[2008年3月1日(土)] 鳳来寺山(ほうらいじさん)

≪前半≫

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コ−ス=≪前半≫
07:30(名鉄)新安城 発−08:00豊橋 着−08:15(JR飯田線)豊橋 発−
-09:15本長篠 着−09:27(豊鉄バス)本長篠 発−09:38鳳来寺 着、スタ−ト−
-10:00表参道登山口−10:10仁王門−10:30長順坊跡、医王院−
-10:45鳳来寺本堂−11:20六本杉−11:30奥の院−11:45鳳来寺山頂上 着(昼食)
コ−ス=≪後半≫
-12:15頂上 発−12:38天狗岩−13:08鷹打場−13:35東照宮−13:48駐車場−
-(駐車場タクシ−)−14:00湯谷温泉 着−(温泉)-15:40温泉 発−
-15:59(JR飯田線)湯谷温泉駅 発−16:57豊橋 着−17:02(名鉄)豊橋 発−
-17:34新安城 着

《時刻で発着表示のないものは到着時刻です》

参考資料=コ−ス略図

≪前半概要≫
先週2月23日(土)は雨模様の天気で中止したハイク、今日3月1日も朝から曇り空ではあったが、それほど寒くもなく午後から晴れると云う天気予報を宛てにして二週間ぶりのハイク! 行き先は東三河の“鳳来寺山”(ほうらいじさん)、684m。事前に調べた情報では、最高峰は“瑠璃山”(るりざん) とも云うらしく、奇岩や絶壁が多い岩山らしい。また“ブッ・ポ−・ソ−”と鳴く鳥でも知られていて、これを文字ったのか霊鳥“仏法僧”でも有名とか? 愛知県に住み始めて昨年11月に初めて登った“本宮山”の時と同じく、“豊橋”からJR飯田線に乗り換えて“本宮山”の時に起点となった“長山”駅からさらに北の“本長篠”駅まで。ただ電車が“豊橋”を出て間もなく車窓に雨足が見えてチョット心配!

“本長篠”から更にバスに乗り換えてスタ−ト地点の“鳳来寺”まで行くので乗り物だけで約2時間の旅。この間、小雨は降ったり止んだり! そしていよいよバス停“鳳来寺”から門前町のような名残を留める参道を1km強歩いて登山口へ。杉の大木が立ち並ぶ林の中、石段登りが始まる。この階段は“本堂”まで1425段もあると聞いてギョッ! 香港の1200段階段“双崗山”を思い出した。第三代将軍、徳川家光が建立したと云われる巨大な赤門“仁王門”を過ぎてからが延々と続く階段、更に登るにつれその傾斜度が増してくる! 今日は他のハイカ−達も数人登っている、皆さん途中何回か足を止め、呼吸を整え首を下げて登って行く。そしてやっとこさ“鳳来寺”本堂に辿り着いて小休止。本堂の高度が400m以上か?

その後“東海自然歩道”の歩きとなって、今度は岩盤の上に設置された鉄の梯子の登りとなる。途中“不動尊”や巨大な切り株“六本杉”を経て“奥の院”に到着。その後は軽い登りが15分ほど続くが、この頃天候が悪化してミゾレ混じりの小雪と強い風! 天気を心配しながらも今更引き返すわけにも行かず、そのまま進んでやっとこさ“鳳来寺山”山頂に到着。バス停からスタ−トして2時間強だった。親切な案内板も多く迷うことは無かった。頂上は見通しも悪く、風も強かったがちょうど正午15分前、ここでランチタイムとして30分休憩。

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↓09:15、JR飯田線の“本長篠”駅に到着【写真No.01】、駅員一人の小さな駅だ。その駅員さんにバス停を聞くと正面の道を進んで直ぐに左手とか。どうやら我々と同じように“鳳来寺山”を目指すらしいハイカ−姿の男女数人と一緒に云われたとおりに行くと小さな広場が豊鉄バスの停留所だった【02】。09:27、“田口”行きのバスは定刻どうり出発、10分ほど乗って09:38バス停の“鳳来寺”に着く。バス停の向い側【03】、大きな入口門から中へ進むと、お土産店や古い建物の街並み【04】が続いている。そのまま直進して行くと右手にこんな標識【05】、“天竜奥三河国定公園”とか! “鳳来寺山”は 地図上では“東三河”に位置するが? 小雨は降ったり止んだり、念の為にザックカバ−をかけてさらに直進【06】、、、そして“二の門”【07】を通過。 

