってなくなった頃と比べると、不十分ながらも制度は良くはなっているのかな、と思います。 でも、更に良くするにはやはり財源が必要です。 国債を発行しすぎた小泉政権頃。国の予算の使い道の半分近くが国債の返済に充てられていた4〜5年前。国債に頼り、お茶を濁すのでなく、消費税を上げていいからもっと税金収入を増やすようにしないと、なにも進まないのではないかなと思います。 Act local, think global. と、言いましたが、確かに今の日本、電車や町で見かける人は変な人が増えている気がします。でも、実際に自分が妊娠して大きなお腹で毎日通勤しているときは、3日のうち2日は「大丈夫ですか?どうぞ。」と席を譲ってくれる人が現れて本当に感謝したものです。私の見かけが「しっかり、しゃきっと」していなくて、「ぼうっとして頼りなさそう」だったからかもしれませんが!(笑)養護学校で自閉症や重い障害のある子どもたちと深くかかわった経験があるから障害者に対して抵抗がないという理由もありますが、自分も駅で盲人や障害者が困っているのを見かけたときは、必ず一声かけるようにしています。 まずは「自分から」行動をしていって、自然、自分の子どもたちもそのような行動傾向の人に育っていく。…人間一人の力では、時間も費用もエネルギーも限りがあるから、それくらいのちっぽけなことしかできないのです。 TVのニュースや報道を見ると「日本はもう、終わりかな。」と感じることもあるのですが、小学校の子どもたちと日々過ごしていると、発達障害(アスペルガー症や、ADHDなど)で切れて暴れたりするところがあるような子どもに対しても、大人の真心と真剣さに周りの子がついてきて、深い思いやりをもって障害のある子を巻き込んで良い方向に共に育っていく…なんてこともあるんです。 「まだまだ、捨てたもんじゃないぞ、ニッポン!!」なんて、単純な私は胸熱くすることも、あります。
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