[2007年11月3日(土)] 本宮山(ほんぐうざん)

≪前半≫

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コ−ス=≪前半≫08:03,(名鉄)新安城 発-08:42,豊川稲荷 着-08:45,(JR)豊川 発-
-09:00,長山 着-9:30,ウォ−キングセンタ−発-12:35,本宮山 頂上着-
≪後半≫-13:10,本宮山 発-15:05,ウォ−キングセンタ−着-(食事、温泉)-
-17:04,(JR)長山 発-17:10,豊川 着-17:13,(名鉄)豊川稲荷 発-18:04,新安城 着

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参考資料=コ−ス略図

≪前半概要≫
2月11日の香港最後の山登り以来、実に8ヶ月ぶりに山登りに出かけた。朝の気温はたしか18度ぐらいだったかな? 晴れ! 行き先は“本宮山”(ほんぐうさん)、別名、砥鹿(とが)山または本茂(もとしげ)山ともよばれているらしい。愛知県豊川市・岡崎市・新城市にまたがる山で標高789.2m。山頂近くには“砥鹿神社奥宮”があり、東三河の人々の信仰の対象として親しまれているとか。資料をチェックすると南側の山麓には“本宮山ウォーキングセンター”が整備されていて、ここから表参道を登るのが一般的なハイキングコースらしい。また山頂まで本宮山スカイラインが通じていて、マイカー族が訪れたりしている。休日ともなればハイカーで溢れる人気の山で、ウィークデーでも毎日登っている人が多いみたいだ。本宮山一帯は、県の自然公園(本宮山県立自然公園)に指定されていて、大きな杉を中心に他の樹木が生い茂っている。

自宅がある新安城から名鉄線で名古屋方面には何回も出かけたが、反対側の東三河や奥三河方面行きの電車に乗るのは今日が初めて! 豊川稲荷駅に着いたらそこで今度は隣のJR豊川駅から飯田線に乗り換えて二つ目、長山駅で下車。そこから直接歩き始めて麓の本宮山ウォーキングセンターまで25分、ここでパンフレットなどを貰って直ぐに登山口に向かう。最初は平道と階段の繰り返しだったが、徐々に階段の方が多くなり、途中何回も小休止! 8ヶ月間の運動不足がモロに足腰に響く。後から登って来ている老若男女のハイカ−に次々に追い越される!(汗) コ−スは鬱蒼たる樹木に覆われて、これなら真夏でも登れそうな感じ? だが、それにしても想像していたより遥かにハ−ドな、段差の高い階段や小岩の這い登りが続き、参ったッ、参ったッ!

やっと頂上近く、“砥鹿神社奥宮”手前の休憩所に登りついた時はへたり込んでしまった。カミさんの方がはるかに元気! この後ルンルン気分で境内傍の広場を抜けて、無線アンテナが林立する789.2m山頂に到着、麓から4.1qの距離を3時間もかかっていた。おにぎり弁当を食べながら、いざ景観を眺めましょう! と思ったが残念ながら見通しはあまり良くない。おまけに今日は“天気晴朗なれど遠景霞多し”、運が良ければ富士山も望める、と聞いてたのに? まぁ〜良いさッ、きつかったけどやっぱり来て良かった!

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↓JR飯田線、長山駅はちっぽけな無人駅【写真No.01】、さらに電車がここに着いた時、ドアがなかなか開かないな〜? とアホみたいに待ってたら何とッ、手動ドアだった! 駅から真っ直ぐ、、、直ぐに左折して線路を越えるともう一度左折【02】。ここからカ−ブの坂道【03】を過ぎると【04】今度はみかんの木の横、直線道路が続く【05】、、、良く手入れされた庭木の壁が延々と続く【06】、、、25分ほど歩いたら交差点に出た【07】。“本宮の湯”の看板、帰りに行って見よう! その先、向こうの山が本宮山らしい?

↓交差点を渡って左手が目指すウォーキングセンターだった【08、09、10】。ここでは無料でお茶を飲ませてくれる。上記の“【注】本宮山表登山ル−ト図”を貰ったり、トイレに行ったり、、、沢山の駐車車両、見ているとここまで車で来て登山する人が多いようだ。つまりここは本宮山登山のベースキャンプの役割をもつ総合インフォメーションセンターで、トイレ、更衣室、無料駐車場が完備。センターから300mほど前方に進むといよいよ登山口【12】、鳥居の傍にこの山の各種樹木の説明板も!【13】 ここは登山口でもあり、また“砥鹿神社”への入り口でもある大鳥居【14】

↓さぁ〜いよいよ登り出す【15】、丸太の土留め階段とゴツゴツ岩の荒れ道【16】、、、五合目でなく五町目?の標識【17】これが上まで続く、、、坂道や階段にはそれぞれ名前も付いている【18、19】、、、階段が平道に変わると森の中の歩きは快適そのもの【20】、この辺り香港のハイクコ−スと似ているな〜!、、、これは案内標識【21】、この点が香港の山とは異なる日本の山らしい親切さだッ!

