[2006年4月30日] 大[土敦]
(Tai Tun)

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コ−ス=MTR.鑽石山-(Bus.96R)-北潭涌-大[土敦]-無名ピ−ク-蛇頭-
-長山-大網仔路(烈士碑園)-(MIniBus)-西貢-(MiniBus)-MTR坑口

参考資料=「西貢及清水灣 郊區地図1998年第六版」
  「香港街道地方指南2001年版」

≪全般概要≫
今日はリクエストに応えて1年7ヶ月ぶりに“西貢西郊野公園”(Sai Kung West Country Park) の“大[土敦]”(Tai Tun) ([土敦]は土ヘンに敦) 317mへ行く。この山が香港で初めての山登りで奇しくも今日60回目の山登りとなった女性仲間や、久しぶりに香港を訪れた女性も加えて計12名が集合場所のMTR“鑽石山”(Diamond Hill)に集まった。天気はうす曇り、気温27度、湿度87%と今日も暑い日。“西貢”の街から海岸線を東に走る“大網仔路”(Tsi Mong Tsai Rd.) と云うバス道路の“黄KENG地”(Wong Keng Tei) の先に“北潭涌”(Pak Tam Chung) と云う大きなバス、タクシ−等のタ−ミナルで、且つBBQ(バ−ベキュ−) サイトがある。

そのバスタ−ミナルの一番左手奥にある駐車場の隅から“大[土敦]”への登山口があるが標識も何もない、木にぶら下がった誰かが付けてくれた布切れの目印だけ! いきなりヤブの中に突入するル−トから始まる。この山は比較的海岸から近く、地図上点線ル-トが頂上まで直線的に延びている。前回もそうだったがマイナ−な山であまり人が登る訳でもなく、ヤブ漕ぎの荒れたガレ道登りが続く。100m弱ヤブの急坂を登って一息! そこから先も潅木や草が生い茂っているがル−トはかなりハッキリしている。途中から山火事か? 今回は山の斜面一帯、草木が焼けた後の急斜面の直登坂が続く。途中、数回呼吸を整えてやっと317mの頂上に到達。海抜ゼロからの登りと暑さで結構きつかった。

頂上からの眺めは南側真下の“斬竹灣”(Tsam Chuk Wan)、後ろ北側には“西貢”内陸部の山並みが広がる素晴らしい眺め! 北側のMHT-3-ル−ト近く、以前登った“雷打石”(Lui Ta Shek) 379mも見える。下山コ−スは北側の“無名ピ-ク”304m まで尾根の草原を歩き“無名ピ-ク”の頂上から今度は一気に荒れた急坂を下り切って谷間まで。それからしばらく鬱蒼たる谷間の林道歩きが続き、地図上“蛇頭”(She Tau) と呼ばれる辺りからやがて尾根に続く登り坂。

尾根道の一番高い地点が“長山”(Cheung Shan) と云う165m の峠。そこから更に尾根伝いの道を行くと前方に“西貢”の海と島々を一望俯瞰できる絶好のポイントに到着。後は長い階段を下って出発点の“北潭涌”の手前、バス道路の“大網仔路”に降り立った。そこは“烈士碑園”(Monument) と呼ばれる第二次大戦時、香港の“抗日英雄記念碑”がある我々日本人にはイヤな場所の近く! 約6q弱の短距離ながら変化に飛んだ楽しいコ−ス。今日の打上げは最近良く利用する“西貢”の中華店だった!
(MHT-3-:Maclehose Trail (麥理浩徑) Stage-3-)

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↓“北潭涌”のバスタ−ミナル、公園入り口の案内板の前で出発前の記念写真【写真No.01】。公園の一番左端の最奥部、小さな駐車場の隅が出発点【02】、標識も何もないが藪の中に目印の布切れとル−トも見える。いきなりヤブ漕ぎ、この様な【03】荒れ道を登り出す! 直ぐに汗ダクになって一しきり登ったらやっと平地【04】。ここで一息ついて再度潅木と草に覆われた細道を登り出す、、、途中振り返ると西貢“斬竹灣”【06】。直ぐに前方の視界が開けたと思ったら何とッ! 周囲一面焼け野原【07】

↓山火事か?野焼きの跡か? 焼けた斜面を登って行く、、、お陰で見通しは良いが、あまりの暑さ、苦しさに堪らず途中一休み【09】、、、さらに登ると左上手に頂上が見えてきた【10】。焼け跡の低い潅木の間を縫って登る一行、、、下を見ると“北潭涌”辺りの民家と左手にMHTに通じる“西貢萬宜路”(Sai Kung Man Yee Rd.)も【12】、その右手は高度が増したのが解かる“斬竹灣”【13】。やっと肩付近まで登り着く【14】