↓今は小雨も止んで勇躍直進【08】、約100m間隔で薬師如来の十二支像が立っている。途中右手にこんな徳川家康像も【09、10】、、、間もなく“三の門”へ【11】。この通りは昔の門前町の様でなかなか情緒たっぷり【12】、、、その先の左手にはこんな標識【13】、左手の川向こうに大きな建物が見えたが、そこが博物館らしい。この辺り“門谷”(かどや)と云うらしい。また右手に芸術的な像が【14】。

↓その像は“若山牧水”だった【15】、“仏法僧”の話も載っている。また近くには“芭蕉”の逸話も【16】。やはり“鳳来寺”とこの一帯の山は霊山として昔から有名な地域だった事を伺わせる。、、、緩やかな上り道【17】、この橋【18】を渡った先には木賃宿みたいな小さな旅館と、珍しい硯(すずり)の手作り販売の店もあった【19】。その先、右手に“白岩山・賢居禅院”と書かれた門【20】の中へ、、、左手にはこんな記念碑も建っていた【21】。今から70年以上も前にNHKが鳥の鳴き声を実況中継したとは驚き! 今日まで“仏法僧”なんて鳥のことはつゆ知らず、そんなに有名な鳥なら是非一度その鳴き声を聞いてみたいもの(^_^)。

↓10:00丁度、バス停から1km以上も歩いてやっと登山口、表参道へ着いた【22、23】。ご丁寧な山の説明【24】、そして傍に建つ“日本観光地百選、鳳来寺山”石碑前で、居合わせた別のハイカ−ご夫婦と記念写真を相互に撮り合う【25】。いよいよ本堂まで1425段と云われる石段登りの始まり、始まり〜!【26】、周囲は鬱蒼と茂る杉の大木、、、補修工事中の橋【27】を渡ったら直ぐに“仁王門”が見えてきた【28】

↓階段途中にあった“芭蕉”の句【29】、“ハイク”は好きだが“俳句”は全く素養なし!(^_^) それでもこの句はこの辺りの険しい岩や杉林の雰囲気を良く表していると思うな〜! 10:10“仁王門”【30】に着く。なんでも徳川家光が建立したものとか! その門を潜って、、、階段がずっと上の方まで【31】、、、左手のこれまた特大の大杉は“傘すぎ”【32】とかで、説明文を読むと、この山でもっとも優れた杉で、上の方が傘の形をしてて全長60m、樹齢800年とか! 太い幹に抱きついてみるカミさん【33】。上部の写真【34】を撮ってたら首が痛くなっちゃった。、、、ここからまた先の階段途中、左手の石標【35】に彫られた文字はここが四丁目って事かな?

↓今日は幸いそれほど寒くはないが、それにしてもここまでの階段登りで既に汗ビッショリ! ウインドブレ−カ−を脱ぎ捨てて、誰も助けてくれない孤独な階段登りは続く【36、37】、、、間もなく右手に年代物の古門【38】“厄除不動明王・松高院”とか、麓に有った“若山牧水”の説明板【15】にあった社がここの事か? この辺りから階段の傾斜がきつくなる!(汗)、、、階段の途中から振り返り見た“松高院”【40】。ヒィ−ヒィ−ゼイゼイ、息を切らしながらの登りが続く【41】、、、他のハイカ−達も皆さん腰を曲げ、俯き加減で登っている【42】。ホントこの辺り急傾斜!