↓十一町目【22】、どうやらこの標識は約70m毎に立ってるようだ? “鶯峠”【23】? そんな峠らしい場所でもないけどな〜?、、、登り階段と平道の繰り返しが続く、、、もう既に汗ビッショリ!、、、おッ、今まで森の中の歩きで景色も見えなかったが振り向くとあそこは何処【28】? 土地勘もないのでサッパリ? 多分、豊川辺りかな?

↓“野猿坂”【29】を過ぎると林道との交差点に出た、ここが二十一町目【30】、海抜300m。この辺りから急坂登り階段と奇岩の連続が続く、、、木の手摺りを伝って【33】、、、間もなく“馬背岩”【35】、何処が馬の背なんだろう? と思いながら、、、登りが続く。

↓大岩をよじ登り【36】、、、チョット顔を出した下界【37】。今度はロ−プ伝いの岩を登る【38】、なるほど“梯子岩”か【39】。次なる岩は“蛙岩”?【40】、どうも名前の由来がワカラン?、、、二十八町目を過ぎたら右手に展望台【41】、時刻は10:42、ここで大休止! 遠景は何処が何処やらサッパリ? 方角から見て豊川方面とは思うけど?【42】

↓遠景が霞んでなかったらさぞや綺麗なんだろうな〜!【43】、と思いながら大休止を終えて前進! 間もなく“日月岩”【44】。、、、さらに“猪駆坂”【45】、“山姥坂”【46】と登って行き三十二町目の岩道を過ぎると“風越峠”【48】、、、そして今度は石段を登って行くと前方に鳥居【49】。

↓ここからいよいよ“砥鹿神社”の本殿への入口らしい【50】。鳥居の傍、有り難い事に山水【52】が引いてあったので顔と頭の汗を拭く。さらに石段を登って“山姥の足跡”なる岩【54】を通り過ぎると間もなく四十町目、再び林道との交差点に出た【55】。右側は通行止め、目的の山頂“砥鹿神社”は左手なので問題なし!

↓林道のジャリ道を歩き出したら右手の崖に鎖場【58】、下山途中のハイカ−に聞いたら、以前はこの鎖場を登ったが今は落石が多くて登坂禁止だって! すぐにジャリ道も終わり、山頂が近づいたのか周辺案内板【59】、またもや右手の階段登り【60】、、、出発前にウォーキングセンターで聞いてたが、ここからが本当に苦しい階段が続くらしい? フッ〜(汗) 階段の途中にあった“お清水舎”【61、62】、ここに着いたのが11:30。本殿に至る前にここで心身を清めなければならないとか? 身体を清めるのは良いけど、こう階段が続きゃ−次々に汗が噴出して清まる間もない!【63】 汗臭い身体で神聖な神殿へと向かおう!

↓階段途中、四十五町目を過ぎた地点で海抜720m【64】、、、また鳥居を潜って丸太の土留め階段登りは続く!【66】、、、(猛汗)、、、四十八町目を過ぎ又もや鳥居【68】、『是より霊峰本宮山砥鹿神社第一神域』の立て札、いよいよ神の領域だ! “天の般座”の段差の高い階段をヒィ−ヒィ−ゼィゼィ、吐く息荒く、、、そして着いた所、息(気)ハァ(羽)ハァ(羽)荒く、だから“荒羽々気神社”【70】?(^_^)

↓傍の立て札【71】によると『正しい勇気と身体健全を守護し特に健脚の守護神である』とか? ならば俺のような貧脚者は守護しないのか?どうでも良いけど! ここを真っ直ぐ登ったら最後の五十町目“砥鹿神社奥宮”へ至るが、先ずは右手の階段を数段登って大きな社のような休憩所に12:15到着【72】。やっと頂上付近に到着だ〜ッ! 左手には“大福釜”【73、74】。休憩所の前の広場から右手に進む、、、左手の“岩戸神社”の小鳥居の前を素通りすると正面に今度は朱塗りの巨大鳥居【77】、ここも大きな広場になっていた。

↓広場を過ぎて左手【78】に進む、、、山頂一帯の説明や本宮山の四つのコ−ス【81】、自然紹介などの立て看板が並んでいる、、、ちょっと下って道が細くなってきた先、右手に赤い橋【83】が架けられていて、その下は本宮山スカイライン。橋を渡って今度こそ本当に最後の一登り【84】

↓そしてやっと着きました!“本宮山”789.2m頂上【85】、時刻は12:35。登り始めてから丁度3時間。山頂一帯には豊橋中継局の巨大アンテナ群でひしめき合っている。そう云えば香港の山もアンテナが多かったな〜! 二人で記念写真一発、その傍には国土地理院の一等三角点【87】、、、山頂の気温13度、昼ご飯のおにぎりを食べて周囲を散策するが、ここは見通しがあまり良くない。遥か彼方の海は“三河湾”らしい?が霞んでいる【88】。やっぱり富士山は無理だった!

≪後半へ続く≫

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