↓そして“大[土敦]”頂上317mへ到着【15】。頂上からの“西貢”の海の俯瞰、海の向こうはゴルフ場の島、"Jockey Club Golf Couse"“KAU西洲”(Kau Sai Chau)【16】、南側真下の“斬竹灣”【17】、そして内陸東北部、遥か彼方には“シャ−プピ−ク”の三角峰も【18】。小休止と全員で三角点を囲んで記念写真一発! その後、北西方面に向かって快適な草原の尾根歩き【20】

↓間もなく正面左手に見えてきた“無名ピ−ク”の三角峰【22】。道は徐々に潅木の中を通りやがて大きく左にカ−ブ、、、三角峰が近づいて来た【26】、、、“無名ピ−ク”頂上手前から見た“KAU西洲”【28】

↓そして“無名ピ-ク”304m頂上! ここから見た“KAU西洲”の西側の海【29】。一方、北側内陸部の“雷打石”379m の尾根ル−ト【30】、西側彼方には雲に隠れた“馬鞍山”(Ma On Shan)702mも【31】。ここでも壊れた三角点を囲んで記念写真! 今度は北側に向かって下山開始、急勾配の荒れ道を恐る恐る下る一行【33、34】、新緑が映える山間部。

↓間もなく全員麓の標識点に降り立った。ここは左に進むと“斬竹灣”【37】、反対に右に行くと“北潭涌”【38】への三叉路。地図上実線表示の山間ル−トで、“北潭涌”から“大[土敦]”の北側を周って“大網仔”を経由し、バス道路の“大網仔路”まで至るハイキングコ−スの丁度中間点だ! ここから見上げた今下ってきた“無名ピ−ク”【39】。標識の“斬竹灣”方面へ向かって、、、途中の標識から右折【41】、、、階段下りが続いた後は、、、

↓谷間の鬱蒼たる森林道を下る、、、やがてまた“斬竹灣”標識【45】、そこを左折、、、所どころ昼なお暗き森の中の歩きはなかなか快適な森林浴、、、次の標識【48】からまた左へ、、、

↓間もなく森林道を抜けたら今度は徐々に登り坂に差し掛かる。やがて低い尾根まで登りつくと左手東側に見えた山並み【50】は、先ほどの“無名ピ−ク(左)と“大[土敦]”(右)、、、方や右手遠方は“西貢”の街並み【51】。更に登って行くと、この尾根道で一番高い“長山”165m の三角点【53】に着いて一休み、、、ここから見た左手“大[土敦]”とその右下の“大網仔路”バス道路【54】。右手の海を眺めながら尾根道歩きは続く【56】、、、

↓やがて右手と正面に“西貢”の海が広がってきた。尾根道の最後、こんな低い峠からの展望とは思えないほど雄大で絵になる光景が広がる。ここからの展望は実に素晴らしい“西貢”の海の一大パノラマ! ゴルフ場の島“KAU西洲”(Kau Sai Chau)【57】、遠くの茶色の土手【58、59】は“萬宜水庫”(High Island Reservoir)ダム堤防とその右手の“大蛇頂”(Tai She Teng) 278m。久しぶりに女性達と記念写真二発(^_^)! そして最後の下山【63】

↓海を正面に見下ろしながら下山、、、長い階段下りが続く、、、左下のバス道路脇に見える塔【66】は第二次大戦時、香港人の“抗日英雄記念碑”である“烈士碑園”、立ち寄りたくない所だッ! 間もなく“大網仔路”のバス道路が見えて来た【67】、、、最後の階段を下って【69】バス道路に降り立った。ここで居合わせたタクシ−とミニバスに分乗、一路“西貢”へ、、、いつもの中華店で今日最後の打ち上げ!【70】

↓先週よりも気温も湿度も低かったが、それでも暑い一日だった。短距離ながら変化に飛んだコ−スで満足の一日! “西貢”の街角で見つけた珍しい花二花!

“大[土敦]”と云う山の名前は参考資料の一つ、「香港街道地方指南2001年版」では“大王爺[土敦]”と何故か違う? 今日のコ−スは良いコ−スだが、登山口に標識が無いのが不親切、あんな入り口では誰も気が付かないだろう!

過去の関連レポ−ト。
[2004年9月29日] 大[土敦] (Tai Tun)

『ゆっくりのんびりマイペ−ス!各自自己責任で自由参加のハイキング!』
『“光頭老のハイキング”が好きな人はいつでも参加下さい!』
『ハイキング後の打上げ食事会に参加、不参加は自由です!』 
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