↓そして10:30頃、階段左手の“長順坊跡”石標【43】を通過、その後赤い社、多分“医王院”か?【44】まで登り着いて遂に座り込んだ! しかしまだまだ続く急階段【45】、、、途中いろんな石標【46】を見ながらも延々と続く階段にいささかウンザリ! ここを通過して【47】、、、その上の左手には“新四国四十八箇所”のお地蔵さん【48】、これを横目に登って行ったらこんな大案内板【49】、現在地をチェックしたらどうやら“鳳来寺本堂”は近いようだ。

↓他人事ではないが前を行くご夫婦【50】も苦しそう!(^_^)、、、幅が広く、両側に手摺の付いた階段を登って行ったら右手の木に“本堂”の標示【51】とその先に赤い屋根が見えてきた。そして10:45やっと登り着きました“鳳来寺本堂”【52】。本堂の中には“田楽”が奉納されていた【53】。お賽銭をあげて登山の無事を祈ってお参り、境内周囲はチョットした広場と休憩所【54】。そこから本来は楽しめる筈の景観もこの天気では?【55】、、、本堂に向かって左手には険しい絶壁が【56】

↓“鳳来寺本堂”で小休止の後、本堂左手に廻るとこの標識【57】、次は“東海自然歩道”から“奥の院”を目指して出発! 又もや階段登り【58】となって、その上には朽ちかけた社【59】と説明板【60】。 この古い社が本来の“鳳来寺”って事かな? お次は木の橋から鉄の梯子階段がずっと上まで続いている【61】、、、この鉄梯子が急傾斜で結構長い、、、どうやら先ほど“本堂”左手に見えた岩壁の上部に掛けられた鉄梯子の様だ! 途中ちょっと梯子は切れるが【62】、、、又もや続く【63】

↓かなり登ったと思われる頃【64】、ようやく鉄梯子階段は終わったが相変わらず急登坂は続く、、、途中左手の視界がチョットだけ開けるが曇天で遠くは見えず【65】、しかし岩場の上を歩いているのには間違いなさそう! 随所にある石碑【66】の脇を登って、、、ここで初めて“奥の院”の標識【67】、あと20分か! ここでしばらく平道【68】、、、その先の赤い社は?【69】、その傍の岩場のお地蔵さんと水場【70】

↓この社は“勝岳不動”だった【71】、このあと木の橋を渡って【72】、、、さらに前進【73】、、、11:20、“六本杉”の案内板【74】、これが説明にある仙人が切った巨大な杉の切株か?【75】、それにしてはチェ−ン・ソ−で切った様な綺麗な切り口だけど!(^_^)、、、その先、またもや鉄梯子【76】、急傾斜の鉄板の上に丸太を歩幅で置いてるので滑ることはないが歩き難いこと、、、そして最後?の一登り【77】

↓11:30“奥の院”に到着【78】、古ぼけた今にもブッ壊れそうな社とその説明板【79、80】。その上は“鳳来寺山”山頂と間違うような周囲の様子! 5、6人のハイカ−達も休憩中。岩の上で恐々ポ−ズをとってみた【81】、その後ろは断崖絶壁!(冷汗) 西方の視界が開けているがこの天候ではね!【82】、山々の谷間の街並みはスタ−トした“鳳来町”辺りかな? ご親切に方角を示す標識【83】も立っている。さぁ〜もう頂上も近いはず、と再出発! これより後は尾根歩き、、、壊れかけた休憩所のような小屋【84】の脇を通り抜けて、、、

↓山頂まであと300m【85】、、、この頃、天候は更に悪化した模様でミゾレ混じりの小雪と強い風が吹き、ちょっと不安になったが、、、岩の上まで複雑に根を伸ばしている木々【86】、、、また有った鉄梯子【87】、、、木の根っ子を踏みながら斜面を行く【88】、、、“東海自然歩道”はこんな山道【89】も有るかと思えば、他の山では場所によって舗装路も有ったな〜! ゴロゴロした岩と木の根っ子で歩き難いル−ト【90】を登って行ったら、、、どうやら頂上らしい!【91】

↓11:45“鳳来寺山”頂上684mに到着、バスを降りてスタ−トしてから約2時間かかった! 早速二人で三角点とケルンの前で記念写真一発!【92】。そして昼食。時折強い風が吹いて寒いが幸い雨や小雪は止んだようだ? 頂上は殆ど見通しは利かないが、解り易い案内板が並んでいる【93、94、95、96】

≪後半へ続く≫

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